夢じゃなかった!?

Rin’

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マジェストーラ国立魔法学院 編入

閑話 転移の干渉者side***??? 2

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我らの意志は名も無き花のごとく…。


人気の無い林にて傭兵騎士らしき人影ともう一人、ローブのフードを被った人物が互いにすれ違い様足を止め、背を向けあ合った状態で先に傭兵が声を発した。

『名も無き花は…。』

ローブの人物が続けて言う。

極夜きょくやの地でも咲き誇る。』



ひそやかに交わされる合い言葉。

その意味は、我らは名も知られない花ような目立たぬ存在である。しかし、極夜きょくやのような日が昇らない劣悪な地であったとしても、華々しく咲く花のごとく、自らの誇りを胸に悲願を諦めず全うする者である。


傭兵がフードを被ったローブの人物から指示を受ける。

「よくやった。おやかた様にご報告をしておく。」

「はい。」


「引き続き、傭兵騎士団にて身を潜め、次の指示を待て。」

「了解しました。」


「我らがお館様の望まれる世の為に。」


『名も無き花は…。』

『…極夜きょくやの地でも咲き誇る。』


再び合い言葉を交わしてから二人はその場を去った。

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