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エスリアール国 出会い
怖くない…怖くない
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前にお兄ちゃんが神託の泉で、私を見つけたと話してくれたので、どんな場所か見てみたいと言ったら、先代の神託者ルピナスさんに確認をしてくれて、こっそりばれなきゃ大丈夫とのことだ。
ルピナスさんの特製お弁当を持って、お兄ちゃんと二人泉へ出かける。
「今日もいい天気。こっちは四季ってないの?」
「ここ、エルフの村がある森は土地柄的に年中常春だよ。」
「へぇー!ずっと春?過ごしやすいね。」
「そうだね。」
季節のことを話ながら今日も手を繋いで歩く。
歩く度に、シャラ…シャラと控えめにお気に入りの鈴が鳴っている。肩掛け鞄には、スマホが入っていて、パワーストーン付きの水琴鈴の手作りストラップをつけていた。
鈴の音は、魔を払い持ち主を守ってくれるという風に思っていたので、パワーストーンショップで、普通の鈴と違うシャラン…シャラランという響きの水琴鈴ストラップを見つけて一目惚れしてしまった。
プラスαでストーンを縦に幾つか繋げたバーを作り、鈴ストラップと上をさくらんぼのように繋げて揺れたりわざとぶつかって鳴りやすくした。
ストーンは下からガーネット、アメジスト、
グラデーションの綺麗な透明グリーンと紫のフローライト、ルチルクォーツ、透明水晶、クラッチ水晶が縦に連なっている。石の効果も魅力的だが、石選びの樹海にはまり、最終的には第一印象の好きな色味で選んだ。私のお気に入り。誕生石も入っている。
そういえば、一時期サンキャッチャーにもはまったな。
スマホと一緒にストラップ、持ってこれてよかったな。
「綾子はこの泉の中から現れたんだよ。」
ファンタジー…
水が浮いてる。下から見た不思議な水面と空の色。こんな光景見たことない。
一面のお花畑、自由に飛び交う蝶や妖精。
「………すごい。」
やっと出た言葉はそれだけ。
「初めは、水底が光だして、ゆっくり浮上してきて水面からでて上空で浮いていたよ。」
「そうだったんだ。」
「見つけてくれたのが、お兄ちゃんで良かった。ありがとう。」
「どういたしまして。」
ニッコリ。
祈りを捧げるお兄ちゃんの邪魔をしないように、私は花畑で物珍しい花や虫、生き物観察。しゃがんで見つめていると、カサカサと近くで葉音がした。
ん?
何かいるのかな。
そこから現れたのは…。
「!!!」
真っ白なミニウサギ、みたいな生き物。
「か、かわいい!おいで…。怖くないよ…」
怖がらないなら、触ってみたい。モフモフ!
ピョコン……ピョコン。
くぅ~、たまらん。かわいい。あと少し。
鼻をヒクヒクさせてるところは、ウサギそのもの。フワフワの綿毛のような毛。
両手を地面に差し出し、向こうから接触してくるまでじっと我慢。我慢。
「!」
やりました!ファーストタッチ。かわい~!
鼻がヒクヒク私の指先をフンフン。フンワリした毛先が触れた。
カサカサ。カサカサ。
はっ!お仲間?色違いの子達もかわいい。怖くないよ。
「おいでー。怖くないよー。」
ピョコン……ピョコン。
ピョコン……ピョコン。
「ふ、増えた。」両手を5匹がピスピス、ヒクヒク。
ふふ、少しくすぐったい。
ルピナスさんの特製お弁当を持って、お兄ちゃんと二人泉へ出かける。
「今日もいい天気。こっちは四季ってないの?」
「ここ、エルフの村がある森は土地柄的に年中常春だよ。」
「へぇー!ずっと春?過ごしやすいね。」
「そうだね。」
季節のことを話ながら今日も手を繋いで歩く。
歩く度に、シャラ…シャラと控えめにお気に入りの鈴が鳴っている。肩掛け鞄には、スマホが入っていて、パワーストーン付きの水琴鈴の手作りストラップをつけていた。
鈴の音は、魔を払い持ち主を守ってくれるという風に思っていたので、パワーストーンショップで、普通の鈴と違うシャラン…シャラランという響きの水琴鈴ストラップを見つけて一目惚れしてしまった。
プラスαでストーンを縦に幾つか繋げたバーを作り、鈴ストラップと上をさくらんぼのように繋げて揺れたりわざとぶつかって鳴りやすくした。
ストーンは下からガーネット、アメジスト、
グラデーションの綺麗な透明グリーンと紫のフローライト、ルチルクォーツ、透明水晶、クラッチ水晶が縦に連なっている。石の効果も魅力的だが、石選びの樹海にはまり、最終的には第一印象の好きな色味で選んだ。私のお気に入り。誕生石も入っている。
そういえば、一時期サンキャッチャーにもはまったな。
スマホと一緒にストラップ、持ってこれてよかったな。
「綾子はこの泉の中から現れたんだよ。」
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水が浮いてる。下から見た不思議な水面と空の色。こんな光景見たことない。
一面のお花畑、自由に飛び交う蝶や妖精。
「………すごい。」
やっと出た言葉はそれだけ。
「初めは、水底が光だして、ゆっくり浮上してきて水面からでて上空で浮いていたよ。」
「そうだったんだ。」
「見つけてくれたのが、お兄ちゃんで良かった。ありがとう。」
「どういたしまして。」
ニッコリ。
祈りを捧げるお兄ちゃんの邪魔をしないように、私は花畑で物珍しい花や虫、生き物観察。しゃがんで見つめていると、カサカサと近くで葉音がした。
ん?
何かいるのかな。
そこから現れたのは…。
「!!!」
真っ白なミニウサギ、みたいな生き物。
「か、かわいい!おいで…。怖くないよ…」
怖がらないなら、触ってみたい。モフモフ!
ピョコン……ピョコン。
くぅ~、たまらん。かわいい。あと少し。
鼻をヒクヒクさせてるところは、ウサギそのもの。フワフワの綿毛のような毛。
両手を地面に差し出し、向こうから接触してくるまでじっと我慢。我慢。
「!」
やりました!ファーストタッチ。かわい~!
鼻がヒクヒク私の指先をフンフン。フンワリした毛先が触れた。
カサカサ。カサカサ。
はっ!お仲間?色違いの子達もかわいい。怖くないよ。
「おいでー。怖くないよー。」
ピョコン……ピョコン。
ピョコン……ピョコン。
「ふ、増えた。」両手を5匹がピスピス、ヒクヒク。
ふふ、少しくすぐったい。
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