4 / 599
異世界転移前 準備
ここはどこ?1
しおりを挟む
停電になってから自室の中でしゃがみ込んでどれくらい経ったのか。
意識がぼやける頭で考えながら体を起こす。
暗い……何か頭も痛い?
えーと、落ち着け……。
確か、今日は17時定時退勤なんて無理だけど17時半位には帰ってゆっくりしたくて
スケジュールの合間も頑張って勤務内でちょっとずつルーチン業務とは別の主任業務こなして、わりと早く帰れた方だった。
いつもの疲れを感じながらお母さんに電話、
雷が光って、ワクワクしながら帰ってきた。そうだ。めちゃ近くに落ちて、火花散って
「停電…したんだった。あれっ?まだ暗い?
およっ?体がさっきより怠い??何で??……」
ズキッ・・ズキン・・ツキンツキン・・・・いったー。
両目を軽く擦るが、視界は変わらない。
最近痛みだした左肩から肩甲骨にかけてのぎっくり背中のツキツキ感と頭重感からおもむろに体を起こす。
(ズキンズキン・・ツキツキ・・・)
介護は体が資本だけど最近…特に三十を越えた辺りりから疲れは溜る一方だし。体力落ちたな。
はぁ…
歳かな。二十代と三十代の間には確かに境界があると思う。
「あーあぁ、私にゃプレミアムフライデーな
んて一生ないわ。はぁ ゆっくりのんびり温泉とかリフレッシュ癒しの旅とかしたい…」
‐‐‐あの…だいぶ疲れてるみたいだけど、大丈夫?
ん?
やや回想から現実逃避も混じりながら独り言をぶつぶつ呟く綾子の背後から突然声がした。
ビクッ・・(声がした?私の後ろから?)
シーン…………………。
‐‐‐ねえって…「そうか!」ば。
「夢だ。なるほど。これが夢であるあるの、夢の中だと気づく瞬間なんだな~。」
「いやー、初めてだ。夢の中でわかるなんて。いつもはフルカラーだし、音も臭いも風だって感じる時もあるけど、寝てる間に気づけないんだよね。」
「いやいや、疲れてきっと暗いから寝ちゃってたのか。なーんだ」
沈黙に耐えかねてウンウン頷き一人納得した綾子。
‐‐‐あのーぉ…すみません、聞こえなかったみ
たいだけど、ここは夢じゃない…よ?
シーン…………………………………
「ばんなそかな?!」
意識がぼやける頭で考えながら体を起こす。
暗い……何か頭も痛い?
えーと、落ち着け……。
確か、今日は17時定時退勤なんて無理だけど17時半位には帰ってゆっくりしたくて
スケジュールの合間も頑張って勤務内でちょっとずつルーチン業務とは別の主任業務こなして、わりと早く帰れた方だった。
いつもの疲れを感じながらお母さんに電話、
雷が光って、ワクワクしながら帰ってきた。そうだ。めちゃ近くに落ちて、火花散って
「停電…したんだった。あれっ?まだ暗い?
およっ?体がさっきより怠い??何で??……」
ズキッ・・ズキン・・ツキンツキン・・・・いったー。
両目を軽く擦るが、視界は変わらない。
最近痛みだした左肩から肩甲骨にかけてのぎっくり背中のツキツキ感と頭重感からおもむろに体を起こす。
(ズキンズキン・・ツキツキ・・・)
介護は体が資本だけど最近…特に三十を越えた辺りりから疲れは溜る一方だし。体力落ちたな。
はぁ…
歳かな。二十代と三十代の間には確かに境界があると思う。
「あーあぁ、私にゃプレミアムフライデーな
んて一生ないわ。はぁ ゆっくりのんびり温泉とかリフレッシュ癒しの旅とかしたい…」
‐‐‐あの…だいぶ疲れてるみたいだけど、大丈夫?
ん?
やや回想から現実逃避も混じりながら独り言をぶつぶつ呟く綾子の背後から突然声がした。
ビクッ・・(声がした?私の後ろから?)
シーン…………………。
‐‐‐ねえって…「そうか!」ば。
「夢だ。なるほど。これが夢であるあるの、夢の中だと気づく瞬間なんだな~。」
「いやー、初めてだ。夢の中でわかるなんて。いつもはフルカラーだし、音も臭いも風だって感じる時もあるけど、寝てる間に気づけないんだよね。」
「いやいや、疲れてきっと暗いから寝ちゃってたのか。なーんだ」
沈黙に耐えかねてウンウン頷き一人納得した綾子。
‐‐‐あのーぉ…すみません、聞こえなかったみ
たいだけど、ここは夢じゃない…よ?
シーン…………………………………
「ばんなそかな?!」
0
お気に入りに追加
534
あなたにおすすめの小説
異世界楽々通販サバイバル
shinko
ファンタジー
最近ハマりだしたソロキャンプ。
近くの山にあるキャンプ場で泊っていたはずの伊田和司 51歳はテントから出た瞬間にとてつもない違和感を感じた。
そう、見上げた空には大きく輝く2つの月。
そして山に居たはずの自分の前に広がっているのはなぜか海。
しばらくボーゼンとしていた和司だったが、軽くストレッチした後にこうつぶやいた。
「ついに俺の番が来たか、ステータスオープン!」
システムバグで輪廻の輪から外れましたが、便利グッズ詰め合わせ付きで他の星に転生しました。
大国 鹿児
ファンタジー
輪廻転生のシステムのバグで輪廻の輪から外れちゃった!
でも神様から便利なチートグッズ(笑)の詰め合わせをもらって、
他の星に転生しました!特に使命も無いなら自由気ままに生きてみよう!
主人公はチート無双するのか!? それともハーレムか!?
はたまた、壮大なファンタジーが始まるのか!?
いえ、実は単なる趣味全開の主人公です。
色々な秘密がだんだん明らかになりますので、ゆっくりとお楽しみください。
*** 作品について ***
この作品は、真面目なチート物ではありません。
コメディーやギャグ要素やネタの多い作品となっております
重厚な世界観や派手な戦闘描写、ざまあ展開などをお求めの方は、
この作品をスルーして下さい。
*カクヨム様,小説家になろう様でも、別PNで先行して投稿しております。
チート幼女とSSSランク冒険者
紅 蓮也
ファンタジー
【更新休止中】
三十歳の誕生日に通り魔に刺され人生を終えた小鳥遊葵が
過去にも失敗しまくりの神様から異世界転生を頼まれる。
神様は自分が長々と語っていたからなのに、ある程度は魔法が使える体にしとく、無限収納もあげるといい、時間があまり無いからさっさと転生しちゃおっかと言いだし、転生のため光に包まれ意識が無くなる直前、神様から不安を感じさせる言葉が聞こえたが、どうする事もできない私はそのまま転生された。
目を開けると日本人の男女の顔があった。
転生から四年がたったある日、神様が現れ、異世界じゃなくて地球に転生させちゃったと・・・
他の人を新たに異世界に転生させるのは無理だからと本来行くはずだった異世界に転移することに・・・
転移するとそこは森の中でした。見たこともない魔獣に襲われているところを冒険者に助けられる。
そして転移により家族がいない葵は、冒険者になり助けてくれた冒険者たちと冒険したり、しなかったりする物語
※この作品は小説家になろう様、カクヨム様、ノベルバ様、エブリスタ様でも掲載しています。
最強令嬢とは、1%のひらめきと99%の努力である
megane-san
ファンタジー
私クロエは、生まれてすぐに傷を負った母に抱かれてブラウン辺境伯城に転移しましたが、母はそのまま亡くなり、辺境伯夫妻の養子として育てていただきました。3歳になる頃には闇と光魔法を発現し、さらに暗黒魔法と膨大な魔力まで持っている事が分かりました。そしてなんと私、前世の記憶まで思い出し、前世の知識で辺境伯領はかなり大儲けしてしまいました。私の力は陰謀を企てる者達に狙われましたが、必〇仕事人バリの方々のおかげで悪者は一層され、無事に修行を共にした兄弟子と婚姻することが出来ました。……が、なんと私、魔王に任命されてしまい……。そんな波乱万丈に日々を送る私のお話です。
異世界でタロと一緒に冒険者生活を始めました
ももがぶ
ファンタジー
俺「佐々木光太」二十六歳はある日気付けばタロに導かれ異世界へ来てしまった。
会社から帰宅してタロと一緒に散歩していたハズが気が付けば異世界で魔法をぶっ放していた。
タロは喋るし、俺は十二歳になりましたと言われるし、これからどうなるんだろう。
異世界転生したら何でも出来る天才だった。
桂木 鏡夜
ファンタジー
高校入学早々に大型トラックに跳ねられ死ぬが気がつけば自分は3歳の可愛いらしい幼児に転生していた。
だが等本人は前世で特に興味がある事もなく、それは異世界に来ても同じだった。
そんな主人公アルスが何故俺が異世界?と自分の存在意義を見いだせずにいるが、10歳になり必ず受けなければならない学校の入学テストで思わぬ自分の才能に気づくのであった。
===========================
始めから強い設定ですが、徐々に強くなっていく感じになっております。
転生チートは家族のために~ユニークスキルで、快適な異世界生活を送りたい!~
りーさん
ファンタジー
ある日、異世界に転生したルイ。
前世では、両親が共働きの鍵っ子だったため、寂しい思いをしていたが、今世は優しい家族に囲まれた。
そんな家族と異世界でも楽しく過ごすために、ユニークスキルをいろいろと便利に使っていたら、様々なトラブルに巻き込まれていく。
「家族といたいからほっといてよ!」
※スキルを本格的に使い出すのは二章からです。
転生したおばあちゃんはチートが欲しい ~この世界が乙女ゲームなのは誰も知らない~
ピエール
ファンタジー
おばあちゃん。
異世界転生しちゃいました。
そういえば、孫が「転生するとチートが貰えるんだよ!」と言ってたけど
チート無いみたいだけど?
おばあちゃんよく分かんないわぁ。
頭は老人 体は子供
乙女ゲームの世界に紛れ込んだ おばあちゃん。
当然、おばあちゃんはここが乙女ゲームの世界だなんて知りません。
訳が分からないながら、一生懸命歩んで行きます。
おばあちゃん奮闘記です。
果たして、おばあちゃんは断罪イベントを回避できるか?
[第1章おばあちゃん編]は文章が拙い為読みづらいかもしれません。
第二章 学園編 始まりました。
いよいよゲームスタートです!
[1章]はおばあちゃんの語りと生い立ちが多く、あまり話に動きがありません。
話が動き出す[2章]から読んでも意味が分かると思います。
おばあちゃんの転生後の生活に興味が出てきたら一章を読んでみて下さい。(伏線がありますので)
初投稿です
不慣れですが宜しくお願いします。
最初の頃、不慣れで長文が書けませんでした。
申し訳ございません。
少しづつ修正して纏めていこうと思います。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる