2 / 2
エスコート
しおりを挟む
「何の騒ぎだい?」
王子様の登場に頭をさげる。男達はしどろもどろに訴えるが
男3人と令嬢1人に、何がどうあっても印象は悪い。しかし
「女性はお淑やかが、美しいと思うけど」
「あら。黙って侮辱を耐えるのは、美徳でしたか?」
子豚令嬢なんて面を向かって言う方達に。
「私の容姿と、子爵家から侯爵家となりました。いい加減、そのネタでは使いまわしですわね。」
古臭いと言う意味が、王子様にもかぶってしまったが。
お目溢ししてもらえるかしら?
「婚約者として、淑やかになってくれないかい?」
私とはほとんど交流はないけど、隣国とのパイプを欲している。
その豪勢な服しか興味は湧きません。
薄っぺらな王子様。
「婚約の話は、いくつかいただいておりますが。貴方様とのものは聞き覚えがありません。」
ざわっと周りが騒ぐ。
こんなところで婚約者宣言する王子のが性格悪いのに。言質取ろうとするのよ?
『タチ悪い』
耳に馴染んだ、声は
「皇子様?」
隣国の9番目の皇子は、街にも自由に降り立つ方だけど、ここは自国じゃありませんのよ?
私の心配をよそに、前に立って
「食べちゃいたいくらい可愛い。」
笑顔。華麗なエスコートで連れ出された。
「あの、意味はお教えしましたよね?」
この国では、少々性的な意味が強いので避けてくださいと。
結局、退いてくださいとは言えませんでした。
王子様の登場に頭をさげる。男達はしどろもどろに訴えるが
男3人と令嬢1人に、何がどうあっても印象は悪い。しかし
「女性はお淑やかが、美しいと思うけど」
「あら。黙って侮辱を耐えるのは、美徳でしたか?」
子豚令嬢なんて面を向かって言う方達に。
「私の容姿と、子爵家から侯爵家となりました。いい加減、そのネタでは使いまわしですわね。」
古臭いと言う意味が、王子様にもかぶってしまったが。
お目溢ししてもらえるかしら?
「婚約者として、淑やかになってくれないかい?」
私とはほとんど交流はないけど、隣国とのパイプを欲している。
その豪勢な服しか興味は湧きません。
薄っぺらな王子様。
「婚約の話は、いくつかいただいておりますが。貴方様とのものは聞き覚えがありません。」
ざわっと周りが騒ぐ。
こんなところで婚約者宣言する王子のが性格悪いのに。言質取ろうとするのよ?
『タチ悪い』
耳に馴染んだ、声は
「皇子様?」
隣国の9番目の皇子は、街にも自由に降り立つ方だけど、ここは自国じゃありませんのよ?
私の心配をよそに、前に立って
「食べちゃいたいくらい可愛い。」
笑顔。華麗なエスコートで連れ出された。
「あの、意味はお教えしましたよね?」
この国では、少々性的な意味が強いので避けてくださいと。
結局、退いてくださいとは言えませんでした。
0
お気に入りに追加
15
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
やって良かったの声「婚約破棄してきた王太子殿下にざまぁしてやりましたわ!」
家紋武範
恋愛
ポチャ娘のミゼット公爵令嬢は突然、王太子殿下より婚約破棄を受けてしまう。殿下の後ろにはピンクブロンドの男爵令嬢。
ミゼットは余りのショックで寝込んでしまうのだった。
お兄様の指輪が壊れたら、溺愛が始まりまして
みこと。
恋愛
お兄様は女王陛下からいただいた指輪を、ずっと大切にしている。
きっと苦しい片恋をなさっているお兄様。
私はただ、お兄様の家に引き取られただけの存在。血の繋がってない妹。
だから、早々に屋敷を出なくては。私がお兄様の恋路を邪魔するわけにはいかないの。私の想いは、ずっと秘めて生きていく──。
なのに、ある日、お兄様の指輪が壊れて?
全7話、ご都合主義のハピエンです! 楽しんでいただけると嬉しいです!
※「小説家になろう」様にも掲載しています。
王女殿下の秘密の恋人である騎士と結婚することになりました
鳴哉
恋愛
王女殿下の侍女と
王女殿下の騎士 の話
短いので、サクッと読んでもらえると思います。
読みやすいように、3話に分けました。
毎日1回、予約投稿します。
婚約破棄されたおっとり令嬢は「実験成功」とほくそ笑む
柴野
恋愛
おっとりしている――つまり気の利かない頭の鈍い奴と有名な令嬢イダイア。
周囲からどれだけ罵られようとも笑顔でいる様を皆が怖がり、誰も寄り付かなくなっていたところ、彼女は婚約者であった王太子に「真実の愛を見つけたから気味の悪いお前のような女はもういらん!」と言われて婚約破棄されてしまう。
しかしそれを受けた彼女は悲しむでも困惑するでもなく、一人ほくそ笑んだ。
「実験成功、ですわねぇ」
イダイアは静かに呟き、そして哀れなる王太子に真実を教え始めるのだった。
※こちらの作品は小説家になろうにも重複投稿しています。
【完結】新皇帝の後宮に献上された姫は、皇帝の寵愛を望まない
ユユ
恋愛
周辺諸国19国を統べるエテルネル帝国の皇帝が崩御し、若い皇子が即位した2年前から従属国が次々と姫や公女、もしくは美女を献上している。
既に帝国の令嬢数人と従属国から18人が後宮で住んでいる。
未だ献上していなかったプロプル王国では、王女である私が仕方なく献上されることになった。
後宮の余った人気のない部屋に押し込まれ、選択を迫られた。
欲の無い王女と、女達の醜い争いに辟易した新皇帝の噛み合わない新生活が始まった。
* 作り話です
* そんなに長くしない予定です
王女ですが、冤罪で婚約破棄を迫られています
杉本凪咲
恋愛
婚約破棄させてもらう。
パーティー会場でそう告げたのは、私の愛する彼。
どうやら、私が彼の浮気相手をいじめていたらしい。
しかし、本当にそんなことを言っていいのかしら。
私はこの国の王女だというのに……。
体裁のために冤罪を着せられ婚約破棄されたので復讐した結果、泣いて「許してくれ!」と懇願されていますが、許すわけないでしょう?
水垣するめ
恋愛
パーティ会場、観衆が見守る中、婚約者のクリス・メリーズ第一王子はいきなり婚約破棄を宣言した。
「アリア・バートン! お前はニア・フリートを理由もなく平民だからと虐め、あまつさえこのように傷を負わせた! そんな女は俺の婚約者に相応しくない!」
クリスの隣に立つニアという名の少女はクリスにしがみついていた。
彼女の頬には誰かに叩かれたように赤く腫れており、ついさっき誰かに叩かれたように見えた。
もちろんアリアはやっていない。
馬車で着いてからすぐに会場に入り、それからずっとこの会場にいたのでそんなことを出来るわけが無いのだ。
「待って下さい! 私はそんなことをしていません! それに私はずっとこの会場にいて──」
「黙れ! お前の話は信用しない!」
「そんな無茶苦茶な……!」
アリアの言葉はクリスに全て遮られ、釈明をすることも出来ない。
「俺はこいつを犯罪者として学園から追放する! そして新しくこのニアと婚約することにした!」
アリアは全てを悟った。
クリスは体裁のためにアリアに冤罪を被せ、合法的に婚約を破棄しようとしているのだ。
「卑怯な……!」
アリアは悔しさに唇を噛み締める。
それを見てクリスの傍らに立つニアと呼ばれた少女がニヤリと笑った。
(あなたが入れ知恵をしたのね!)
アリアは全てニアの計画通りだったことを悟る。
「この犯罪者を会場から摘み出せ!」
王子の取り巻きがアリアを力づくで会場から追い出す。
この時、アリアは誓った。
クリスとニアに絶対に復讐をすると。
そしてアリアは公爵家としての力を使い、クリスとニアへ復讐を果たす。
二人が「許してくれ!」と泣いて懇願するが、もう遅い。
「仕掛けてきたのはあなた達でしょう?」
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる