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最後のそして始まりの……

6. なんだよ、その格好……

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久しぶりのシャワ浣も済ませ、湯船にお湯をはりながら頭から熱めのシャワーを浴びる。
ここで初めてケツを弄られた時の事を思い返していた。

それまではセックスは女の子とするものだという先入観があった。
オレがリードしないととか、気持ちよくしてやらないと、なんて頭で考えて……。
でもあの時強引に与えられたハヤの刺激にそれまでになく身体が反応した。

身体と心は表裏一体。
その時点で、もうオレの心は決まっていたのかもしれないな……。


前の壁の鏡の曇りを手で拭うと、そこにはまだネクタイ姿のハヤが写っていた。

「なんだよ、その格好……」

振り向きながら声をかけると、濡れるのもお構いナシとばかりにオレに近づいてきた。

シャワーのお湯がハヤにもかかり、着ていたワイシャツが濡れて肌に張り付き、身体の輪郭を浮かび上がらせる。
筋肉質な身体に、逞しい腕、そして少し立った乳首が透けて見え、オレをぞくっとさせた。

濡れた髪を軽くかきあげ、潤んだ瞳でオレを眺め、壁際まで追い詰められて激しくキスをする。

「んん……ふぅん……うんっ……んんっ……」

オレも背伸びをし、ハヤの逞しい腕を掴むとハヤの唇を味わうように嘗め回した。
丸見えのオレのちんこはその刺激でぴくんぴくんと身体の振るえとともに反応する。
名残惜しく舌を突き出しながら唇が離れ、そのままハヤはオレの耳元で呟く。

「今度はナツが俺のシャツを脱がせて……」

「んっ!……うん……」

その低い声が浴室に反響してオレの鼓膜に届くと、ぶるっ震え思わず声を漏らした。

オレの目の前にある濡れたハヤの身体に視線を落とし、するっとネクタイを解くと、上から順にボタンを外していく。
3つ目のボタンを外した頃、鍛えた胸板が見えた。
そこに手を滑らせて肌の温もりを感じると、そのまま肩から腕のところまでシャツを下ろした。

じわじわと止めどない興奮が沸いてきて、息荒くハヤを見上げ、首筋に唇を這わす。

ビクンッビクンッ!!

「ナ……ナツ……。あっ……」

オレは舌でハヤを味わいながら、胸の突起に到達しそこにかぶりついた。

「あぁ、ナツ……。だめだよ…まだ身体洗ってないから……」
ばか……それがいいんじゃんか。

乳首を嘗め回し、ハヤの男の匂いを嗅ぐとオレの脳が痺れたようになって興奮が全身に広がる。
もう片方の乳首もシャツの上から指で弾き、その度にハヤはびくびくと身体を震わせた。
そうしながらオレはハヤの顔を再び見上げる。

興奮しトロトロになったハヤの顔。
まだ脱がしきれていないワイシャツに動きを拘束されながらも、手はオレの頭をなでる。
ズボンのベルトを外し、足元に下ろしながら、ぷくっと膨らんだ乳首をさらに激しく舌先で弾じいた。

ハヤはその刺激が股間に直接来たのか、「うっ」といいながら腰を引く。
そしてじれったいとばかりにまだ留まっているワイシャツのボタンを自分で外し、ばさっと勢いよく脱いだ。


ドキッ!!!!


その姿にオレの心臓は跳ねた。


その男らしい仕草に、腹筋が割れた身体は雫に濡れ、再びかきあげた髪から長い睫毛の切れ長の目が見えて、大人の色気を醸し出していた。

はぁ、はぁと肩で息をしながら、いきり立ちぴちっと張り詰めたボクサーパンツを勢いよく脱ぎ捨てる。

ぶるんっとカリの部分が光る大きなちんこが現れ、男らしさをより強調していた。


そんなハヤがゆっくりとオレに視線を移し、舐めるようにオレの身体を眺める。


ぞくぞくぞく……


その視線だけで犯された気分になる。

もともと白い肌。
体系も結局あまり変わらなかった。
そんな自分の身体が恥ずかしくてちょっと腰をくねらせた。

すっと伸びた大きなハヤの手がオレの胸元にゆっくり触れる。
それだけで身体がビクッ!と震えた。

その反応に、ぐいっとオレの身体を引き寄せ、今度はハヤがオレの乳首に吸い付いた。

ぴちゃっ、ちゅぷっ、ちゅる、れろれろれろ……。
吸い上げ、膨らんだ先を舌でつつく。
温かく激しいその刺激に身をよじっていると、もう片方の乳首は痛いくらいに指で摘まれ爪で芯のこりこりした部分をこねくり回される。

「ハヤ……ハヤ……あっ!やんっ!は…げしぃ!」

半ば身体が反り繰り返り、爪先立ちになり、湿った身体に擦られながら、むさぼる様に舐め回される。

ちゅぱっ、れろっ、ちゅるっ、ちゅう・・・。
ぎゅうっ!ぐりぐりぐりっ!!

「あっ!あぁっ!ぁんっ!んんっっーーー!!」

びくんっ!びくんっ!びくびくびく!!

なんと、オレは乳首だけでイッてしまった。


「ふっ、相変わらず敏感だなぁ」

「なっ!お…お前がむちゃくちゃするからだろ!」

オレは恥ずかしくてそう言い捨てると、ざばーん!!と満タンにはった湯船の中に身体を沈めた。


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