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2日目2

1. オレばっかりこんな……こんな……。

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オレはゆっくり目を開けた。

そこはハヤの部屋の天井。

両手を上げる。
縛られていた紐は解かれいた。

昨日のように肘から手首まで全体を縛っていなかったためか、手首には擦れた傷が付き赤くミミズ腫れになっている。
身体を起こそうと横向きになった時、尻になにか違和感を憶えた。
腰にも何かが巻き付いていて、中には異物感。
さっきの玉では無いようだが、アナルの襞が伸びきっているのがわかった。

オレは思わずかけられている布団をめくる。

「あ……あぁ……」

オレの尻穴には見るからにバイブのようなものが刺さっていて、それを腰に巻いた革のベルトで抜けないように固定されている。そのベルトのバックル部分にもカギがつけられていた。
スイッチは入ってないものの、モーターの部分があからさまに尻からはみ出していて、座ることも出来ない。

あいつは本気でオレを飼い殺しにするつもりなのか?!

オレばっかりこんな……こんな……。


一人部屋でこんな醜態でいる自分がとても惨めで寂しい気持ちになった。


部屋中を見渡して、ハヤの姿を探す。

「ハヤ……、ハヤ……。…ハ……」

泣けてきた。

これからオレはハヤに一人無理やり快感を押し付けられ、こんな寂しい思いをさせられて、親友としてのあいつを失ったまま飼われるのか……。

いやだ!

いやだ!!


せめて、あいつに「ほしい」と言ってほしいよ。
「覚えてて」じゃなく、オレを「ほしいんだ!」って……。

昨日の、ハヤがオレを求めてふとももとちんこに自分のちんこを擦りつけて、高みへ昇りつめたあの瞬間を思い出した。


あの時はただ純粋にハヤはオレを求め、オレはハヤを求め、二人が重なり合って……。
満たされていた。


オレは涙が止まらなかった。





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