【長編・完結】私、12歳で死んだ。赤ちゃん還り?水魔法で救済じゃなくて、給水しますよー。

BBやっこ

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3歳

12

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「書庫の本を整理する!」
『危ないから駄目だ。』『子供に重い本は移動できない。』

「本を順番に並べれば便利!」
『なぜ、バラバラになっているのを知っているんだ?』

と返される事になる。突破口を考え中だ。
オジサマを説得が、正動だけど受け入れられない時の危険がある。

「どうしたんだ?」→気を引きたいだけと判断される
「おかしな事を言う子だ」→教会に預けられる

(気味が悪いと思われるかも。不安しかない。)

上手く喋れない時もあるし、3歳の子供ってどんなことを話すっけ?
私が接したことのある子供は孤児院にいた赤ん坊と10歳くらいの子達。参考になる子がいない。

記憶を頼りに、鍛えている水魔法は既に使っていて魔力量を増やしている。日課です。

「森には近づかんようにな。」
「わかったー!」
森には魔物がいるから身を守れないうちは入れないし、行動範囲は庭と屋敷の一部。姿を見かけないと心配させるので、ぐるぐる回っている。

理由はもうひとつ。屋敷の部屋にはいられない。うろうろと屋敷を見て回るも、「邪魔をしないでくださいよ!」

若いメイド、ステラに会うとそう言われる。屋敷で働くのは少人数で、住み込みだけど子供の相手は、仕事は増える。手伝わない子供は遊んでいて欲しいのだろう。邪険にされているのか、仕事中は危ないと考えるのかさりげなく部屋に帰される。

「おとなしくいてください。」

(いいや、サディスはあからさまかも。)

子供と接する機会がなかったんだろうな。

物の少ない部屋にいても手持ち無沙汰だし。森へ見回りするには、水魔法だけではなく武器も使えないと。
平原を抜けるのが先かな。街まで行って、装備を整えて弓矢の練習をする。

そのタイミングは、魔物の襲来の時期。
確かまだ戦えない子供なので、街まで避難して教会で数日過ごした。話にも聞いた覚えがある。
教会に行って、初めてじゃないって話からとその時初めて同じ年の子と交流したと記憶している。


その時を待っているけど、もう一つしておかなきゃいけないやりたい事がある。

“書庫での探し物”
魔導具、水魔法に有用性は家系的に水魔法との相性が良いらしい。

『水を巡らせ、植物を育てた。』
ヴェーネン家が貴族藉を貰ったご先祖様の話。
結構覚えているもにのだなあ。ちゃんと覚えようとしたんだ、私。

勉強すれば、役に立てる
手伝えば喜んでくれる

健気だねえ。本当にそうだったのだろうか?暗い気持ちになる。

それを振り切るように、部屋の前に来てみた。以前はというと9歳の頃、鍵がかかっている、魔導具で承認した人しか入れない仕様。もちろん私では通れない。
この鍵を前の、9歳の私はこじ開けた。地道に魔力と名前での認識を力技でこじ開けた。

登録された2人。当主と師匠執事グラウル。
私が入りたかった時には2人とも居なかった。執事は王都に居たもちろん当主は影も形もない。

姿絵が飾ってある部屋には入らないから。
紺色の髪が同じで、紫の瞳の私。全体的な雰囲気は似ていると言われ、得意な魔法は水。

(親子であると言われても、私に情はない。存在を知っている他人だ。)


鍵の魔導具だったが古くなっていたので、いじって侵入に成功した。1年近くかかったけど。

今なら、執事の許可で行けるかもしれない。管理をしていると思う。
3歳に本に興味を持ては難しい。

「何かございましたか?」

「入ったことない部屋」
「ええ。当主様が研究にお使いになっていた部屋で、書庫でもあります。」

「本いっぱい、見たい。」

「掃除しておりませんので、またの機会にお願いします。」

たぶん、掃除はされない。

書庫の中のアレだけでなく、魔物の襲来を察知できる魔導具もある。
その調整をして過ごした、9歳の日々を思い出すけど。

その前にぐっちゃぐちゃだった本を整理した時間も大変だったと眉間に力がこもる。

「ガイサス様に聞いてみましょうか。」

お、新しい展開。
けど書庫への出入りを子供に許可を出すかどうか?
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