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ここは乙女ゲーでした
4 種族変換
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「シーラ様、ローレン様、クリス様。ご入場!」
パーティーが始まって、生徒達が入場する。名前を呼ばれるのはSクラスだけだ。あとは普通に入るか、こっそり入るか。私はこっそり派。今はSクラス入場で、シーラ達だ。シーラ達が呼ばれてすぐ、キャー!とか聞こえて耳が痛かった。割とマジで。ここ控え室なのにな。
あと他の叫び声は身分の高いイケメン達だな。静かだった時はヒロインが堂々と入って来たのだろう。何かして。禁色とか使ったんじゃないのかな?
パキリ
お!こ、これはもしかして!か、完了しましたか!!種族変換!!
ピロリン
ん?ステータスに何か。
『種族変換完了』
え?これだけ?もうちょっと何かないの?少し楽しみにしていたけど何にもないじゃん。それにがっかりしてるといきなり。
「ッッッ!!!!」
超やばい激痛が走った。
ギャァぁぁぁぁぁ!!!!痛い!!痛い!!痛い!!さっっきのなんなんだよ!マジで痛い!!種族変換がこんな痛みを伴うなんて!聞いてない!
数分程痛みに耐えているといきなり痛みがスッっと引いた。
お、わっ、た?
パキパキ
微かに頬に浮かんでいた鱗のようなものが、ソファーに落ちた。
種族変換完了した?ドレスは…破れてない。よかった。はぁ…超痛かった。激痛とか超えてる。あれで気を失わないとかマジで地獄。気絶耐性のスキルが逆に仇となった。私はソファーの上に落ちている白と黒で分かれている色をしている鱗のかけらを手に取った。
これ私の鱗だよね。ということは完了したんだよね。……やったぁぁぁ!!!!これで自由に力が!嬉し涙出て来そう!泣いちゃダメだ!龍の涙は伝説の薬とも言われている。私のもそうなのだろう。そこにピコンッと音がなった。
『涙耐性LV1習得しました』
おう、なんか習得したよ。でもこれってレベル上がったら嫌なんだけど、泣けなくなるってことでしょ?成長封印かけておこう。そういえば瞳の色も変わってるだろう。アバターオッドアイだったし。紫と金だったような。そんでたまに金が赤に変わる時もあったな。魔法かけとこ。バレたらやばいし。こういう時チート便利。
ってそろそろ行かないと!
私はパーティーの裏口から会場に出た。
---------side 心優しい?伯爵家当主
卒業パーティー。私は騎士団三番隊隊長をしている。歳は30代だ。私の息子がここを卒業する。最初はシーラ様方が入場し、周りが色めきだった。その後に、第一王子様とその取り巻き達が入場して来た。ある令嬢を連れて。
入学当時珍しい光属性を持つ者として有名であったが態度が身に余るそうだった。妄想癖もあるらしい。第一王子様はその令嬢を婚約者にすると言いだしたらしい。そこまでなら若気のいたりとして無視できた。
でもクロロフェル様を権力を盾に、いじめていたり、いじめられたと第一王子様に訴えていた。信じる人もいる。でもあのお方がいじめるなどあり得ないことだ。
昔、まだ息子が初等部にいる時、私の家がある失敗をした。このままでは潰れてしまうという時にたまたま通りかかったクロロフェル様に助けてもらったのだ。嫉妬とかぼやいているらしいが、それはない。
何故断言できるかというと、クロロフェル様は誰よりも美しいからだ。私には『見破り』というスキルがある。五回に一回は成功する。たまたまクロロフェル様にスキルを使ったら、持っていた認識阻害魔道具をかいくぐり、本当の姿を見てしまった。
そして今、そのお方が目の前を歩いている。前より弱くなった認識阻害魔道具。しかし、それでは隠せない美しさがあり、周りも見ほれる。だれもクロロフェル様とは気づいていない。上級貴族は髪の色をみて、気づき、目をこれでもかと見開いている。これでも多少は半減されているのに。
クロロフェル様は自分が注目されていることに気づいていない。鈍感ですね。
ーーーーーー
今回も少し短かったです。すみません。次は増やしてみます。
パーティーが始まって、生徒達が入場する。名前を呼ばれるのはSクラスだけだ。あとは普通に入るか、こっそり入るか。私はこっそり派。今はSクラス入場で、シーラ達だ。シーラ達が呼ばれてすぐ、キャー!とか聞こえて耳が痛かった。割とマジで。ここ控え室なのにな。
あと他の叫び声は身分の高いイケメン達だな。静かだった時はヒロインが堂々と入って来たのだろう。何かして。禁色とか使ったんじゃないのかな?
パキリ
お!こ、これはもしかして!か、完了しましたか!!種族変換!!
ピロリン
ん?ステータスに何か。
『種族変換完了』
え?これだけ?もうちょっと何かないの?少し楽しみにしていたけど何にもないじゃん。それにがっかりしてるといきなり。
「ッッッ!!!!」
超やばい激痛が走った。
ギャァぁぁぁぁぁ!!!!痛い!!痛い!!痛い!!さっっきのなんなんだよ!マジで痛い!!種族変換がこんな痛みを伴うなんて!聞いてない!
数分程痛みに耐えているといきなり痛みがスッっと引いた。
お、わっ、た?
パキパキ
微かに頬に浮かんでいた鱗のようなものが、ソファーに落ちた。
種族変換完了した?ドレスは…破れてない。よかった。はぁ…超痛かった。激痛とか超えてる。あれで気を失わないとかマジで地獄。気絶耐性のスキルが逆に仇となった。私はソファーの上に落ちている白と黒で分かれている色をしている鱗のかけらを手に取った。
これ私の鱗だよね。ということは完了したんだよね。……やったぁぁぁ!!!!これで自由に力が!嬉し涙出て来そう!泣いちゃダメだ!龍の涙は伝説の薬とも言われている。私のもそうなのだろう。そこにピコンッと音がなった。
『涙耐性LV1習得しました』
おう、なんか習得したよ。でもこれってレベル上がったら嫌なんだけど、泣けなくなるってことでしょ?成長封印かけておこう。そういえば瞳の色も変わってるだろう。アバターオッドアイだったし。紫と金だったような。そんでたまに金が赤に変わる時もあったな。魔法かけとこ。バレたらやばいし。こういう時チート便利。
ってそろそろ行かないと!
私はパーティーの裏口から会場に出た。
---------side 心優しい?伯爵家当主
卒業パーティー。私は騎士団三番隊隊長をしている。歳は30代だ。私の息子がここを卒業する。最初はシーラ様方が入場し、周りが色めきだった。その後に、第一王子様とその取り巻き達が入場して来た。ある令嬢を連れて。
入学当時珍しい光属性を持つ者として有名であったが態度が身に余るそうだった。妄想癖もあるらしい。第一王子様はその令嬢を婚約者にすると言いだしたらしい。そこまでなら若気のいたりとして無視できた。
でもクロロフェル様を権力を盾に、いじめていたり、いじめられたと第一王子様に訴えていた。信じる人もいる。でもあのお方がいじめるなどあり得ないことだ。
昔、まだ息子が初等部にいる時、私の家がある失敗をした。このままでは潰れてしまうという時にたまたま通りかかったクロロフェル様に助けてもらったのだ。嫉妬とかぼやいているらしいが、それはない。
何故断言できるかというと、クロロフェル様は誰よりも美しいからだ。私には『見破り』というスキルがある。五回に一回は成功する。たまたまクロロフェル様にスキルを使ったら、持っていた認識阻害魔道具をかいくぐり、本当の姿を見てしまった。
そして今、そのお方が目の前を歩いている。前より弱くなった認識阻害魔道具。しかし、それでは隠せない美しさがあり、周りも見ほれる。だれもクロロフェル様とは気づいていない。上級貴族は髪の色をみて、気づき、目をこれでもかと見開いている。これでも多少は半減されているのに。
クロロフェル様は自分が注目されていることに気づいていない。鈍感ですね。
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今回も少し短かったです。すみません。次は増やしてみます。
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