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エスリアール王城 出会い
ドキドキの属性検査と魔力量測定2
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「…………。」
「魔力量は、15000といったところでしょう。ちなみに、ルヴァニレット・エスリアールくんも同じ位です。エルフの王族は魔力量が魔族の次に多いですね。はい、もういいですよ。お疲れ様でした。」
ふーん、お兄ちゃんもルヴィ君も多いんですね。普通の人はもっと少ないのかな。
「アーヤさんにもわかり易く説明します。
まず、ヒトは5000~10000
次に獣人で8000~12000
その次がエルフ族10000~15000
最後に一番多い魔族が10000~25000
と俗に言われています。」
「属性は一つが最も多く、ごく稀に複数持ちがいます。二色持ちをダブル、三色をトリプル四色をクアドラプルと言います。しかし、四色以上は過去、現在も事例がありませんね。過去の迷客がもしかしたら複数持ちの可能性はありますが、文献を調べないと私も把握しておりません。
一応ですが、魔法学上、四色以上の保持者が存在した場合の言い方もありますが、五色はクインティプル、六色はセクスタプル、七色はセプタプル と言います。」
「では、アーヤさん。貴女は基本的に魔力操作の経験もないので、まずは他者から流れる魔力を感じて、それから操作できるようになりましょう。私がお手伝い致します。こちらの椅子に掛けてください。」
「はい、よろしくお願いします。」
「これから私の魔力をアーヤさんの全身に流すことで、魔力功を活性化させます。体内魔力の流れを感じてください。この方法は、痛みは伴いませんが、疲れると思うので、座って行いましょう。」
「両手を私の手のひらの上に。…始めます。」
「…………………………………………………。」
「…………………………………………………。」
両手が温かい。前にルヴィ君にして貰った時と似てるけど、指先から始まって手首、腕、肘、肩、心臓から頭、胸、お腹、足、足先までムズムズ血行が良くなっていくような感じが広がっていく。まるで湯上がりのようなポカポカ感になった。顔も熱い。
「私の魔力が無事、全身を循環しました。どうですか?体内の魔力がわかりますか?」
「ラナ先生の魔力が手から流れて体を巡ったのはわかりました。今は全身が熱いです。」
「そのようですね。上手く活性化できているようです。では、次にその熱い流れを自分の臍の辺りに渦を巻くように集めるイメージをしてください。上手く集まれば臍の辺りだけが熱く他は普通になるはずです。」
臍、に集める。集める。温かい流れを絡める、巻き取るイメージ…。
毛糸……。
毛糸……魔力を毛糸に見立てて臍辺りで巻き取る感じが浮かんだ。綺麗な丸い毛糸玉を作ろう。クルクル少しずつ向きを変えて、小さい玉ができてからは高速回転ができるイメージになった。そして、巻き取る毛糸がなくなった時、熱さもなくなって臍の辺りだけじんわりする程度になった。
「魔力量は、15000といったところでしょう。ちなみに、ルヴァニレット・エスリアールくんも同じ位です。エルフの王族は魔力量が魔族の次に多いですね。はい、もういいですよ。お疲れ様でした。」
ふーん、お兄ちゃんもルヴィ君も多いんですね。普通の人はもっと少ないのかな。
「アーヤさんにもわかり易く説明します。
まず、ヒトは5000~10000
次に獣人で8000~12000
その次がエルフ族10000~15000
最後に一番多い魔族が10000~25000
と俗に言われています。」
「属性は一つが最も多く、ごく稀に複数持ちがいます。二色持ちをダブル、三色をトリプル四色をクアドラプルと言います。しかし、四色以上は過去、現在も事例がありませんね。過去の迷客がもしかしたら複数持ちの可能性はありますが、文献を調べないと私も把握しておりません。
一応ですが、魔法学上、四色以上の保持者が存在した場合の言い方もありますが、五色はクインティプル、六色はセクスタプル、七色はセプタプル と言います。」
「では、アーヤさん。貴女は基本的に魔力操作の経験もないので、まずは他者から流れる魔力を感じて、それから操作できるようになりましょう。私がお手伝い致します。こちらの椅子に掛けてください。」
「はい、よろしくお願いします。」
「これから私の魔力をアーヤさんの全身に流すことで、魔力功を活性化させます。体内魔力の流れを感じてください。この方法は、痛みは伴いませんが、疲れると思うので、座って行いましょう。」
「両手を私の手のひらの上に。…始めます。」
「…………………………………………………。」
「…………………………………………………。」
両手が温かい。前にルヴィ君にして貰った時と似てるけど、指先から始まって手首、腕、肘、肩、心臓から頭、胸、お腹、足、足先までムズムズ血行が良くなっていくような感じが広がっていく。まるで湯上がりのようなポカポカ感になった。顔も熱い。
「私の魔力が無事、全身を循環しました。どうですか?体内の魔力がわかりますか?」
「ラナ先生の魔力が手から流れて体を巡ったのはわかりました。今は全身が熱いです。」
「そのようですね。上手く活性化できているようです。では、次にその熱い流れを自分の臍の辺りに渦を巻くように集めるイメージをしてください。上手く集まれば臍の辺りだけが熱く他は普通になるはずです。」
臍、に集める。集める。温かい流れを絡める、巻き取るイメージ…。
毛糸……。
毛糸……魔力を毛糸に見立てて臍辺りで巻き取る感じが浮かんだ。綺麗な丸い毛糸玉を作ろう。クルクル少しずつ向きを変えて、小さい玉ができてからは高速回転ができるイメージになった。そして、巻き取る毛糸がなくなった時、熱さもなくなって臍の辺りだけじんわりする程度になった。
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