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仲良く
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「こんにちは」
眠そうな眼の子に挨拶から声をかけてみる。
町に来たことのないと思う。
ぽやっとした雰囲気は、全然危機管理とかできなそう。
なんなら、迷子かと思ったけどとてものんびりや。
流石にもう一回寝ようとはしていないけど、声をかけられなければしたかもしれない。
「どこの子?」
商人の子には見えない、ハキハキとした子が多い印象だし挨拶を返されず
ぼーっとしているのは、人に慣れていないのかな?
「ん。」
指差したのは、新しく引っ越して来た夫婦の方。
「キース!どこだい?」
しかも、男の人の声で呼ばれたている。
「こっち」
潜りやすい茂みに案内して、さっきの場所まで戻った。
町長との挨拶も終わったらしい、私の流れで挨拶して
「遊んでおいで」
お母さんの言葉と共に送り出される。
特に、何かしようと思わない間があったけど。
「私、ミレーネ。よろしく」
一応、手を握って挨拶した。
「キース」
「うん。」
名前は知っている。独特の間が空いたけど私から提案してみた。
「町を案内しようか?」
頷いたので、一緒にのんびり歩くことにした。
「町の名前は、ナナス。特産は、酸っぱく赤いナナスの実。
子供たちは、教会で勉強をして年頃になれば学園に行って…」
市場の売り物にある赤い実、よく集まる教会でひと休み。
みんなが育てた花が咲いているのを見る。
花が好きかなっておもったから、ここも紹介してみた。
のんびりできて、静かに過ごせる場所だから。
それまでは狭い町での生活だ。外には、魔物が居て危険だから。
それも、狩人達が守りを強化してくれてるおかげで暮らしていける。
「狩人達のおかげで、食卓に美味しいお肉が食べられるんですよって」
そう親達は教えている。深い森には入らず、町の防衛を築いていて
魔法で結界を貼り、農業に魔法が使われる。
喋らないけど、話は聞いていたらしくって頷く。
そんな魔獣の脅威からは隔絶された幼年期。
“他所の人”と言っては、歓迎していないように聞こえるけど
不思議な感じの男の子が、町に新しくやってきた。
その子のお父さん、お母さんは商売をして暮らすようで
変わった小物を売っているらしい。
お母さんのナーナさんは、香辛料を使った異国の料理が得意。
お父さんは行商であまり帰ってこない。
彼は、おとなしい子だった。
私は、彼に町を案内した。それが始まりだったけど
そこには、ただのご近所さんへの世話焼きくらいの好意があっただけだった。
眠そうな眼の子に挨拶から声をかけてみる。
町に来たことのないと思う。
ぽやっとした雰囲気は、全然危機管理とかできなそう。
なんなら、迷子かと思ったけどとてものんびりや。
流石にもう一回寝ようとはしていないけど、声をかけられなければしたかもしれない。
「どこの子?」
商人の子には見えない、ハキハキとした子が多い印象だし挨拶を返されず
ぼーっとしているのは、人に慣れていないのかな?
「ん。」
指差したのは、新しく引っ越して来た夫婦の方。
「キース!どこだい?」
しかも、男の人の声で呼ばれたている。
「こっち」
潜りやすい茂みに案内して、さっきの場所まで戻った。
町長との挨拶も終わったらしい、私の流れで挨拶して
「遊んでおいで」
お母さんの言葉と共に送り出される。
特に、何かしようと思わない間があったけど。
「私、ミレーネ。よろしく」
一応、手を握って挨拶した。
「キース」
「うん。」
名前は知っている。独特の間が空いたけど私から提案してみた。
「町を案内しようか?」
頷いたので、一緒にのんびり歩くことにした。
「町の名前は、ナナス。特産は、酸っぱく赤いナナスの実。
子供たちは、教会で勉強をして年頃になれば学園に行って…」
市場の売り物にある赤い実、よく集まる教会でひと休み。
みんなが育てた花が咲いているのを見る。
花が好きかなっておもったから、ここも紹介してみた。
のんびりできて、静かに過ごせる場所だから。
それまでは狭い町での生活だ。外には、魔物が居て危険だから。
それも、狩人達が守りを強化してくれてるおかげで暮らしていける。
「狩人達のおかげで、食卓に美味しいお肉が食べられるんですよって」
そう親達は教えている。深い森には入らず、町の防衛を築いていて
魔法で結界を貼り、農業に魔法が使われる。
喋らないけど、話は聞いていたらしくって頷く。
そんな魔獣の脅威からは隔絶された幼年期。
“他所の人”と言っては、歓迎していないように聞こえるけど
不思議な感じの男の子が、町に新しくやってきた。
その子のお父さん、お母さんは商売をして暮らすようで
変わった小物を売っているらしい。
お母さんのナーナさんは、香辛料を使った異国の料理が得意。
お父さんは行商であまり帰ってこない。
彼は、おとなしい子だった。
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そこには、ただのご近所さんへの世話焼きくらいの好意があっただけだった。
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