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泣き

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「もう、次々トラブルで…」


「それは、運のない。」

女性というより少女の話を聞きます。

これまでの苦難の数々。

確かに彼女が悪くない、とも言い切れるのか?

微妙なところがあるかも。
そもそも、女性の子供の?1人旅は危険です。


「でも、こんなんじゃ迷惑で」

ああ、追い出されてしまったのですね?

察しました。追い出した方を責めるのも酷かもしれません。


「だからっ巡礼で、お祓いを」

ああ。それで熱心なのか。

彼女を放っておけません。

祈りの姿に魅せられるくらいには、彼女に心を寄せているのでしょう。

「私も旅に同行させてください。
この教会ではお祓いなどはやっていませんが。王都には魔を払う術があるやも。」

「本当ですか!」

魔物を払う術かもしれませんが、ここより情報はあるでしょう。


彼女の才能が、彼女の負担になっているのは辛いものです。

「共に、頑張りましょう」

「はい!」

そして私は、苦難の道を共に旅するのです。

もちろん、トラブルの連続でしたが。
怪我を治すのはお任せください。


ものの損失は、一緒に謝りましょう。


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