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<模索 編>
薬師
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セリが森に行く毎に、ガイサスへ成果も伝えられる。セリ自身ではなく、同道する<野生の料理人>のバリスからだ。
冒険者の経験も長く、貴族の子としてのセリではない面が見れる。屋敷の者はやはり赤ん坊の頃から知っているだけあって、甘い判断をしてしまうと思う。特に冒険者稼業は甘くない筈だ。
「セリは冒険者としてやっていけるか?」
「やっていけるでしょうね。魔法も判断力もあって、考え方も柔軟です。」
弓矢という遠距離の武器に、水魔法が使える事も利点だ。魔法使いはチームにいつかず他の職に勧誘されやすいと聞く。セリにも魔導具を扱う職など考えられるのではと思うのだが。その思考からバリスの声で戻された。
「けど女の子はトラブルを招きやすい。もし冒険者にするなら、評判の良いグループに入れてしまうのが良いと思います。セリの能力が年齢の割に目立つのも、ね。」
“やっかみを買う”という事だ。
貴族と関係していただけでそうだろう。
「調合とか採取も上手いですし、水魔法は薬師に欲しいスキルのひとつだと聞きます。」
「そうなんだが…」
妻もなく子供と接することがすくなかったが、そのツケなのだろうか?
おそらく普通の子供ではないセリに、してやれる事は少ない。
望む事は叶えてやりたいのだが、その力もなく分からない自身が不甲斐ない。
(親代わりを気取るのも難しい。)
「今回、きのこを大量に採れまして。提案なのですが…」
街へ行く許可を出した。
精霊の愛子と言っていたギルド長との交流が続いている。知識に貪欲なセリの役に立っているようだ。
禁止する気はないが、また違った理念を持つエルフの動向には注意をしたい。
友好関係を築いて近くで見張るか?
冒険者ギルドの出張所を受け入れるか、セリの構想通りに近づけばヴェーネン家が息を吹き返している。
それほどこの家を気にかけても、当主の座を望まないのだろうか?
喜んで渡すのにな。
しかし、あの男の残した仕事までは残しはしない。ガイサスは書類の山に手をつけた。
セリは、ギルド長の部屋へ招かれた。大量に採取したきのこを売買しにきたが、取引できない様子だ。
まあ順当な事を言われた。
「薬師ギルドに行ってみてはどうだ?」
「エルフの薬師がいる?」
「偏屈な魔女がいるが、こだわる理由は?」
「あそこの受付の男が苦手。」
子供は来るなと評判が悪く、悪質な事もする。今は知らないけど。ギルドから回してもらい手数料はその分差し引いてもら事にした。そして別件。
「ちょっとお願いがある。」
「弱い麻痺で命の別状がないけど水魔法が有効だとわかったと思う。水の魔石も作れるけど、冒険者へ手持ちに中程度の水の魔石を推奨をして欲しい。」
「魔石、飲み水にできるほどの品質ならこちらもありがたい。」
すんなり了承を得られた。購入を願うとやり過ぎだから、これくらいが良い。今後にまたひとつ、変えることはできた。
今後に上手く作用する事を祈る。
冒険者の経験も長く、貴族の子としてのセリではない面が見れる。屋敷の者はやはり赤ん坊の頃から知っているだけあって、甘い判断をしてしまうと思う。特に冒険者稼業は甘くない筈だ。
「セリは冒険者としてやっていけるか?」
「やっていけるでしょうね。魔法も判断力もあって、考え方も柔軟です。」
弓矢という遠距離の武器に、水魔法が使える事も利点だ。魔法使いはチームにいつかず他の職に勧誘されやすいと聞く。セリにも魔導具を扱う職など考えられるのではと思うのだが。その思考からバリスの声で戻された。
「けど女の子はトラブルを招きやすい。もし冒険者にするなら、評判の良いグループに入れてしまうのが良いと思います。セリの能力が年齢の割に目立つのも、ね。」
“やっかみを買う”という事だ。
貴族と関係していただけでそうだろう。
「調合とか採取も上手いですし、水魔法は薬師に欲しいスキルのひとつだと聞きます。」
「そうなんだが…」
妻もなく子供と接することがすくなかったが、そのツケなのだろうか?
おそらく普通の子供ではないセリに、してやれる事は少ない。
望む事は叶えてやりたいのだが、その力もなく分からない自身が不甲斐ない。
(親代わりを気取るのも難しい。)
「今回、きのこを大量に採れまして。提案なのですが…」
街へ行く許可を出した。
精霊の愛子と言っていたギルド長との交流が続いている。知識に貪欲なセリの役に立っているようだ。
禁止する気はないが、また違った理念を持つエルフの動向には注意をしたい。
友好関係を築いて近くで見張るか?
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それほどこの家を気にかけても、当主の座を望まないのだろうか?
喜んで渡すのにな。
しかし、あの男の残した仕事までは残しはしない。ガイサスは書類の山に手をつけた。
セリは、ギルド長の部屋へ招かれた。大量に採取したきのこを売買しにきたが、取引できない様子だ。
まあ順当な事を言われた。
「薬師ギルドに行ってみてはどうだ?」
「エルフの薬師がいる?」
「偏屈な魔女がいるが、こだわる理由は?」
「あそこの受付の男が苦手。」
子供は来るなと評判が悪く、悪質な事もする。今は知らないけど。ギルドから回してもらい手数料はその分差し引いてもら事にした。そして別件。
「ちょっとお願いがある。」
「弱い麻痺で命の別状がないけど水魔法が有効だとわかったと思う。水の魔石も作れるけど、冒険者へ手持ちに中程度の水の魔石を推奨をして欲しい。」
「魔石、飲み水にできるほどの品質ならこちらもありがたい。」
すんなり了承を得られた。購入を願うとやり過ぎだから、これくらいが良い。今後にまたひとつ、変えることはできた。
今後に上手く作用する事を祈る。
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