ある令嬢のスローじゃない人生

シュミー

文字の大きさ
上 下
10 / 53
学校です

3 シーラ達のステータス

しおりを挟む
「初めまして。私はこのSクラス担任のジンと申します」

 ジンがSクラスの生徒達に挨拶をする。私は一番後ろの席に、クラスが見渡せる位置にいる。ちょっと視線が集まるけど噂でたいてい知っているらしい。そんなに不快な目では見られない。

「それでは自己紹介を…」

 そういうのいいから。そう思って自己紹介をほぼ聞き流した。シーラ達の時にはなんか色めき立ったけどこれが普通なのだろう。みんな美形だし。

「早速ですがステータスを確認します。一応クラスには公に見せませんが、見せたかったり、どちらでもいいなら私に言ってください」

 ジンはそう言って、生徒達を校庭?闘技場?みたいなところに連れて行く。私も一番後ろについて行く。

 そういえばこの世界。三つの世界が混ざった世界らしい。私はまだ一つの世界しか知らない。その一つの世界というのがVRMMOのゲームの世界。私の前世で超遊んでたゲームだ。

 力とかは少しリセットされたけどほぼ残ってるようなもの。容姿はまぁ転生の時の特典でアバターそっくり。それが将来美少女になるって確信だ。装備とかはウィンドウのリストとかで確認できて、全部残ってる。魔法も6種類とユニークだけだ。

 久しぶりに帰りたいな。我がマイホーム。私のマイホームは持ち運び可能で超でかい。色んな系統の家を敷地に並べた感じ。守りも万全だよ。言うなればどこでも◯アを通り抜けたら色んな系統の家がある空間に出るみたいな。

 自分でそらしたけど、そろそろ話を戻そう。だから私が言いたかったのは、ステータスはみなさんの想像通りってこと!ゲームの世界はもうここではテンプレ通りに伝説の時代となるから、鑑定石を使わないと見れないと思われている。私は見れるけどね!見れるけどね!

 大事なことだから二回言いました。

 ってもう結構測り終えてる!いつの間に!次もうシーラ達じゃないか!

「行きます」

 まずシーラから。

---------
名:シーラ・ノール
種族:人間
年:5 LV10
魔法: 風、水
HP:1030
MP:200
スキル: 槍術:2 魔力操作:1 気配感知:2
加護:風精霊の加護
称号: 天才、ユリウス家後継候補
---------

「おお!これは流石シーラ様魔法が二色で魔力が高く、スキルを三つお持ちとは…それに風精霊の加護!」

 因みにスキルの隣に書いてるのはスキルレベル。にしても結構高いな。流石シーラだな。そういえば筋力とか速さとか知能までは鑑定石には出ない。出るのは一度きりしか使えない高額な物だ。次はクリスだ。

---------
名:クリス・アッカーマン
種族: 人間
年:5 LV10
魔法:火、土
HP:1150
MP:210
スキル: 剣術:3 気配感知:2
加護:火精霊の加護
称号: 天才、ユリウス家の後継ぎ候補(ツンデレ君)
*かっこの中は見れません。本人が拒否しています
---------

「これはまた…」

 ツンデレ君って称号無意識のうちに拒否してるよ!私は上位の鑑定持ってるから関係ないけど…それは置いておいて次はローレンだな。

---------
名:ローレン・ルナロール
種族:人間
年: 5 LV11
魔法: 闇、土 ユニーク:雷
HP:1200
MP:300
スキル: 剣術:3 気配感知:2 気配遮断:1
加護: トーテスの加護:1
称号: 天才、ユリウス家後継候補、麗しき貴公子、トーテス神の加護を持つ者
---------

「トーテス神の加護だと!!それにユニーク!」

 神の加護にはレベルがある。トーテスはこの世界の神の一人だ。一番ハイスペックだったなローレンは。

 少しざわついたけど、滞りなく進み、今日の学校が終わった。そうだ。私の今のステータスをお見せしよう。

---------
名: クロロフェル・F・ユリウス
種族: 人間 (変化中)
年:5 (20) LV5
魔法: 無
HP:160
MP: 20
スキル: 観察眼:4 特定解放(調整可)
加護: 無し
称号: 転移失敗転生者
---------

 称号見てわかっただろうか?私は実はゲームのアバターで転移するはずだったのだ。それが偶然世界が三つくっついた反動で転生になったのだ。酷くない?

 そして種族のところの変化中という文字があるだろう。実はアバターの力をそのまま写すつもりが力が強く不可能なので、アバター通りの種族になる。結構長くて、レアで、伝説級で、強くて、希少で、ちょっとイタイ名前の種族だ。隠すのも面倒だからもう見せちゃおう。作者がアホだからちょっと省略するところがあるけど。

-----------
名:クロロフェル・F・シエル・ノーレシア
種族: 漆黒娥龍白銀炎天神王
年: 精神年齢は20 LVMAX
魔法: 全てです。ユニークを含み
HP: 999999999+
MP: 無限だよ☆
スキル: ありすぎるから、強いのだけ写すね。レベルは全部MAX。それと全部神級。
 神剣術の理  神剣技の理 神刀術の理 神体術の理 神弓術の理 神銃術の理
 神槍術の理 暗殺術の理 武の理  気配遮断 気配感知 精密魔力感知 
 精密魔力操作 無詠唱 モンスターテイム 神級鑑定 隠蔽 魔道具作成
 魔導具作成 武器作成 料理 魔鎧術 鍛冶 殺気 威圧 並列思考
 マッピング 縮地 硬化 思考加速 集中 収納…etc
スキル変化: 体に作用するスキル。レベルはない
 漆黒龍化 白龍化 天使化 悪魔化 神王化 龍王化 ^#+\^
 神級回復魔法 (蘇生に近いため乱用禁止。使ったら相手の傷の3倍の痛みと二倍、その痛みを感じた時間が伴う)
 異常状態無効 全言語理解 全ての魔眼…etc
加護: 君自体が神に近いというか超えてるからないよ。あったらもうヤバイ。
称号: テンプレ体質、神を超える者、龍王、神王、伝説の人物…etc
*使い魔もいますが、書くのめんどくさいです。
-----------

 バグってるよね。しかも神様適当。まあ作者がバカだから仕方ないよね!まあこれでわかった通り、種族がやばく痛くて長いです。この種族になれるように少しづつ変化させてるのです。

 私は古来からずっとゲームをプレイし続けて運営からはテスターとして扱われていたので、全部の装備とか持ってるんですよ!チートしすぎますよね!こんなチートそうそういないのではなくて!?しかもそれに神様がなんかドジって上乗せしすぎて、強くなり過ぎちゃったんだって!

-----
長くなりました。というか最強にしすぎましたね。それに色々設定をぶち込みました。単に作者の好きな設定なのでお見逃しを。

 種族とかにはツッコミ入れないでください。適当に漢字を並べただけです。意味は強い種族の血が全部入ってて、先祖返りだよ、ということです。
しおりを挟む
感想 126

あなたにおすすめの小説

過程をすっ飛ばすことにしました

こうやさい
ファンタジー
 ある日、前世の乙女ゲームの中に悪役令嬢として転生したことに気づいたけど、ここどう考えても生活しづらい。  どうせざまぁされて追放されるわけだし、過程すっ飛ばしてもよくね?  そのいろいろが重要なんだろうと思いつつそれもすっ飛ばしました(爆)。  深く考えないでください。

オバサンが転生しましたが何も持ってないので何もできません!

みさちぃ
恋愛
50歳近くのおばさんが異世界転生した! 転生したら普通チートじゃない?何もありませんがっ!! 前世で苦しい思いをしたのでもう一人で生きて行こうかと思います。 とにかく目指すは自由気ままなスローライフ。 森で調合師して暮らすこと! ひとまず読み漁った小説に沿って悪役令嬢から国外追放を目指しますが… 無理そうです…… 更に隣で笑う幼なじみが気になります… 完結済みです。 なろう様にも掲載しています。 副題に*がついているものはアルファポリス様のみになります。 エピローグで完結です。 番外編になります。 ※完結設定してしまい新しい話が追加できませんので、以後番外編載せる場合は別に設けるかなろう様のみになります。

私はモブのはず

シュミー
恋愛
 私はよくある乙女ゲーのモブに転生をした。   けど  モブなのに公爵家。そしてチート。さらには家族は美丈夫で、自慢じゃないけど、私もその内に入る。  モブじゃなかったっけ?しかも私のいる公爵家はちょっと特殊ときている。もう一度言おう。  私はモブじゃなかったっけ?  R-15は保険です。  ちょっと逆ハー気味かもしれない?の、かな?見る人によっては変わると思う。 注意:作者も注意しておりますが、誤字脱字が限りなく多い作品となっております。

【完結】貧乏令嬢の野草による領地改革

うみの渚
ファンタジー
八歳の時に木から落ちて頭を打った衝撃で、前世の記憶が蘇った主人公。 優しい家族に恵まれたが、家はとても貧乏だった。 家族のためにと、前世の記憶を頼りに寂れた領地を皆に支えられて徐々に発展させていく。 主人公は、魔法・知識チートは持っていません。 加筆修正しました。 お手に取って頂けたら嬉しいです。

強制力がなくなった世界に残されたものは

りりん
ファンタジー
一人の令嬢が処刑によってこの世を去った 令嬢を虐げていた者達、処刑に狂喜乱舞した者達、そして最愛の娘であったはずの令嬢を冷たく切り捨てた家族達 世界の強制力が解けたその瞬間、その世界はどうなるのか その世界を狂わせたものは

異世界に転生したので幸せに暮らします、多分

かのこkanoko
ファンタジー
物心ついたら、異世界に転生していた事を思い出した。 前世の分も幸せに暮らします! 平成30年3月26日完結しました。 番外編、書くかもです。 5月9日、番外編追加しました。 小説家になろう様でも公開してます。 エブリスタ様でも公開してます。

公爵令嬢は薬師を目指す~悪役令嬢ってなんですの?~【短編版】

ゆうの
ファンタジー
 公爵令嬢、ミネルヴァ・メディシスは時折夢に見る。「治癒の神力を授かることができなかった落ちこぼれのミネルヴァ・メディシス」が、婚約者である第一王子殿下と恋に落ちた男爵令嬢に毒を盛り、断罪される夢を。  ――しかし、夢から覚めたミネルヴァは、そのたびに、思うのだ。「医者の家系《メディシス》に生まれた自分がよりによって誰かに毒を盛るなんて真似をするはずがないのに」と。  これは、「治癒の神力」を授かれなかったミネルヴァが、それでもメディシスの人間たろうと努力した、その先の話。 ※ 様子見で(一応)短編として投稿します。反響次第では長編化しようかと(「その後」を含めて書きたいエピソードは山ほどある)。

婚約破棄され逃げ出した転生令嬢は、最強の安住の地を夢見る

拓海のり
ファンタジー
 階段から落ちて死んだ私は、神様に【救急箱】を貰って異世界に転生したけれど、前世の記憶を思い出したのが婚約破棄の現場で、私が断罪される方だった。  頼みのギフト【救急箱】から出て来るのは、使うのを躊躇うような怖い物が沢山。出会う人々はみんな訳ありで兵士に追われているし、こんな世界で私は生きて行けるのだろうか。  破滅型の転生令嬢、腹黒陰謀型の年下少年、腕の立つ元冒険者の護衛騎士、ほんわり癒し系聖女、魔獣使いの半魔、暗部一族の騎士。転生令嬢と訳ありな皆さん。  ゆるゆる異世界ファンタジー、ご都合主義満載です。  タイトル色々いじっています。他サイトにも投稿しています。 完結しました。ありがとうございました。

処理中です...