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エスリアール王城 出会い
翼竜と大空1
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「アーヤさん、昼は何か食べたい物はありますか?」
「うーん、まだこちらの世界の料理があまりわからないのですけど、メインがお肉かお魚があるお店ならどこでもいいです。」
「でしたら、お勧めのお店があります。ここから少し移動しますが、店の周囲も景色が良くて、料理の種類も豊富ですし、私の馴染みの飲食店です。」
「そこにしましょう!」
「そう、遠くはないので転移は使わずに乗り物で向かいましょう。今、呼びます。」
呼ぶ?タクシーみたいに馬車でも呼びつけるのかな?魔法タクシー?魔法の絨毯?
ワクワク
「我が前に姿を現せ。スティール。」
!!!
サリアンの詠唱で店の横にある広場に巨大な魔法陣が現れた。輝く陣の中から大きい生き物が現れた。
これは…。
翼を持つ竜。西洋のドラゴンとか飛びトカゲとかってやつじゃああ~りませんか~?!呼ぶって、召喚ですか?乗り物ってこれ!?
「アーヤさん、こちらの竜に乗って移動します。鞍もあるので馬と同じ要領で横座りで乗って頂きます。どうぞ、こちらへ。」
やっぱり!これに乗るのねー。マジですか。
「騎乗する前に紹介します。こちら翼竜という種族で、名前はスティールと言います。
スティール、こちら迷客のアーヤさんです。よろしくお願いしますね。」
近くに案内されて、翼竜の全体をを見る。向こうもサリアンさんの話を聞いてから私の顔を見て、お互い目が合った。
「はじめまして、スティール。アーヤです。サリアンさんに今日は色々お世話になっています。翼竜に乗るの初めてなんだけど、よろしくね?」
グワルゥ…
大きな体はゾウの何倍あるだろうか、とにかく大きい!全身鉱物みたいに頑丈そうな鋼色の鱗、立派な二本の角、空を自由に羽ばたくコウモリのような翼。
本当にファンタジーの生き物が目の前にいる!
翼がなかったら恐竜そのまんまかも。きちんと話を理解していそうだし、こっちを見る瞳が優しい気がする。
「恐がらなくても大丈夫ですよ、スティールは気難しいところはありますが、賢く私以上に紳士です。噛みつきませんよ。」
「恐くはないんです。出会えて嬉しいです。あの、スティールに乗る前に触ってもいいですか?」
「ええ、どうぞ。アーヤさんなら大丈夫でしょう。顔の近くに行ってあげてください。」
「はい。」
ボフゥーー、シューー、ボフゥーー
わぁ…!顔の近くは呼吸の風圧や吸い込みを感じる。スカートと髪がなびく。
「スティール、触ってもいい?」
手を上に伸ばす前に呼びかけると…
グワルルゥ…
スティールから顔を下げて私の方に寄せてくれた。
「ありがとう。スティール、優しい。触るね。」
ヒヤリとする鱗は表面がガラスのようなツルツル感で光を反射している。これが翼竜の触り心地かぁー。もっとくっついてもいいかな?
ズシーン! ゴウゥー
うおぅ!?
「うーん、まだこちらの世界の料理があまりわからないのですけど、メインがお肉かお魚があるお店ならどこでもいいです。」
「でしたら、お勧めのお店があります。ここから少し移動しますが、店の周囲も景色が良くて、料理の種類も豊富ですし、私の馴染みの飲食店です。」
「そこにしましょう!」
「そう、遠くはないので転移は使わずに乗り物で向かいましょう。今、呼びます。」
呼ぶ?タクシーみたいに馬車でも呼びつけるのかな?魔法タクシー?魔法の絨毯?
ワクワク
「我が前に姿を現せ。スティール。」
!!!
サリアンの詠唱で店の横にある広場に巨大な魔法陣が現れた。輝く陣の中から大きい生き物が現れた。
これは…。
翼を持つ竜。西洋のドラゴンとか飛びトカゲとかってやつじゃああ~りませんか~?!呼ぶって、召喚ですか?乗り物ってこれ!?
「アーヤさん、こちらの竜に乗って移動します。鞍もあるので馬と同じ要領で横座りで乗って頂きます。どうぞ、こちらへ。」
やっぱり!これに乗るのねー。マジですか。
「騎乗する前に紹介します。こちら翼竜という種族で、名前はスティールと言います。
スティール、こちら迷客のアーヤさんです。よろしくお願いしますね。」
近くに案内されて、翼竜の全体をを見る。向こうもサリアンさんの話を聞いてから私の顔を見て、お互い目が合った。
「はじめまして、スティール。アーヤです。サリアンさんに今日は色々お世話になっています。翼竜に乗るの初めてなんだけど、よろしくね?」
グワルゥ…
大きな体はゾウの何倍あるだろうか、とにかく大きい!全身鉱物みたいに頑丈そうな鋼色の鱗、立派な二本の角、空を自由に羽ばたくコウモリのような翼。
本当にファンタジーの生き物が目の前にいる!
翼がなかったら恐竜そのまんまかも。きちんと話を理解していそうだし、こっちを見る瞳が優しい気がする。
「恐がらなくても大丈夫ですよ、スティールは気難しいところはありますが、賢く私以上に紳士です。噛みつきませんよ。」
「恐くはないんです。出会えて嬉しいです。あの、スティールに乗る前に触ってもいいですか?」
「ええ、どうぞ。アーヤさんなら大丈夫でしょう。顔の近くに行ってあげてください。」
「はい。」
ボフゥーー、シューー、ボフゥーー
わぁ…!顔の近くは呼吸の風圧や吸い込みを感じる。スカートと髪がなびく。
「スティール、触ってもいい?」
手を上に伸ばす前に呼びかけると…
グワルルゥ…
スティールから顔を下げて私の方に寄せてくれた。
「ありがとう。スティール、優しい。触るね。」
ヒヤリとする鱗は表面がガラスのようなツルツル感で光を反射している。これが翼竜の触り心地かぁー。もっとくっついてもいいかな?
ズシーン! ゴウゥー
うおぅ!?
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