445 / 599
マジェストーラ国立魔法学院 編入
水の都セルリアン~討伐 嘆きの果てに5
しおりを挟む
ウィーーンンンーーーー
(え、バズーカってバズーカってあんな距離で打って大丈夫なの?!)
「いくわよ~♪えい!」
(何の躊躇いもなく打ったー!)
ドガーーーンッ!!!
シギャアアアーーーーーー!!
「わっぷ…」
ウ二ャウッ
可愛らしいワンピース姿でバズーカ砲を躊躇いなく打ち込むプリメ。ヒラリとスカートが翻ることはなく、不自然な重みの安定感がある。堂々と立ったまま次弾の準備にパワーチャージをしている。
一気に爆風と爆煙が視界を奪い、周囲が見えなくなってしまった。押し寄せる風圧と衝撃波によってよろけたアーヤだが、背中に回された腕に支えられる。
「見かけによらず、ずいぶんと過激な系統の魔武器を使うお嬢さんですね。大丈夫ですか?」
爆風によろけるアーヤの背後を支えたラナ。
「コホッ、は…い。」
「私は光の攻撃はできません…。光属性が賦与された魔武器のひとつでも持っていたらあの方達のように直接参戦できたのですが…。
今は新たな局所的結界でこの場に嘆くモノをとどめるくらいしかお役に立てませんが、殲滅するまではアーヤさんをしっかりお守りしますからね。」
「あ、ありがとうございます。」
ドガーーン!!!
ギュアアアーーーーッ
(ラナ先生、いつの間に部分的な結界魔法を?その上なんて謙虚なお考え。役に立ってないことなんてないですよ!それにしても…。)
…ドクン
ドガーーン!ドガーーーン!
ギイイイーーー!ギャーーッ!
初めて他人が何かと戦う状況に自身も関わり、爆煙で視界が見えなくなった今、聞こえてくる爆音や攻撃らし き音、応戦する騎士達の気迫と雄叫び、怒号、そして絶えない絶叫に身がすくんでしまいそうになる。緊張から自然と肩に力が入り、ノワールを抱く腕も強まってしまう。
(シオンさん大丈夫かな。水稀とオーナーさんも。)
「しかしこの爆煙は邪魔ですね。これでは戦況がわからない。試してみますか…。」
アーヤの背中に腕を添えていることから心身の緊張、不安が伝わる。ラナは煙で見えない視界を探るべく、チェーン付きの眼鏡を外してそのまま首に下げた。
カチャ
「私が今魔力の状況から戦況を確認しましょう。」
「え?わかるんですか?」
ドクン…
(え、バズーカってバズーカってあんな距離で打って大丈夫なの?!)
「いくわよ~♪えい!」
(何の躊躇いもなく打ったー!)
ドガーーーンッ!!!
シギャアアアーーーーーー!!
「わっぷ…」
ウ二ャウッ
可愛らしいワンピース姿でバズーカ砲を躊躇いなく打ち込むプリメ。ヒラリとスカートが翻ることはなく、不自然な重みの安定感がある。堂々と立ったまま次弾の準備にパワーチャージをしている。
一気に爆風と爆煙が視界を奪い、周囲が見えなくなってしまった。押し寄せる風圧と衝撃波によってよろけたアーヤだが、背中に回された腕に支えられる。
「見かけによらず、ずいぶんと過激な系統の魔武器を使うお嬢さんですね。大丈夫ですか?」
爆風によろけるアーヤの背後を支えたラナ。
「コホッ、は…い。」
「私は光の攻撃はできません…。光属性が賦与された魔武器のひとつでも持っていたらあの方達のように直接参戦できたのですが…。
今は新たな局所的結界でこの場に嘆くモノをとどめるくらいしかお役に立てませんが、殲滅するまではアーヤさんをしっかりお守りしますからね。」
「あ、ありがとうございます。」
ドガーーン!!!
ギュアアアーーーーッ
(ラナ先生、いつの間に部分的な結界魔法を?その上なんて謙虚なお考え。役に立ってないことなんてないですよ!それにしても…。)
…ドクン
ドガーーン!ドガーーーン!
ギイイイーーー!ギャーーッ!
初めて他人が何かと戦う状況に自身も関わり、爆煙で視界が見えなくなった今、聞こえてくる爆音や攻撃らし き音、応戦する騎士達の気迫と雄叫び、怒号、そして絶えない絶叫に身がすくんでしまいそうになる。緊張から自然と肩に力が入り、ノワールを抱く腕も強まってしまう。
(シオンさん大丈夫かな。水稀とオーナーさんも。)
「しかしこの爆煙は邪魔ですね。これでは戦況がわからない。試してみますか…。」
アーヤの背中に腕を添えていることから心身の緊張、不安が伝わる。ラナは煙で見えない視界を探るべく、チェーン付きの眼鏡を外してそのまま首に下げた。
カチャ
「私が今魔力の状況から戦況を確認しましょう。」
「え?わかるんですか?」
ドクン…
0
お気に入りに追加
533
あなたにおすすめの小説
ハズれギフトの追放冒険者、ワケありハーレムと荷物を運んで国を取る! #ハズワケ!
寝る犬
ファンタジー
【第3回HJ小説大賞後期「ノベルアップ+」部門 最終選考作品】
「ハズワケ!」あらすじ。
ギフト名【運び屋】。
ハズレギフトの烙印を押された主人公は、最高位のパーティをクビになった。
その上悪い噂を流されて、ギルド全員から村八分にされてしまう。
しかし彼のギフトには、使い方次第で無限の可能性があった。
けが人を運んだり、モンスターをリュックに詰めたり、一夜で城を建てたりとやりたい放題。
仲間になったロリっ子、ねこみみ何でもありの可愛い女の子たちと一緒に、ギフトを活かして、デリバリーからモンスター討伐、はては他国との戦争、世界を救う冒険まで、様々な荷物を運ぶ旅が今始まる。
※ハーレムの女の子が合流するまで、マジメで自己肯定感の低い主人公の一人称はちょい暗めです。
※明るい女の子たちが重い空気を吹き飛ばしてゆく様をお楽しみください(笑)
※タイトルの画像は「東雲いづる」先生に描いていただきました。
研磨職人!異世界に渡り、色んなものを磨き魔法スキルと合わせて、幸せに暮らす。
本条蒼依
ファンタジー
主人公である小野田博俊(おのだひろとし)は女神ミーレヌのせいで死んでしまい、
異世界であるミストラルに転移してもらう。
そこには研磨という職業は無く、博俊は研磨でお店を開き、魔法と掛け合わせて
楽しく儲けて生活する物語。
研磨で新しい効果を生み出し、時には笑い時には悲しみありの長編小説。に、
したいとおもいます(*^-^*)
田舎貴族の学園無双~普通にしてるだけなのに、次々と慕われることに~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
田舎貴族であるユウマ-バルムンクは、十五歳を迎え王都にある貴族学校に通うことになった。
最強の師匠達に鍛えられ、田舎から出てきた彼は知らない。
自分の力が、王都にいる同世代の中で抜きん出ていることを。
そして、その価値観がずれているということも。
これは自分にとって普通の行動をしているのに、いつの間にかモテモテになったり、次々と降りかかる問題を平和?的に解決していく少年の学園無双物語である。
※ 極端なざまぁや寝取られはなしてす。
基本ほのぼのやラブコメ、時に戦闘などをします。
龍は暁に啼く
高嶺 蒼
ファンタジー
雷砂は5歳の時に異世界に来た。忠実な銀色の狼と共に。
大切な人を失い、異世界に放り出された少女は、獣人族に拾われ、その集落で育てられる。
そして、10歳になった年に、雷砂の人生に再び転機が訪れた。
脆くも崩れ去る平穏な日々、そして旅立ち。
己の身に宿る龍の力だけを頼りに、少女は己の道を切り開いていく。
女の子なのになぜか下手な男よりよっぽどモテる、そんな雷砂の戦いと試練の日々を描いた物語。
※ややチート、ハーレム要素ありですが、ハーレム的展開は大分後の予定です。ガールズラブ要素も入ってくるので、苦手な方は無理なさらずに。
小説家になろう様、ハーメルン~SS・小説投稿サイト~様にも掲載してます。
異世界日帰りごはん【料理で王国の胃袋を掴みます!】
ちっき
ファンタジー
異世界に行った所で政治改革やら出来るわけでもなくチートも俺TUEEEE!も無く暇な時に異世界ぷらぷら遊びに行く日常にちょっとだけ楽しみが増える程度のスパイスを振りかけて。そんな気分でおでかけしてるのに王国でドタパタと、スパイスってそれ何万スコヴィルですか!
転生料理人の異世界探求記(旧 転生料理人の異世界グルメ旅)
しゃむしぇる
ファンタジー
こちらの作品はカクヨム様にて先行公開中です。外部URLを連携しておきましたので、気になる方はそちらから……。
職場の上司に毎日暴力を振るわれていた主人公が、ある日危険なパワハラでお失くなりに!?
そして気付いたら異世界に!?転生した主人公は異世界のまだ見ぬ食材を求め世界中を旅します。
異世界を巡りながらそのついでに世界の危機も救う。
そんなお話です。
普段の料理に使えるような小技やもっと美味しくなる方法等も紹介できたらなと思ってます。
この作品は「小説家になろう」様及び「カクヨム」様、「pixiv」様でも掲載しています。
ご感想はこちらでは受け付けません。他サイトにてお願いいたします。
クラス転移で俺だけ勇者じゃないのだが!?~召喚した配下で国を建国~
かめ
ファンタジー
高校で授業を受けていた俺は、クラスメイト達と共に異世界のエルガレフト神国の神殿へと召喚された。
どうやら、俺とクラスメイトは魔王を倒すために異世界より召喚されたようだ。
だか、俺はクラスメイト達の中で、唯一勇者の称号がなかった。
俺を逆恨みするクラスのリーダー的存在である海堂の誘導もあり、俺はわずかな金銭を渡されて犯罪者として神殿より追放されてしまう。
だが、実は俺を異世界に救世主として招くために創世神が手引きを行った召喚であり、他のクラスメイト達は偶発的に巻き込まれてしまっただけの”おまけ”だったのだ。
真の勇者として神聖召喚魔術『 ホーリーサモン 』に目覚めた俺は、規格外の魔物や人物を次々に召喚し、世界を救うために強大な国を築いていく。
短編バージョン(1話2000字ほど)もありますので、1話が長いよー!って人はそちらで見ると良いかと思われます!
基本的にはなろうメインで連載しています!こっちは気が向いたらなのでもし良ければ、メインの方にも足を運んで頂けると喜びます!
左斜め下らへんにあるかめの登録コンテンツのところからとべます!
Twitter始めました〜良かったらフォローお願いします!
https://twitter.com/kame_narou/status/1187022015540031489?s=19
万分の一の確率でパートナーが見つかるって、そんな事あるのか?
Gai
ファンタジー
鉄柱が頭にぶつかって死んでしまった少年は神様からもう異世界へ転生させて貰う。
貴族の四男として生まれ変わった少年、ライルは属性魔法の適性が全くなかった。
貴族として生まれた子にとっては珍しいケースであり、ラガスは周りから憐みの目で見られる事が多かった。
ただ、ライルには属性魔法なんて比べものにならない魔法を持っていた。
「はぁーー・・・・・・属性魔法を持っている、それってそんなに凄い事なのか?」
基本気だるげなライルは基本目立ちたくはないが、売られた値段は良い値で買う男。
さてさて、プライドをへし折られる犠牲者はどれだけ出るのか・・・・・・
タイトルに書いてあるパートナーは序盤にはあまり出てきません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる