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おこり

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麗しい少女のような令嬢が入店された。

「いらっしゃいませ、こちらにどうぞ」

高価な宝石が並んでいる。一見の来店客にすすめるには高級品ばかりだが
この方なら大丈夫だろう。

「良い品ね。」
「ありがとう存じます。」

怯むことなく、どれにしようか食い入る様にみていらっしゃる。
ここであっている様だ。


若くて美人。指輪にペンダントは品が良い。

この店よりおとなしいデザインだが、気に入っていただけるものがあるだろうか?
見ているのは男性向けのものだ。贈り物だと思われるが
御自身の物も購入するかもしれない


ひと通り見ていただいてから、オススメをご紹介しよう。

店にいた人々が注目しても、普段なのだろう
気にも止めていない。お客様を凝視しているあの店員は後で指導だ。

こちらに男性客が近づいてきた。
知り合いではない様子だ。お困りのようなら、介入しようと思う。
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