【完結・全7話】「困った兄ね。」で済まない事態に陥ります。私は切っても良いと思うけど?

BBやっこ

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「どうしてくれようかしら?」

父の助言を聞きに実家の書斎でお茶をする。

「若い頃には色々あるさ」

「騙されていてもそう言えますか?」

どんどん、高位の貴族と仲良くなる例の令嬢。ダジャレじゃありませんの。

「その手腕を別の方向から生かせば良いのに。」

我が家を、貶める敵。それに気づかない次期当主。
「兄、廃摘?」

「んーそうなると、お前が継ぐ事になるな。」

「えー。性に合わないわ。」


婚約者が許しているから、廃摘にはならない。
感謝しなさいよ?まったく。

「若い頃に失敗があってもフォローしてくれる人がある」


「私?」


まあしょうがないのか。あの兄の妹ですから。
どう目を覚ましてもらうか。


「手加減はなし」

「ああ、存分にしなさい。」
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