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最期の舞台

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「では、婚約破棄なさると?」

「そうだ!父王にはお前の悪行に加担した証拠を見せた。言い逃れはできないっ」

「そうですか。私は王子に浮気現場の証拠、証言を提出しましたが、どうなったのかしら?」


「それは…」

ここで口籠もりますか。甘いですね。
事実無根だとも、捏造だとでも言ってもけば印象も良いでしょうに。


そう言った、発言の影響をわかってない。


「ま、待ってくださいっあたしと王子様はそんな関係ではありません!」

ここで、あなたが出てくるのもマイナス。
スッと合図で、騎士達が令嬢を取り押さえる。これ以上近づいてこられてはたまらない。

「勝手な発言が、どれだけ無礼か。学べなかったようね?」

ここで、彼女に話しかければ。


彼女はもう社交界で、針のむしろだ。

ちゃんと対応してくださいね?王子。
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