【完結】神託ですので結婚しなさい。ハ？許すと思ってんのか。アンタを家族に迎えません。

聖女様が御乱心

「私は、あなたと結婚する運命です」

「はあ、」


他になんて答えは良いのか、誰か教えてくれ。
とりあえず、言質は取れれていませんと合流した1番目の妻に視線で答えた。


しっかり教育されている。一家の長となったからには
妻を守るため、自身の財を守るためにと教えを守っている。


そして、今。

有名な聖女様から、説き伏せられている。

「彼は私と結婚するべきです！これは神託っ運命です。」

妻の前で、堂々と夫を口説いている。冷めた目で見られているのに気がつかないようだ。
「僕はすでに妻を迎えています。貴女との結婚はかんがえられません。」


キッパリ、他の教会関係者の前で断りました。これが最上の返答でしょう。
教会の方も慌てていたのがおさまったので、聖女様の独断のようですね？当本人は…

「なんとゆう事でしょう？これは神託なのです！私と結婚をっ」

手を握るところで、妻が間に入ります。


「おかえりを。」


教会関係者が、聖女様を捕獲して部屋を出て行きました。

お怒りの妻を思い切って見る。

「ふざけやがって…許すと思ってんのか？」

こっわ。

妻達は、彼女を認めません。僕も受け入れる気はないのですが。

うまく断れますかね。
教会が面倒ですが、彼女を妻と認める事はないでしょう。

妻たちを無視するような女性と一緒に過ぎせませんから。


少々面倒ごとがあったものの、今日も我が家の晩餐は和やかにすみました。

聖女は接触禁止命令です。妻たちがガードしてくれるので助かっています。

<終わり>