【長編・完結】私、12歳で死んだ。赤ちゃん還り?水魔法で救済じゃなくて、給水しますよー。

BBやっこ

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<エルフ達>

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「精霊石。それ以外、欲しいものはない。」

食事も森に行ってる師匠は、やはりなかなか会話が続かない。まあ知ってたけど。
仲良くなるには、森で過ごす方が良いか?いいや、以前も会話はほとんどない話しかけ続けるしかない。

回復薬を作るべく庭を回る。
水も撒いたし、簡易な道具を出して作業をする。

独りでキッチンが使えないと話したら、薬師用の簡易道具をアクレイオスが買ってくれた。
「アイツを連れて来てくれた礼だ」

師匠はバツが悪そうだけど、まあ良かったのだろう。情報交換もやり取りによる進展もあった様子。
遠慮なくもらった。

アクレイオスの仲介で、師匠との情報共有も速いと思うのだけど距離があるのは、私への信用度の問題か。
師匠は森に篭っている、いや過ごす方が慣れていて部屋にいる方が違和感があるのか。

各地の森で探し回り、精霊石を何故欲しがるのかは知らないけど。

“使命として、探している。”
ぼそりと告げた言葉に全てが集約されていた以前を知っているとはいえ。それを、手に入る日を知っているからと言って、説明しても無意味だな。

だって、師匠にとっては情報のひとつで、それ以外の入手もあるかもしれないなら探すでしょ。

『貴方は精霊石を手に入れて、あるべき人の手に渡せます』

そこまで話せれば良いのに。いや話してはいけない。
変わった事のあるなら、結末も変わるかもしれない。それが悪い方に行かないとは限らない。

今と記憶とは違う。

私は混合してしまっているけど、師匠に手に精霊石を渡るようにしたいのは確かだ。

弓矢の狩り、その成果も安定して来た。

小回りを重視した、連射可能の弓矢は懐かしささえ感じた。手に馴染んでくるまで矢を射る。
黙々と、自身まで見通すように全身を感じて、放つ。

「立派に狩人だな!」

「生き残るには、必要だね。」

貴族の子であるセリに必要か?今後の淑女教育に必要はないのではと疑問を持ちつつも沈黙した。
そして、今はいない師匠の事。バリスの探りも情報が少ない相手には大変だ。

「アクレイオスから聞くのが一番かな。」

助言めいたものをセリが言うも、理解が難しい行動基準を持っている師匠だ。

“精霊の導きのままに”森に生きる種族として、その根幹は森と精霊と共に。


「精霊?見えねえーし。」


一般の冒険者はこんなものだ。エルフでも視える、聴ける人がいるらしいと伝聞で、貴重な能力。


師匠は私の作った水の魔石に関心を示してくれた。以前はなかったか?
ちょっとあやふやな記憶に焦る。


浮き足立ったり、落ち着かない。冷静にならないと。怪我じゃ済まない場所なのだから。
それを咎めることはないが、森は自己責任は共通認識だ。
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