夢じゃなかった！？

マジェストーラ国立魔法学院 編入

エルシオンの魔法講座4

「ご名答。魔道具を使うことで持っていない属性魔法も不可能ではない。しかし、強引に他の属性魔法を行使できたとしても所詮それは紛い物の力。本物には敵うはずもない。」


「へぇ…。シオンさんの話はいつ聞いても楽しいし、勉強になります。ありがとうございます。」


魔法についての疑問を解消し、スッキリしたアーヤ。


「どういたしまして。アーヤのなぜなに講座は私も教えていて楽しいよ。」


（なぜなに講座…。シオンさんうまいこと言いますね。）
 

アーヤの頭を撫でるエルシオン。
フフ…　　エヘヘ…と互いに笑みが溢れた。


パタパタパタパタ

エルシオンが待合室に向かうシャナの気配に気づき、診察室に通じるドアに目を向ける。