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2日目2

6. 男に二言はねぇーんだよ

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あの後、シャワーを浴び、服を着せられた。
オレのじゃないけど、ハヤのTシャツと短ぱん。

ダボダボだ。 改めて体格差を実感する。

そしてダイニングテーブルで二人向かい合い、グラタンを温めなおして食べた。


鎖は、解かれた。

「うそでもいいよ。
逃げても………いい」

ハヤはオレを信じられなかったようだ。
鎖を解かせて逃げるための、嘘かもしれないと……。

オレは拳をあいつの肩にゆっくりあてがう。

「男に二言はねぇーんだよ」

首輪はそのままにした。
オレがそう望んだ。

オレは身体だけじゃない、心もあげるんだと意思表示をしたかった。


二人はハヤの部屋のベッドで抱き合って眠った。


不思議なものだ。

この部屋には数え切れないくらい泊まった。一緒にこのベッドで寝たことも、何度もある。
でも、こんな幸せな気持ちは初めてだ。

それまで当たり前だと思っていた存在なのに、昨日突然ハヤは親友じゃなくなった。
激しく想いをぶつけられ、快楽で支配された。

それでもオレは、

ハヤを失いたくない一心だった。


今、オレの中にはハヤが側に居る安らぎで満ちていた。
親友ではないにしろ、これからもオレの側にいる。

そのためなら、なんだってあげる。


この感情が「好き」なんだな。



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