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エスリアール王城 出会い
はじめてのショッピング~ランチタイム~5
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「私はチョコパフェです。」
「私もです~。」
チョコパフェ、私も気になったやつ。異世界にチョコパフェ?!と思ったよ。アネルさん、リリアさんはチョコパフェね。
「私はハシュのタルト。」
シオンさんはハシュのタルト。
「私はカスタードパイです。」
シュナイゼさんはカスタードパイ。
色々あるね。果物は名前がちんぷんかんぷんだけど、デザートの種類はわかる。過去に来た迷客さんにパティシエでもいたのか、もともと表現が一緒なのか…わからないけど、美味しい癒しを広めて頂いてありがとうございます。心で合掌。
「お待たせしました~。チョコパフェの方~?」
「「はい。」」
「カスタードパイの方~?」
「私だ。」
「チョコケーキの方~?」
「はい。」
「ハシュのタルトはこちらで間違いないですか?」
「はい。」
「注文は全て届きましたか~?」
「はい。大丈夫です。」
「失礼しま~す。」
デザートも大きい!コストが値上がりして年々縮んでゆくケーキもあるのに、異世界スイーツビッグサイズです。普通に2個分ありそう。
「美味しそう。あ、シオンさん。味見よかったらしませんか?。チョコケーキ食べれます?」
「甘い物は好きだから大丈夫。じゃあ一口頂こうかな。」
まだ手をつけないチョコケーキをお皿ごと送る。シオンさんことお兄ちゃんは、スイーツ男子…と心にメモ。
先の尖った三角を一口分フォークで取り分けパクリ。
「美味しいケーキだったよ。ごちそう様。」
「ハシュのタルト、アーヤも食べる?」
「えっ?なんだか味見貰ってばかりで悪い気が…。」
「いいじゃないか。こちらの食べ物を知る機会だと思えば。遠慮はいらないよ。」
「じゃあ、頂きます。」
「ちょっと待って。はい。」
「……。」
はい?目の前にはハシュという果物(見た目はグレープフルーツの果肉)がのった一口タルト。またもやあ~ん!?ま、お兄ちゃんだしいっか。
あ~パクり。
モグモグ
はっさくそのもののツブツブ果肉の食感とほのかな酸味がカスタードクリームと合う!
くぅ~お・い・し・い!!タルトクッキーもサクサク!甘すぎないさっぱりタルト美味しすぎる。頬に触れて身悶えしそうになる。
「おいひぃ~!」
綾子がエルシオンから一口貰い、美味しさを味わって嬉しさのあまり、蕩けた笑顔で幸せそうな表情になった。
その瞬間、カチャンッ、ガチャン、カシャーンといった物音が一行のテーブル周囲から響きだした。
こっそり綾子のことを盗み見ていた者達の中でも偶然に先程の表情を見てしまい、フォークを皿に落とした客、客席にオーダーを届ける途中見惚れてテーブルにぶつかる店員、飲みかけのコップを落としてしまった客など様々だった。
エルシオンと綾子以外は間近でバッチリ目にして一瞬固まったが次の行動はアネルか早かった。
「アーヤ様、よろしければ私のチョコパフェの味見もしませんか?」
パフェ。気になる!潔く頂こう。
「ありがとうございます。アネルさん、私のチョコケーキと一口ずつ交換しましょう。」
「では、お先にアーヤ様、クリームとトッピングチョコクッキーの所でクッキーごと、はいどうぞ。」
アネルさん、クッキー大きいよ?!○リーのサイズあるんじゃない?いや、本気出せば入るけど流石に人前では一口では入れないよ?!せいぜい半分に…いえ、そのまま頂こう。アネルさん手ずからくれるのだから。
「あ~アム。」
ザクザク ザクザク
半分口に入れて半分割る。普通に厚めのチョコクッキーはザクザク美味しいし、クリームの甘さもまあまあ。ビターなチョコがグーです。甘い物は癒されるわ~。自然と顔も緩むのは仕方ないよね。
「甘さ控えめなチョコクッキーで美味しーです。ごちそう様でした。アネルさん、チョコケーキをどうぞ。」
「ありがとうございます。では、一口頂きます。」
アネルさんは、チョコケーキの端から一口控えめに取って食べた。
「アーヤ様のチョコケーキも大変美味しいですね。パフェと迷っていたので、一口頂いて得してしまいました。」
「私もです~。」
チョコパフェ、私も気になったやつ。異世界にチョコパフェ?!と思ったよ。アネルさん、リリアさんはチョコパフェね。
「私はハシュのタルト。」
シオンさんはハシュのタルト。
「私はカスタードパイです。」
シュナイゼさんはカスタードパイ。
色々あるね。果物は名前がちんぷんかんぷんだけど、デザートの種類はわかる。過去に来た迷客さんにパティシエでもいたのか、もともと表現が一緒なのか…わからないけど、美味しい癒しを広めて頂いてありがとうございます。心で合掌。
「お待たせしました~。チョコパフェの方~?」
「「はい。」」
「カスタードパイの方~?」
「私だ。」
「チョコケーキの方~?」
「はい。」
「ハシュのタルトはこちらで間違いないですか?」
「はい。」
「注文は全て届きましたか~?」
「はい。大丈夫です。」
「失礼しま~す。」
デザートも大きい!コストが値上がりして年々縮んでゆくケーキもあるのに、異世界スイーツビッグサイズです。普通に2個分ありそう。
「美味しそう。あ、シオンさん。味見よかったらしませんか?。チョコケーキ食べれます?」
「甘い物は好きだから大丈夫。じゃあ一口頂こうかな。」
まだ手をつけないチョコケーキをお皿ごと送る。シオンさんことお兄ちゃんは、スイーツ男子…と心にメモ。
先の尖った三角を一口分フォークで取り分けパクリ。
「美味しいケーキだったよ。ごちそう様。」
「ハシュのタルト、アーヤも食べる?」
「えっ?なんだか味見貰ってばかりで悪い気が…。」
「いいじゃないか。こちらの食べ物を知る機会だと思えば。遠慮はいらないよ。」
「じゃあ、頂きます。」
「ちょっと待って。はい。」
「……。」
はい?目の前にはハシュという果物(見た目はグレープフルーツの果肉)がのった一口タルト。またもやあ~ん!?ま、お兄ちゃんだしいっか。
あ~パクり。
モグモグ
はっさくそのもののツブツブ果肉の食感とほのかな酸味がカスタードクリームと合う!
くぅ~お・い・し・い!!タルトクッキーもサクサク!甘すぎないさっぱりタルト美味しすぎる。頬に触れて身悶えしそうになる。
「おいひぃ~!」
綾子がエルシオンから一口貰い、美味しさを味わって嬉しさのあまり、蕩けた笑顔で幸せそうな表情になった。
その瞬間、カチャンッ、ガチャン、カシャーンといった物音が一行のテーブル周囲から響きだした。
こっそり綾子のことを盗み見ていた者達の中でも偶然に先程の表情を見てしまい、フォークを皿に落とした客、客席にオーダーを届ける途中見惚れてテーブルにぶつかる店員、飲みかけのコップを落としてしまった客など様々だった。
エルシオンと綾子以外は間近でバッチリ目にして一瞬固まったが次の行動はアネルか早かった。
「アーヤ様、よろしければ私のチョコパフェの味見もしませんか?」
パフェ。気になる!潔く頂こう。
「ありがとうございます。アネルさん、私のチョコケーキと一口ずつ交換しましょう。」
「では、お先にアーヤ様、クリームとトッピングチョコクッキーの所でクッキーごと、はいどうぞ。」
アネルさん、クッキー大きいよ?!○リーのサイズあるんじゃない?いや、本気出せば入るけど流石に人前では一口では入れないよ?!せいぜい半分に…いえ、そのまま頂こう。アネルさん手ずからくれるのだから。
「あ~アム。」
ザクザク ザクザク
半分口に入れて半分割る。普通に厚めのチョコクッキーはザクザク美味しいし、クリームの甘さもまあまあ。ビターなチョコがグーです。甘い物は癒されるわ~。自然と顔も緩むのは仕方ないよね。
「甘さ控えめなチョコクッキーで美味しーです。ごちそう様でした。アネルさん、チョコケーキをどうぞ。」
「ありがとうございます。では、一口頂きます。」
アネルさんは、チョコケーキの端から一口控えめに取って食べた。
「アーヤ様のチョコケーキも大変美味しいですね。パフェと迷っていたので、一口頂いて得してしまいました。」
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