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おじいちゃんが登場
3 おじいちゃんの過去2
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私は突然と消えたセシリアを探した。親友のライアンも私の気持ちを知っていたため協力してくれた。
「見つかったか?」
「………ああ。詳しいことはあまり見つけられなかったが」
私はライアンが探し出してくれた情報を見る。
そうか……
婚約者。セシリアの婚約者は三十後半を過ぎているジジィだ。親がさらなる権利を持つために結んだ婚約。いわいる政略結婚だ。結婚の準備をさせるために学園をやめさせたのだろう。何故ここまでするかはわからない。セシリアが暗殺技術を習得したのもこのためだろう。
時折見せる悲しい顔。過ごした中でみた一つのリアの顔だ。あの顔はこの未来を知っていたから。私は何故惚れた女の不安をほったらかしにしていたのだろう?バカだな、私は。
私はその情報を知ってから私は父に会いに行くことにした。
コンコン
「父上。ジークレットです」
「入れ」
その声とともに私はドアを開ける。そこには大量の資料と睨めっこしている父の姿があった。
「お前が私を訪ねるなんて珍しいではないか」
「そうですか?それで、少し頼みたいことがあるのですが」
「お前が頼みたいこと。明日は豪雨でも来るんじゃないか?」
「ある令嬢の婚約を破棄してもらいたいのです」
私は父の皮肉を無視する。そんな時間はないからだ。
「ある令嬢だと?」
「はい。ウィリースの令嬢、セシリアです」
「何故だ?」
さっきまで薄く笑っていた父の顔をが無表情になる。
「惚れたからです」
私はその答えに即答する。簡単な質問だ。私は初めて見た時からセシリアのことが好きなのだ。この気持ちは隠しようがない。偽っても意味のない。
「お前がか………ハハハハハ!!!面白い!いいだろう!面白いことは私の大好物だ!」
私の父はとにかく面白いことが好きなのだ。珍しいことも、ちょっと変わった人物である。絶対父はリアに興味を持つ。私が他の者と婚約破棄をさせるほどの人物だと認識した。だからあまり言いたくなかったんだ!
「婚約は破棄できるようにしてやる。だが、お前がその惚れた娘を連れてこい」
「当たり前だ」
「ほんと変わったな。息子に好きな奴ができるとは」
面白そうに笑う父。はっきり言ってイラつく。我の父ながら
--------------
私の名前はセシリア・ウィリース。私には婚約者がいる。ものすごいおっさんだ。私とはほぼ三十もの歳の差がある。私はせめて自分の自衛のため、暗殺技術を習得した。いつか親を葬り去れるなら。
ある日私は祖母からもらった形見を落とした。大事な物だった。宝石でもないけど美しい深い青色をした石だった。私は自分でその石を探した。そしてその石はある公爵家の庭に落ちていた。何故そんなところに落ちていたかはわからない。でもちょうど見つけた時にある男がその石を拾った。私は取り返すため、その男を脅した。
でも返り討ちになった。強かった。一瞬で拘束された。そしてこの男は私の事情を聞くとすぐに石を返してくれた。でも親友になるように言われた。
最初は何を言ってるかわからなかった。少しボーッとしてると整った顔が私の顔をのぞいてきた。そこで、私は何かが落ちる感覚に襲われた。この部屋は今暗くてお互いの姿はうまく見えなかった。でも、近くに寄られたことで顔がはっきりと私の目に映った。
その姿に私は見とれた。これが一目惚れという奴なのかもしれない。鼓動が刻むリズムが早くなっていくように感じた。そして私はついその親友になることを承諾した。
私はその後に学校へ入学した。その学園にはあの人、いや、ジークがいた。私はもう一度ちゃんと会ったことで確信した。私はこの人に恋をしているのだと。その日から私はジークの好きなお菓子などを作って、渡した。喜んでくれた。ジークの笑顔を見るたびに顔が赤く染まる。その時間が幸せだった。だから忘れていたんだ。私に婚約者がいたことを。
後もう少しで卒業という時に両親が私を花嫁の準備だと言って連れて帰られた。そして私の幸せだった日常は終わった。
そして当日。今日私はジークではない男の物になる。その事を考えると心が痛み、涙がこぼれた。嫌だ!そんな気持ちがこみ上げてきた。どうせ両親は不法な方法で金を手に入れるために繋げただけだろう。今でも領民から金を巻き上げている。もちろん犯罪だ。
ドアが開く。貴族に囲まれ赤い絨毯の上を歩く。目の前には政略結婚の相手。私が今向かいたいところはジークのところ。貴方ではない。本当は夢をみてはいけなかった。幸せになりたい。好きな人と一緒になりたいと。でも私は願ってしまった。もう会えない貴方に私の愛を、捧げよう。
愛を誓う場で私は隣にいる男ではなくジークに誓いを立てた。そして誓いの口告げ。私の口が婚約者に重なろうという時に引っ張られた。そして暖かい。そして安心する腕の中に包まれた。
「これは俺のものだ。手出しはするな!」
見上げるとそこにはジークがいた。でも私はその言葉が、嬉しくてたまらなかった。私の願いが届いたと思って。きてくれたと思って。私を抱え、ジークは護衛の者達を蹴散らしていく。何処かの物語のお姫様になったように感じられた。だけど私の元婚約者。その男は私の体目当てで婚約を承諾した。その男は後ろからジークを刺そうとしていた。
守られているだけなんて嫌だ!その気持ちがこみ上げて、とっさにジークの腕を通り抜け、男の剣をなぎ払った。ジークは目を見開いている。
「私が守られるだけの女だと思って?」
「……そうだな」
その後その場を抜け出した私たちはそのまま何故か国王陛下とお会いした。そしたら驚くことにウィリース家がお取り潰しになった。いくつもの数の犯罪を犯したウィリース家。お取り潰しになるのも頷ける。でも私が一番驚いたのが私をジークがもらっていいかと国王陛下に進言していた。国王陛下も笑顔でうなずいていた。
わけがわからず私はジークをジーッと見てしまった。そしたらジークがいきなり私の手を取り、跪いてこんな事を言った。
「セシリア。結婚してくれ。俺はお前と会った時から好きだった」
私はその言葉を聞いた瞬間涙が頬を伝った。叶わないと思っていた願い。それが今私の目の前で起こっている。私は涙を流しながらそれに承諾した。ジークと結ばれることができたのだ。
--------------
最後はおばあちゃん視点で終わりました。次はちゃんとクロロフェル出てきます。
「見つかったか?」
「………ああ。詳しいことはあまり見つけられなかったが」
私はライアンが探し出してくれた情報を見る。
そうか……
婚約者。セシリアの婚約者は三十後半を過ぎているジジィだ。親がさらなる権利を持つために結んだ婚約。いわいる政略結婚だ。結婚の準備をさせるために学園をやめさせたのだろう。何故ここまでするかはわからない。セシリアが暗殺技術を習得したのもこのためだろう。
時折見せる悲しい顔。過ごした中でみた一つのリアの顔だ。あの顔はこの未来を知っていたから。私は何故惚れた女の不安をほったらかしにしていたのだろう?バカだな、私は。
私はその情報を知ってから私は父に会いに行くことにした。
コンコン
「父上。ジークレットです」
「入れ」
その声とともに私はドアを開ける。そこには大量の資料と睨めっこしている父の姿があった。
「お前が私を訪ねるなんて珍しいではないか」
「そうですか?それで、少し頼みたいことがあるのですが」
「お前が頼みたいこと。明日は豪雨でも来るんじゃないか?」
「ある令嬢の婚約を破棄してもらいたいのです」
私は父の皮肉を無視する。そんな時間はないからだ。
「ある令嬢だと?」
「はい。ウィリースの令嬢、セシリアです」
「何故だ?」
さっきまで薄く笑っていた父の顔をが無表情になる。
「惚れたからです」
私はその答えに即答する。簡単な質問だ。私は初めて見た時からセシリアのことが好きなのだ。この気持ちは隠しようがない。偽っても意味のない。
「お前がか………ハハハハハ!!!面白い!いいだろう!面白いことは私の大好物だ!」
私の父はとにかく面白いことが好きなのだ。珍しいことも、ちょっと変わった人物である。絶対父はリアに興味を持つ。私が他の者と婚約破棄をさせるほどの人物だと認識した。だからあまり言いたくなかったんだ!
「婚約は破棄できるようにしてやる。だが、お前がその惚れた娘を連れてこい」
「当たり前だ」
「ほんと変わったな。息子に好きな奴ができるとは」
面白そうに笑う父。はっきり言ってイラつく。我の父ながら
--------------
私の名前はセシリア・ウィリース。私には婚約者がいる。ものすごいおっさんだ。私とはほぼ三十もの歳の差がある。私はせめて自分の自衛のため、暗殺技術を習得した。いつか親を葬り去れるなら。
ある日私は祖母からもらった形見を落とした。大事な物だった。宝石でもないけど美しい深い青色をした石だった。私は自分でその石を探した。そしてその石はある公爵家の庭に落ちていた。何故そんなところに落ちていたかはわからない。でもちょうど見つけた時にある男がその石を拾った。私は取り返すため、その男を脅した。
でも返り討ちになった。強かった。一瞬で拘束された。そしてこの男は私の事情を聞くとすぐに石を返してくれた。でも親友になるように言われた。
最初は何を言ってるかわからなかった。少しボーッとしてると整った顔が私の顔をのぞいてきた。そこで、私は何かが落ちる感覚に襲われた。この部屋は今暗くてお互いの姿はうまく見えなかった。でも、近くに寄られたことで顔がはっきりと私の目に映った。
その姿に私は見とれた。これが一目惚れという奴なのかもしれない。鼓動が刻むリズムが早くなっていくように感じた。そして私はついその親友になることを承諾した。
私はその後に学校へ入学した。その学園にはあの人、いや、ジークがいた。私はもう一度ちゃんと会ったことで確信した。私はこの人に恋をしているのだと。その日から私はジークの好きなお菓子などを作って、渡した。喜んでくれた。ジークの笑顔を見るたびに顔が赤く染まる。その時間が幸せだった。だから忘れていたんだ。私に婚約者がいたことを。
後もう少しで卒業という時に両親が私を花嫁の準備だと言って連れて帰られた。そして私の幸せだった日常は終わった。
そして当日。今日私はジークではない男の物になる。その事を考えると心が痛み、涙がこぼれた。嫌だ!そんな気持ちがこみ上げてきた。どうせ両親は不法な方法で金を手に入れるために繋げただけだろう。今でも領民から金を巻き上げている。もちろん犯罪だ。
ドアが開く。貴族に囲まれ赤い絨毯の上を歩く。目の前には政略結婚の相手。私が今向かいたいところはジークのところ。貴方ではない。本当は夢をみてはいけなかった。幸せになりたい。好きな人と一緒になりたいと。でも私は願ってしまった。もう会えない貴方に私の愛を、捧げよう。
愛を誓う場で私は隣にいる男ではなくジークに誓いを立てた。そして誓いの口告げ。私の口が婚約者に重なろうという時に引っ張られた。そして暖かい。そして安心する腕の中に包まれた。
「これは俺のものだ。手出しはするな!」
見上げるとそこにはジークがいた。でも私はその言葉が、嬉しくてたまらなかった。私の願いが届いたと思って。きてくれたと思って。私を抱え、ジークは護衛の者達を蹴散らしていく。何処かの物語のお姫様になったように感じられた。だけど私の元婚約者。その男は私の体目当てで婚約を承諾した。その男は後ろからジークを刺そうとしていた。
守られているだけなんて嫌だ!その気持ちがこみ上げて、とっさにジークの腕を通り抜け、男の剣をなぎ払った。ジークは目を見開いている。
「私が守られるだけの女だと思って?」
「……そうだな」
その後その場を抜け出した私たちはそのまま何故か国王陛下とお会いした。そしたら驚くことにウィリース家がお取り潰しになった。いくつもの数の犯罪を犯したウィリース家。お取り潰しになるのも頷ける。でも私が一番驚いたのが私をジークがもらっていいかと国王陛下に進言していた。国王陛下も笑顔でうなずいていた。
わけがわからず私はジークをジーッと見てしまった。そしたらジークがいきなり私の手を取り、跪いてこんな事を言った。
「セシリア。結婚してくれ。俺はお前と会った時から好きだった」
私はその言葉を聞いた瞬間涙が頬を伝った。叶わないと思っていた願い。それが今私の目の前で起こっている。私は涙を流しながらそれに承諾した。ジークと結ばれることができたのだ。
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