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拒否
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「失礼、レディ。」
「どなたかしら?」
「貴方に似合いのアクセサリーを選ぶ猶予を与えてくれませんか?」
それは店員の役目だ。店長は男を敵認定した。
「名乗りもしない知らない方?お店の方でもなさそうね。」
ちらりとここまで案内した店長を見ると、肯定に頷いた。
「お近づけになれれば」
適当にアクセサリーを褒め称え、お茶に誘うつもりだろう。
店長は、この男を摘み出す事にした。視線で警備に合図する。その間にも美辞麗句を並べていた。
「貴女のように美しい方に身につけられる宝石が羨ましい。私にもその輝きを讃える時間をいただけませんか?」
単に、女性と付き合いたい男だった。
店内でのナンパはお断り!店長の眼差しは届かず、鼻の下が伸びている男。
「夫のプレゼントを買いに来ているのです。なのに店の方でもない男が関わるのが良いとでも?」
「「結婚している?!」」
店内の数人が叫びました。
確かに指輪をされています。店員で気づいてなかったものは、クビにしましょうか?
お茶に誘ってお近づきなど、する訳がない。
ナンパ男が店を出されるまま。その凹み具合に警備に笑われるまま睨見返すことさえできなかった。
お若いマダムには、部屋で紅茶を出しゆっくり見てもらうことにする。
その後落ち着いて、気に入ったものをご購入いただけました。
「どなたかしら?」
「貴方に似合いのアクセサリーを選ぶ猶予を与えてくれませんか?」
それは店員の役目だ。店長は男を敵認定した。
「名乗りもしない知らない方?お店の方でもなさそうね。」
ちらりとここまで案内した店長を見ると、肯定に頷いた。
「お近づけになれれば」
適当にアクセサリーを褒め称え、お茶に誘うつもりだろう。
店長は、この男を摘み出す事にした。視線で警備に合図する。その間にも美辞麗句を並べていた。
「貴女のように美しい方に身につけられる宝石が羨ましい。私にもその輝きを讃える時間をいただけませんか?」
単に、女性と付き合いたい男だった。
店内でのナンパはお断り!店長の眼差しは届かず、鼻の下が伸びている男。
「夫のプレゼントを買いに来ているのです。なのに店の方でもない男が関わるのが良いとでも?」
「「結婚している?!」」
店内の数人が叫びました。
確かに指輪をされています。店員で気づいてなかったものは、クビにしましょうか?
お茶に誘ってお近づきなど、する訳がない。
ナンパ男が店を出されるまま。その凹み具合に警備に笑われるまま睨見返すことさえできなかった。
お若いマダムには、部屋で紅茶を出しゆっくり見てもらうことにする。
その後落ち着いて、気に入ったものをご購入いただけました。
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