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エスリアール王城 出会い
移り香side***ラナ&レオナルド3
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レオナルドはある程度、深刻な話題となることを予想して構えていただけに、予想と全く違うラナの発言に脱力と驚きで変な声が出てしまった。
「お前、ふざけてんのか?」
「ふざけてなどいません。至って真面目な相談です。」
レオナルドは思った。ライス?何で相談がうまいライスの店の場所なんだ?ライスなんてマジェストーラじゃ珍しくもない主食だろ。魔族には馴染みがないだろうが。お前はもう長いこと普通に食べてもいるはず。
相変わらずこの目の前の男の考えていることはわからないことが多い。
レオナルドは何故ラナがそんな相談をしたいのか順を追って説明させることにした。
「まず、その相談をしたくなった経緯を話せ。焦って話をすっ飛ばすな。」
「…確かにいきなり相談内容だけではレオでも答えずらいですね。焦ったつもりはないのですが、失礼しました。」
「今日、お休みして例の魔力コントロール専門店に店長の希望もあってアーヤさん…アーヤ・サトーさんを連れて行ってきたんです。」
「ああ、それは以前から聞いていた。」
「店長の機転が効いて、抑制具では対応仕切れない多すぎる魔力は封印具で無事、抑制ができました。」
「良かったな。」
「でも、属性が七つのままでは何かと問題もあるかもしれないじゃないですか。」
「まあ、全属性持ちなんて肩書きは迷客ってことと合わせても注目の的だな。」
「それだけならまだしも、あまり考えたくはありませんが、学院の内外、他国を含めアーヤさんを利用しようとする輩が現れるかもしれません。
属性も目立たぬ程度に抑える方がいいとなりましたが、属性を封印することができるような石は事実上、店はおろかこの国にはないので他の方法を模索しようかとした時、アーヤさんが異世界からずっと持っていた石ならどうかとオーナーに預けて調べてもらうことになったんです。」
「ふーん、異世界の石…ね。」
「調べる間、只待つのではなく時間を有意義に使ってアーヤさんとランチを食べに出掛けました。」
「へー、ランチ。」
ん?何だかデートみたいになってきたな。
「ランチは、私の馴染みの店、天空の庭に行きました。」
「へぇ、天空の庭っていったらお前の母国で有名なあの?場所もランクもお高いところか?」
「私にとっては、気軽に行ける元執事長の店というだけなのですが。そこです。」
「と、いうことはアーヤ・サトーはお前の正体は知っているのか?ヒトのままその店には行けないだろ。」
「お前、ふざけてんのか?」
「ふざけてなどいません。至って真面目な相談です。」
レオナルドは思った。ライス?何で相談がうまいライスの店の場所なんだ?ライスなんてマジェストーラじゃ珍しくもない主食だろ。魔族には馴染みがないだろうが。お前はもう長いこと普通に食べてもいるはず。
相変わらずこの目の前の男の考えていることはわからないことが多い。
レオナルドは何故ラナがそんな相談をしたいのか順を追って説明させることにした。
「まず、その相談をしたくなった経緯を話せ。焦って話をすっ飛ばすな。」
「…確かにいきなり相談内容だけではレオでも答えずらいですね。焦ったつもりはないのですが、失礼しました。」
「今日、お休みして例の魔力コントロール専門店に店長の希望もあってアーヤさん…アーヤ・サトーさんを連れて行ってきたんです。」
「ああ、それは以前から聞いていた。」
「店長の機転が効いて、抑制具では対応仕切れない多すぎる魔力は封印具で無事、抑制ができました。」
「良かったな。」
「でも、属性が七つのままでは何かと問題もあるかもしれないじゃないですか。」
「まあ、全属性持ちなんて肩書きは迷客ってことと合わせても注目の的だな。」
「それだけならまだしも、あまり考えたくはありませんが、学院の内外、他国を含めアーヤさんを利用しようとする輩が現れるかもしれません。
属性も目立たぬ程度に抑える方がいいとなりましたが、属性を封印することができるような石は事実上、店はおろかこの国にはないので他の方法を模索しようかとした時、アーヤさんが異世界からずっと持っていた石ならどうかとオーナーに預けて調べてもらうことになったんです。」
「ふーん、異世界の石…ね。」
「調べる間、只待つのではなく時間を有意義に使ってアーヤさんとランチを食べに出掛けました。」
「へー、ランチ。」
ん?何だかデートみたいになってきたな。
「ランチは、私の馴染みの店、天空の庭に行きました。」
「へぇ、天空の庭っていったらお前の母国で有名なあの?場所もランクもお高いところか?」
「私にとっては、気軽に行ける元執事長の店というだけなのですが。そこです。」
「と、いうことはアーヤ・サトーはお前の正体は知っているのか?ヒトのままその店には行けないだろ。」
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