夢じゃなかった!?

Rin’

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マジェストーラ国立魔法学院 編入

水の都セルリアン~お土産とプレゼント42

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「さっきさ、騎竜のおやつ探してるってシオ兄ちゃん言ってたから俺の心当たり教えたんだけど、その分特別料金もらっちゃった。
これはそのお返しっていうか俺からちょっとサービス。渡したいのがあるんだけどいい?」


「サービス?」


そう言ってユーファが取り出したのは手袋をまとめて持ち歩くのに便利な道具だった。

になる革部分はボタンで取り外しができ、チェーンで固定して持ち歩けるようになっている手袋ホルダーだ。
これにも大口おおぐちを開けた荒ぶる熊ワイルドラースベアがしっかりと革部分に細工してある。


手袋ホルダーを受け取ったアーヤはまじまじと見つめ早速さっそく、試してみたくなった。

「手袋ホルダーって見たことあるけど、使うのは初めて。手袋を革の輪っかの中にたばねて、ここのボタンをとめればいいんだ。あ、できた。どうもありがとうユーファ君。はい、シオンさんの分です。」


「では、遠慮えんりょなく。」


「いや、こっちとしても予想以上の収入で助かったし。」

有益ゆうえきな情報に感謝する。この後行ってみるよ。」


「じゃあ今後ともアウル防具店をご贔屓ひいきによろしく!道中気をつけてね~。」


「ユーファ君も戸締とじまりしっかりね。ご苦労様~。」


入店前よりも見た目が旅人風になった二人はアウル防具店を出発する。
騎竜のおやつを買い求める為、次なる場所へ向かうのだった。
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