[完結]私はネコです。貴女の従属獣(ペット)になりたい。

BBやっこ

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お怒りですか?

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「何を連れてきた?」お怒りの上司様は狼獣人ですね。
筋肉質で細身に見えますが、動きが強者のものです。
脳筋ではない予感!素晴らしい。

「文官。捕虜希望」
端的に答えてらっしゃいます。
貴女のペット志望というのは、まだ伏せた方が良いでしょうか。
お仕事中のようですし、手短かに説明されています。

この間にも私への威圧感は解かれていません。
ドッキドキですね。クセになる・・もうなってるカモ。


怪しすぎるのは自覚があります。ここは有能なところをお見せしなければ!

やれることはひとつ、ベラベラと喋りました。
機密から、数字、今後の予想まで。

質問には、しっかり答えます。
これが、私の今後を左右しますからね。

「お前、どうしたいんだ?」

最後とばかりに上司様が仰いました。
ここは渾身のアピールチャンスですね!

「ペットになりたいです!貴方の部下の方の!!」
食い気味に主張しました。

その後、お名前を呼ぶ栄誉を授かりまして、
クロ様の従属獣(ペット)になりたいと再度申し込みました。

この未来の可能性を消したくないのです。

私の調書も終わり、別の部隊が再び潜入するそうです。

ええ、ええ。そういう警戒心大事ですよね!
うちではないんですよー。
諜報活動、戦略戦、下調べ。

テキトー過ぎて比較になりません。

書類?管理してるものがありますよ~。
金庫の番号もつけときますね。結構頑丈なので力任せは骨が折れますよ。

ぶっ壊す奴が多くて、ね。

キビキビ決められ、統率のとれた行動。

クロ様はお若いながらも潜入も担当される有能な方のようで。

この上下関係、伝達のスムーズさに安心感を禁じえません。
できるならば、この職場に勤めたいです。

逆スパイという疑いもありますから、私は監視されて
クロ様の国へ送られます。
クロ様も一緒です!嬉しい。

貴女様に骨抜きな私(ペット)です。
クロ様にアピールしていきたいところですが、上司様の手前

まだまずいでしょうか。さり気なくしていきましょう!

上司様曰く、
『これでスパイの演技だったら自信をなくす。
ただ、コレが通常の状態と信じがたい』そうで。

魅了や状態異常では?と思われているのだとか。
私が、浮かれているのは確かです。

ですが、わたしは!
「クロ様の従属獣(ペット)になりたいです。」

と頬を赤く染め、照れながら言いました。


え、大の男が頬を染めて言うのは、気持ち悪いですか?
細くて整った顔立ち、女側か攻める方に需要のある顔なので
セーフにしてください。

皆様、引いてますね。
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