【長編・完結】私、12歳で死んだ。赤ちゃん還り?水魔法で救済じゃなくて、給水しますよー。

BBやっこ

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3歳

15

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その頃、素材の本を読んでいたセリは新たな願望が出てきていた。
「調合したい。」

煮るには火を使う。コックが難関だった。自身の城に他人を入れたがらない。その前に火を使わせないを徹底している。手伝いは邪魔だを地で行っている。他の見習いコックが入らない理由のひとつだと思う。

火魔法で勝手に、例えば庭でやればバレて怒られるのは確実だ。そもそもやる場所もない。
「火傷したら?」「水を出す。」

そう答えたが現コックから、良い答えはなかった。水をピュッと出してもダメだった。
(出せるのなら、冷えた水のが良いだろうか。)練習メニューに入れる事にして今は無理だと判断した。

せめて監視付きでも良いからとせがむが、私が火を使うのは難航している。

「子供が入る場所じゃない。」
無下にされ、乳母がわりのメイドのフォローも期待できない。
「もう少し大きくなってからで良いんじゃない?」

工程は子供でも簡単で、魔力を注ぎながら薬草を煮る。色で判断できる低級のポーションは、置き薬にしている。
傷にかけつ。まずいけど飲むこともできるちょっと苦いくらいの味。

魔力ポーションのがマッズい。今の味覚だと耐えられないかもしれない。苦いのホント嫌。

最近は、次期当主の教育に動き出している様子。
「勉強、やだ!」

執事2人から逃げてます。姿が見えたら避けている。もう少し追いかけっこで粘ろう。ヴェーネン家の興りの話も、礼儀作法もいらないよ。

こうしていれば、見放される事もあるだろうか?
そうなったらしょうがない。今のところ強要はされなかった。

魔導具に魔力を込めて、過ごしている。

「昼寝?」

“寝かしておけば安心”と思われていそうだ。暇だからいや。でもメイドの仕事も手伝いたくない。


「手伝いなさいよ」
「い、や。」

今は1人にしてくれる?

「イヤイヤ期かしらねえ。」
「そうだなあ。成長だなあ。」

「あんなワガママで、やっていけるの?」
「サボりメイドに言われてもな。」

メイドと庭師の師弟でお茶を飲んでいる4人。コックの賄いを間食に、のんびりしていた。
魔物の襲来がない時期は、商人がやってくることもある。

(何だったかな?)

何かあった記憶を探り出そうとして、捕まえられない。



そして、商人の訪れがあった。商人達が、領地での商売をする挨拶をしに商品を置いて行ったり、お金を包んで渡す。気持ちとしてもらっておくのが、礼儀らしい。

「あっ」

顔を見て、記憶が呼び起こされる。商人は食糧を売りに、ヴェーネン家に来た。
「酷いおじさんだ!」

商人が食糧を定期的に運んでくれる契約が成った時。

金額は勉強すると少し割引くそぶりがあった。最初は良かったけどその後は、管理が酷かった。食べる部分が減り、買い足す必要が出てきたが、文句を言おうにも運び手とは別で、商人は遠くへ消えてしまったらしい。

採算は合わない。
ちなみに、親類が紹介した商人だ。

無下にもできないと購入を決定し、段々と採算が取れなくなったが契約は続いた。

「どこからしゅーかくブツをもってくるの?」
「収穫量もばっちりで…」

「さむい時にでしょ?この辺が暑いとどう?」
「保存して置いたものですが、相応の量を配達させていただきます。」

子供にもしっかり答える商人

「それ、クサくならない?」

『熱に弱く、傷みやすい。』私の手にあった植物図鑑にもあった。

あの時、商人は見つからなかった。逃げ切ったのだ。負債、補填の金額は時期的に高騰して
とてもお金がかかって貧乏が加速しました。

金策大変だったんだよ?頭を悩ませ、本を売り魔導具も売って…水の魔力を補充して売った。

(魔導具のパーツとか、新しく出版された本が欲しかったのに!)

「この人から買うのは、イヤ!」

気持ちのままに叫んでしまった。
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