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ゲーム異世界

7-②

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街行く人の服装を眺める。

「素敵」

オシャレ着なのだろう。案内してくれた店の人の制服、テラス席の良さを満期した。
車の通らない海外ののんびりした時間。異世界であることを忘れそうなほど、のんびりまったりした。
「至福だった」

濃厚なチョコレートを食べ終わり、紅茶が甘さの波を引いていく。

「良かった」にっこりとスタンの皿は既に、綺麗に食べ終わっている。

前も一緒に食べてくれた。甘い物も好きなのか?付き合ってくれるのか。
進み具合からいって嫌いではないだろうけど。自然にひと口が大きいね。


そろそろ、帰る時間までの予定を決める。

「時間制限は、今日と明日宿泊するホテルは、もうとってある。何か希望はある?」
「街を歩いて見たいな」

そんなぼんやりとした要求しかできない。資料を見たけど討伐中心の内容が詳しくて。
観光名所は神殿。さっきいたところ。朝には市場が立つ賑やかな街、フローレンがここ。

それに、実際に歩いてみたいのが本心だ。

ここの移動の基本は馬車で、辻馬車が走っている。馬か魔獣に乗るには許可が必要と、事前の情報を思い出す

ウインドウは開くことができるけど、Wi-Fiが繋がらないみたいに更新されるポイント地点が限られる。その分、オフラインでも使えるように資料が入っている。ダンジョンや狩場は開かないらしいが、そんなところに行く用事もない。

今のところの景色は緑があるし、イメージはやっぱヨーロッパの街。石畳みに2階か3階建ての木製の建物が立っている。

普通なら、何も知らないところに放り出されたら不安だろう。マップ機能で神殿の場所と緊急避難場所が分かるようになっている。

(よくラノベでは迷子になって途方に暮れるけど、私だったら立ち尽くしちゃう。)

今は、迷子になったらこの神殿へな状態だ。そこら辺の安全確保はできている。

ボディガード付きのお出掛け。アッシー、メッシーは失礼か。
足になって車を出してくれる人とご飯を奢ってくれる人って意味だっけ?


「疲れたならホテルの近くで考えるけど、何か買い物したいものはある?」
「あー、読み物とか軽食かな。」

旅行先での買い物、本を何冊かと小腹が減った用の食べ物くらいだな。物欲が足りてないなんて言われたなあ。
でも、お土産は帰りで良いし、なんなら宅配で送れば良いじゃない?

休み時に必要なものが欲しい。店を出て少し歩いて気になった店に入ることに決める。
何もかもが興味深い状態になる。予感に胸を躍らせ、スタンが見ているのには気づかなかった。
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