夢じゃなかった!?

Rin’

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エスリアール王城 出会い

はじめての転移1

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ピロン♪
あっメールだ。誰だろう?
「優也だ。」


ねーね、生きてるか~?
最近の異世界ライフどーよ?
電話が無理でもたまにメールくれ。
こっちは冬らしく、雪が積もりだして、
雪かき大変だぞ。


「あちゃー、メールしてなかった。魔力修行にのめり込み過ぎてたわ。ごめん。ごめん。」

ポチポチポチポチ。

今電話してもいいかな?っと。送信。



ピロン♪
いいともー!

ふふっ。
「もしもし?優也?」
「おー、生きとったか。ねーね。」

「勝手に殺すな。ごめん。最近ちょっと驚き続きでさ。」
「で、どうなんだよ最近は。」

「あのね、私にも魔法が使えるってことできちんと魔法について学ぶ為に、この歳で魔法学院に編入することになっちゃったんだ。」
「マジすか?」

「マジっす。」
「しかも、属性と魔力量を検査したらどこのチートだよっていうスペックでさ。」

「特質系にでもなったか?」
「まあ、ある意味そんな感じなんだけど王道的な丸い水晶を触って属性調べたら、やたら色んな色が出てきて、全属性だった。」

「えっ!?マジ??あっははは。やったじゃん!最強ヒロイン。」
「やめてよ。そんなのなりたくない。神様にそこそこ魔法が使えたらいいって言った筈なのに何の手違いかこんなことに…。」


「何使えるの?」
「えーと、風、火、水、土、光、闇、空間だって。ちなみに神様がくれた魔法バッグは空間魔法の四次元ポケット風なバッグらしい。まだ余り使ってないんだけど。」

「今は、魔力を開化させたばかりだからとりあえず、自主練をここ数日はしていたんだ。魔力循環をスムーズにできるといずれ気功の達人みたいに魔力も自由に扱えるようになりたくて。」
「毎日修行か。まあ、確かにイメトレも自主練も大事だよな。」

「うん。先生も循環練習は地道な努力が必要だけど大切って言ってた。」
「創造魔法はできないのか?」

「まだ、わかんない。基礎もわからないし。まあ、元の世界の知識とかイメージがこっちの魔法に影響あるかすらもまだわかんないから。試してみたい気持ちはあるけど、魔力も神様のサービスなのか、異世界人だからなのか、やたら多くて先生よりも上だって言われた。」

「先生って、イケメンの普通の人なのか?エルフ?」
「何故、イケメン前提?確かにイケメンなんだけど、ただのイケメンメガネではないんだよ。秘密だから言えないけど、事情がある人だった。」

「おー、攻略対象の新キャラも順調に増えてるんだな。」
「何そのゲーム設定。」
確かにイケメン率高いけど、ゲームの世界じゃないんだから。
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