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1日目

9. 《隼人side》ナツにはまだ足りないんだな。

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《隼人side》


はぁ……はぁ……はぁ……。


にゅちっ、にゅちっ、にゅちっ……
俺はバスルームで自分の処理をしていた。

カッとなってしまった。


あんなに俺の与える快楽に身を委ねてくれていたのに、俺が気持ちよくなれば「満足しただろ」なんて……。
そうだよな。ただの性欲処理だけで拘束されたんだと思うよな。

ナツにはまだ足りないんだな。
俺じゃないといけない身体にしないと……。

どうせ心は支配できない。
わかっているんだ。
だから俺がナツを縛れる唯一の方法が「身体に刻むこと」だった。

あと二日……。
俺に溺れさせてやる……。




ガチャ……


部屋へ戻ると、ナツはベッドでぐったりと横になり寝息を立てていた。

……溺れさせるどころかトラウマにしてしまっていないか?
いや、大丈夫……。
この身体はちゃんと答えてくれていた。

ベッドサイドの引き出しからハサミを取出し、縛ってあった腕と太ももの紐を切る。
アザなってる。
ナツの身体の縛った痕を見て、これを自分がつけたんだと思うと興奮した。


そっと抱きかかえテレビの前に置かれているソファの方へ一旦ナツを移動させ、シーツを新しい物に換える。
そして予め用意していた太い革の首輪をナツに着け、またベッドへ戻した。

カギ……重たくないかな……。

自分が勝手に拘束しておいて、こんなことが気になった。

極力優しく身体を拭き、そっと布団をかけると、手が解かれていることにも気づかずぼりぼりと肩を掻き、寝返りを打った。
そのしぐさが可愛くて、その肩にキスを落とす。

ちゅっ……ちゅっ……ちゅっ……。


いつの間にかあちこちにキスをして、また快感でナツは無意識に身を捩った。

しまった…止まんなくなる……。

今日はもうダメだと自分に言い聞かせ、自分も同じベッドへ入った。


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