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マジェストーラ国立魔法学院 編入
水の都セルリアン~祝福祭りin水上公園28
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運試し会場にはテーブル上には『只今、休憩中。』と少し慌ただしく書かれた魔文字が書き置きのように光っていた。
「探せ探せー!」
「…?…ル様どこにー?!」
「さっきまではいたのに!一体どこへ?!」
「闇の会場はまだ再開してないようだぞ。」
「先に光の方に行くしかないか。」
「やれやれ。」
(どうしたんだろう?何か探し物?)
「どうやらこの会場の運試しは、要と言える闇属性の生き物に関係して何か騒ぎになっているようだ。」
(う~ん、聞いたことがある名前なんだが。まさか…。)
「もしかして闇属性の生き物がいなくなったんですか?!」
「おそらく。あそこのクッション、明らかに何かがいたんだろう。」
「あのフカフカそうな高級クッションですね。あの大きさならそんなに大きくないのかな。」
紫色の艶々したサテン生地のクッションの上に鎮座していたであろう闇属性の生き物はどうやら行方知れずらしいことがわかった。
(あっちでもこっちでも、すごい形相で探し回ってる。かなり困ってる感じだよね。あ、あの人はわりとゆったり探してるみたい。聞いてみようかな。)
私服ながら探す協力をしている一般人もいるのか、物陰を覗いて歩くスラリとした男性が目についた。
「シオンさん、私あの人に聞いてきます。」
「あの方がいるということは、やはり探されているのは…。」
エルシオンもアーヤの後を追う。
「あの…すみません、ちょっといいですか?ってあれ?!」
「はい?おや…。」
アーヤが声をかけたその人は…
「アーヤ様、エルシオン様ではございませんか。」
「ブルーローズのオーナーさん?!」
魔力コントロールの宝飾品を扱う店、ブルーローズオーナー、レイズン・ローズその人であった。
「お二人はどうしてこちらに?」
「今日、編入前日で外出することができまして、セルリアン観光に来てたまたま祭りに参加していたんです。」
レイズンの問いにアーヤが答える。
「左様でございましたか。」
「オーナーは、ノワールと一緒ではなかったのですか?」
今度はエルシオンが思い当たることを聞くとレイズンは驚きの表情を見せた。
「?!それが…お恥ずかしながら少し席を外して知り合いにご挨拶をしている間に姿を消してしまいまして。」
「え?!ノワール?ノワールがいるんですか。」
「探せ探せー!」
「…?…ル様どこにー?!」
「さっきまではいたのに!一体どこへ?!」
「闇の会場はまだ再開してないようだぞ。」
「先に光の方に行くしかないか。」
「やれやれ。」
(どうしたんだろう?何か探し物?)
「どうやらこの会場の運試しは、要と言える闇属性の生き物に関係して何か騒ぎになっているようだ。」
(う~ん、聞いたことがある名前なんだが。まさか…。)
「もしかして闇属性の生き物がいなくなったんですか?!」
「おそらく。あそこのクッション、明らかに何かがいたんだろう。」
「あのフカフカそうな高級クッションですね。あの大きさならそんなに大きくないのかな。」
紫色の艶々したサテン生地のクッションの上に鎮座していたであろう闇属性の生き物はどうやら行方知れずらしいことがわかった。
(あっちでもこっちでも、すごい形相で探し回ってる。かなり困ってる感じだよね。あ、あの人はわりとゆったり探してるみたい。聞いてみようかな。)
私服ながら探す協力をしている一般人もいるのか、物陰を覗いて歩くスラリとした男性が目についた。
「シオンさん、私あの人に聞いてきます。」
「あの方がいるということは、やはり探されているのは…。」
エルシオンもアーヤの後を追う。
「あの…すみません、ちょっといいですか?ってあれ?!」
「はい?おや…。」
アーヤが声をかけたその人は…
「アーヤ様、エルシオン様ではございませんか。」
「ブルーローズのオーナーさん?!」
魔力コントロールの宝飾品を扱う店、ブルーローズオーナー、レイズン・ローズその人であった。
「お二人はどうしてこちらに?」
「今日、編入前日で外出することができまして、セルリアン観光に来てたまたま祭りに参加していたんです。」
レイズンの問いにアーヤが答える。
「左様でございましたか。」
「オーナーは、ノワールと一緒ではなかったのですか?」
今度はエルシオンが思い当たることを聞くとレイズンは驚きの表情を見せた。
「?!それが…お恥ずかしながら少し席を外して知り合いにご挨拶をしている間に姿を消してしまいまして。」
「え?!ノワール?ノワールがいるんですか。」
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