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番外編
教会の男の子
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只者じゃないあいつ
攻撃をしかけても
軽々と避ける。
あいつに木の実を
当てる事が目標になった。
ーーー
オレの家族は親父だけだった。
呑んだくれ親父。
いなくなってせいせいした。
近所のおばさんのススメで
教会の子になった。
まだ、働いて一人で暮らすのは
きついものがある。
孤児院になら清潔な寝床と、
まあまあな食事。
大人の庇護がある。
まあ、冒険者になるまで
ここにいてやるか。
チビでも
大人に負けない力を手に入れてやる。
チビどもを使って
女どもに文句は言わせない。
世話になってるからな。
ここはオレが守ってやる!
そんなオレの支配下にあった教会は、
あいつが来て、オレの存在を脅かしている。
女どもと料理をして
仕事をサクサク終わらせる。
シスターまで味方につけた。
あいつ、ここを支配するつもりか?
ーーー
怒られた。いつものことだ。
雨の日
暇な
チビどもの尊敬の眼差しはオレのものだったのに!
まあ、冒険譚は
すぐにお姫様の話になったから
出て行ったけど。
更に、あいつを試すことにした。
正体を現すかもしれない。
オレがここを守らなければ!
木の上からの強襲
落とし穴
オレの最高傑作を避けやがった!
その後、
首根っこを掴まれ、仕事をさせられた。
いつもはあいつらがやっといてくれるのに!
オレは警備で忙しいんだああ!
じろりと目線で言われた。
騒いでないで、やれ。と
ーーー
セリには子猿が縄張りに入ってきたよそ者に
威嚇攻撃している
というまあわかる行動だと思っていた。
やっかみ
なんて言葉に当てはまらない。
じゃれつき
程度だ。
落とし穴はやりすぎだと思った。
時間がかかるし、
他の子には深すぎて危ない。
これは、適度に構ってやった方が良いなと思った。
身体が鈍っているし、その相手にちょうど良いイキの良さだった。
ーーー
ぐずるチビをあやしている。
ほっときゃいいのに。
泣いてもどうにもならないんだから。
子守唄にしては
途切れ途切れの声は
優しかった。
あくる日から、
仕事の方法を教えられた。
オレが黙っていうこと聞くとでも?
いてて!わかったってやってやるよ。
手伝わされた。
・・これが冒険者の仕事に役立つ?
そんなわけないだろ
と思いつつも手を動かした。
途中、
話を聞きたいってか?
ようやくオレの偉大さがわかったか。
セリ。名前で呼んでやろう。
年上だろうと、オレの下な!
それから、セリは
小ウルサくなった。
無闇に敵をつつくな
素振りの型が崩れてる
クッソお~絶対、一回は打ち込んでやる!!
ーーー
シスターの手に余るやんちゃで
体力の有り余ってた男の子。
ちょっとした仕事に出たり、
孤児院の手伝いもしてくれるようになった。
面倒見の良さが、ちょっと横暴な態度より
よく出てきた。
セリが相手をしてくれたおかげで
手伝ってくれると嬉しい変化だった。
攻撃をしかけても
軽々と避ける。
あいつに木の実を
当てる事が目標になった。
ーーー
オレの家族は親父だけだった。
呑んだくれ親父。
いなくなってせいせいした。
近所のおばさんのススメで
教会の子になった。
まだ、働いて一人で暮らすのは
きついものがある。
孤児院になら清潔な寝床と、
まあまあな食事。
大人の庇護がある。
まあ、冒険者になるまで
ここにいてやるか。
チビでも
大人に負けない力を手に入れてやる。
チビどもを使って
女どもに文句は言わせない。
世話になってるからな。
ここはオレが守ってやる!
そんなオレの支配下にあった教会は、
あいつが来て、オレの存在を脅かしている。
女どもと料理をして
仕事をサクサク終わらせる。
シスターまで味方につけた。
あいつ、ここを支配するつもりか?
ーーー
怒られた。いつものことだ。
雨の日
暇な
チビどもの尊敬の眼差しはオレのものだったのに!
まあ、冒険譚は
すぐにお姫様の話になったから
出て行ったけど。
更に、あいつを試すことにした。
正体を現すかもしれない。
オレがここを守らなければ!
木の上からの強襲
落とし穴
オレの最高傑作を避けやがった!
その後、
首根っこを掴まれ、仕事をさせられた。
いつもはあいつらがやっといてくれるのに!
オレは警備で忙しいんだああ!
じろりと目線で言われた。
騒いでないで、やれ。と
ーーー
セリには子猿が縄張りに入ってきたよそ者に
威嚇攻撃している
というまあわかる行動だと思っていた。
やっかみ
なんて言葉に当てはまらない。
じゃれつき
程度だ。
落とし穴はやりすぎだと思った。
時間がかかるし、
他の子には深すぎて危ない。
これは、適度に構ってやった方が良いなと思った。
身体が鈍っているし、その相手にちょうど良いイキの良さだった。
ーーー
ぐずるチビをあやしている。
ほっときゃいいのに。
泣いてもどうにもならないんだから。
子守唄にしては
途切れ途切れの声は
優しかった。
あくる日から、
仕事の方法を教えられた。
オレが黙っていうこと聞くとでも?
いてて!わかったってやってやるよ。
手伝わされた。
・・これが冒険者の仕事に役立つ?
そんなわけないだろ
と思いつつも手を動かした。
途中、
話を聞きたいってか?
ようやくオレの偉大さがわかったか。
セリ。名前で呼んでやろう。
年上だろうと、オレの下な!
それから、セリは
小ウルサくなった。
無闇に敵をつつくな
素振りの型が崩れてる
クッソお~絶対、一回は打ち込んでやる!!
ーーー
シスターの手に余るやんちゃで
体力の有り余ってた男の子。
ちょっとした仕事に出たり、
孤児院の手伝いもしてくれるようになった。
面倒見の良さが、ちょっと横暴な態度より
よく出てきた。
セリが相手をしてくれたおかげで
手伝ってくれると嬉しい変化だった。
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