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二章:令嬢になる元令嬢

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すいません遅れました。申し訳ありません。m(_ _)m
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「クロロフェル!!」

 車椅子に座っると、バァァン!!という音と共におじいちゃんがマッハの単位つけられんじゃない?というぐらいの速さで飛びついてきた。

 飛びつくな!!

 因みにおじいちゃんは妙なスキルを持っている。神話級のスキルだ。名前は【孫の為なら】だ。察しがいい人ならもうわかっただろう。これは孫、私のことになるとおじいちゃんの出せる全力を突破し、力が人間という種族の壁を越えることができる。

 しかもパッシブスキルだから常時発動している。だから今力が使えなく、体の耐久力が人間並みに下がっている私には耐えられない。

「おじいちゃんなんか嫌い!!」

 そう言うとおじいちゃんはギリギリの手前で止まり、足から崩れ落ちた。

 フッ、回避完了だ。ていうか何であんなスキルあるのかな。しかも神話級のスキルはおじいちゃんの強さを持って、十億分の一の確率でしか手に入んない超絶、超級檄レアなスキルがアレってありえないでしょ?そう思わない?マジでバカじゃないの?神様もこんなスキルを作ったなんて…ほんと…

「ジークレット様。前に言いましたけどクロロフェル様は今力を使えないのです。今は押さえてくだいませ」
「嫌い…クロロフェルがわしのこと…」

 キノコを栽培するな!!因みにこれもスキルでもある。何だこのスキルは!マジで。

「はぁ。嘘だから、おじいちゃんのことは大好きだし。けどさっきは一瞬死が迫ってきたのをこの目で確かに見たし、しょうがないよね」
「すまんの……」
「それより、何か用でもある?まだ眠いのだけど」
「あるぞ、王様が会って話をしたいと言ってた」

 ええー。メンドくさい。私眠いんだけどな。うぅぅぅ~~。

「クロロフェル様。面倒ですが会いに行った方いいのではないでしょうか?」
「何でよ~」

 はっきり言って行きたくない。睡眠大好きな私は寝たい!!

「状況を把握するのでもいいですし、今は力が使えません。騎士達や私がいれば危険は絶対ではありませんが少ないです。けれど大体一年ですか。王都を観光してはいかがでしょうか?それには一応許可が必要でしょう」
「一年……」

 そんなに経ってたんだ。早いな。というか王都、いわいる城下町。久しぶりに散歩するのもいいかもしれない。それに令嬢時代の時のギルカ。顔も出したいな。

「わかった。会いに行くよ。ていうか今?」
「今じゃ」

 いつの間にかキノコを栽培をやめてる。それよりタイミングいいな。私が起きた直前だぞ?それに黒死病ペストの被害の対応はどうしたんだ?

「セバス、聞き忘れてたんだけど私ってどれぐらい寝てた?」
「2週間でございます」

 えぇ……2週間?それなりに寝てたと思ったけどそんなに寝てたのか…てことは力が戻るのはあと2ヶ月後ってことか。

「じゃぁ行こうか。あ、でも移動中は私寝るから」
「かしこまりました」

 因みに私の服装は水色のゆったりとしたクラシックなワンピースだ。だからそのまま行っても大丈夫だ。普通もっと豪華にしないといけなかったりするんだろうけど。

 ふぁぁ、おやすみ~。私は、体の体重を車椅子にかけて、動き出すのを感じながら、眠った。

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すいません!今回は短いです。なんか最近時間が経ちのが早くて書く時間がうまく取れませんでした。m(_ _)m

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