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ゲーム異世界
7-③
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いつもなら、そろそろ疲れてくる頃。でも元気なのは新しいものばかりで興奮しているためか?
後から疲労がきても覚悟しよう。
まず、立派な本屋さんに入った。扉を開ける守衛さん2人。スタンがすすめてくれた本、童話のようなお話集とドレス関連の本を選ぶ。
(扱いや丁寧さがとても貴族御用達っぽい。)
書籍って高価なんだっけ?財布を握っているスタンを見るけど。私が使えるお金ってどうなっているのかな?
ゲーム内のお金が使えるなら、私が払うのに。
そんな思考を放り出してカイナの気を引いたのは、道を通っていくオシャレさん。
来ている服のスカートは嵩張らず、スッキリしていて某有名探偵が出てくる時代っぽい。
私は、髭のある小太りな方を好んでよく観ていた。女性達の服装が凝っていて素敵なのだ。
滝に落ちる方は、意外とストーリーが暗めな終わりがあったから少し好みとズレる。茶目っ気あるミステリーが良いな。
(手袋、帽子、長いスカート。)
お店の売れ行きから、少々奇抜な格好も許容してくれそうだけど、ドレスコードはそんなところだと判断した。
お嬢さん方の服で流行のようなものはわかった。男性の方はかっちりで軍服っぽい感じ。
飾りや効率の重視なのかな。個性的な人は個性的。
その点スタンの格好は、没個性。量販店の服を体格の良さで素敵に着こなしている。
羨ましいプロポーションだ。コーディネートのテーマは『お忍びでのお出かけ風』。
普段の好みより、私の案内人としての格好を優先させたのかな。私の魔導師風ローブはすっぽり姿を隠せるけど、それほど目立つ容姿ではないのでコソコソしない方が見られないでしょ。
気になった帽子屋さんは、有名映画の主人公が働いている店のようだ。お婆さんになってしまう話のやつ。
彼女は帽子職人っぽかったけど、あの帽子はドレスアップしないと身につけられそうにないと思ったな。
宝石の店に通り過ぎると、入らないのか聞かれる。アクセサリーは買ってあげるコースを避けたいので、そろそろ疲れたと訴えた。
宿泊予定のホテルは豪華だ。案内された先は1人で使っても広い。
「夕食は食堂で一緒に食べよう。」
迎えに着てくれるそうでドレスを着ることになるけど、メイドさんに手伝ってもらえる。ヘアセットに慣れていないしドレスを着るのに、とても助かる。スタンは、さっき店でカッコいいと思って買ったスーツを着てくれるので楽しみだ。
迎えにきいてくれた姿は、満足感でいっぱいだ。
「似合うと思った」
私はとっても良い仕事をしたと自負した。
後から疲労がきても覚悟しよう。
まず、立派な本屋さんに入った。扉を開ける守衛さん2人。スタンがすすめてくれた本、童話のようなお話集とドレス関連の本を選ぶ。
(扱いや丁寧さがとても貴族御用達っぽい。)
書籍って高価なんだっけ?財布を握っているスタンを見るけど。私が使えるお金ってどうなっているのかな?
ゲーム内のお金が使えるなら、私が払うのに。
そんな思考を放り出してカイナの気を引いたのは、道を通っていくオシャレさん。
来ている服のスカートは嵩張らず、スッキリしていて某有名探偵が出てくる時代っぽい。
私は、髭のある小太りな方を好んでよく観ていた。女性達の服装が凝っていて素敵なのだ。
滝に落ちる方は、意外とストーリーが暗めな終わりがあったから少し好みとズレる。茶目っ気あるミステリーが良いな。
(手袋、帽子、長いスカート。)
お店の売れ行きから、少々奇抜な格好も許容してくれそうだけど、ドレスコードはそんなところだと判断した。
お嬢さん方の服で流行のようなものはわかった。男性の方はかっちりで軍服っぽい感じ。
飾りや効率の重視なのかな。個性的な人は個性的。
その点スタンの格好は、没個性。量販店の服を体格の良さで素敵に着こなしている。
羨ましいプロポーションだ。コーディネートのテーマは『お忍びでのお出かけ風』。
普段の好みより、私の案内人としての格好を優先させたのかな。私の魔導師風ローブはすっぽり姿を隠せるけど、それほど目立つ容姿ではないのでコソコソしない方が見られないでしょ。
気になった帽子屋さんは、有名映画の主人公が働いている店のようだ。お婆さんになってしまう話のやつ。
彼女は帽子職人っぽかったけど、あの帽子はドレスアップしないと身につけられそうにないと思ったな。
宝石の店に通り過ぎると、入らないのか聞かれる。アクセサリーは買ってあげるコースを避けたいので、そろそろ疲れたと訴えた。
宿泊予定のホテルは豪華だ。案内された先は1人で使っても広い。
「夕食は食堂で一緒に食べよう。」
迎えに着てくれるそうでドレスを着ることになるけど、メイドさんに手伝ってもらえる。ヘアセットに慣れていないしドレスを着るのに、とても助かる。スタンは、さっき店でカッコいいと思って買ったスーツを着てくれるので楽しみだ。
迎えにきいてくれた姿は、満足感でいっぱいだ。
「似合うと思った」
私はとっても良い仕事をしたと自負した。
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