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マジェストーラ国立魔法学院 編入
水の都セルリアン~祝福祭りin水上公園27
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「それなんだが、無という属性自体がわからないことが多く、書物でも無の生き物や存在はわからないことだらけなんだ。だから正直、無の運試しに一番興味がある。」
「そうなんですか。私の勝手な想像では、闇の属性を持つ生き物って、夜行性なイメージがあります。闇夜に活発って感じで。光はう~ん闇の反対だから、真昼に活発な生き物になりますかね。あと、無はシオンさんが言ったようになかなか想像できません。」
「アーヤらしい。だが、あながち間違いでもない。闇属性は日中に遭遇しないし、夜目が効く。」
「やはり夜型さんなんですね。今回、色々属性や魔法のことを見て回れたのはいい機会でしたね。」
「まあ、そうだな。」
(このまま無事に、何事もなく祭りが終えれば…な。)
エルシオンの返事は、その思いから歯切れの悪いものとなった。
「また、火の運試しみたいに動物に会いたいけど、珍しい属性だし望み薄ですかね?」
「どうだろう。闇の生き物ならまだ深夜に活発な場所へ罠を仕掛けておけば捕獲もできるだろうから光の生き物よりは期待できるかもしれない。光は用心深いモノが多いから。」
「闇属性の生き物は魔力も強い上に精神干渉のスキル持ちがほとんどだから、半端な力量で使い魔にはできない。その手の攻撃をされることを見越して、耐性スキルや魔法で対処しないと乱心させられてる間に逃げられるか、攻撃され、手酷いしっぺ返しを受ける。」
「生半可な気持ちと準備で挑んじゃダメでしょうね。」
(そりゃそうだよね。向こうにとって今まで自由だった生活が一変するかどうか人生がかかってるんだから。)
「いたか?!」
「こっちにもいないっ。」
「…運試し会場に準備される闇の生き物がいたとしたら誰かのきっと使い魔だろう。主のいない野生の状態では流石にリスクが高すぎる。」
「そういえばラシェットもすごく臆病な生き物でしたっけ。いて欲しいな、闇の生き物。」
「…っ様~どこですか~?」
「お戻り……さい、……ル様~!」
しばらく移動しながら闇属性の生き物について話しつつ、祝福場へ到着する二人。しかし、そこにはバタバタと小走りに何かを探す係りの姿が。
「あれ?なんかあったんですかね…。」
「何か探しているようだが。」
「そうなんですか。私の勝手な想像では、闇の属性を持つ生き物って、夜行性なイメージがあります。闇夜に活発って感じで。光はう~ん闇の反対だから、真昼に活発な生き物になりますかね。あと、無はシオンさんが言ったようになかなか想像できません。」
「アーヤらしい。だが、あながち間違いでもない。闇属性は日中に遭遇しないし、夜目が効く。」
「やはり夜型さんなんですね。今回、色々属性や魔法のことを見て回れたのはいい機会でしたね。」
「まあ、そうだな。」
(このまま無事に、何事もなく祭りが終えれば…な。)
エルシオンの返事は、その思いから歯切れの悪いものとなった。
「また、火の運試しみたいに動物に会いたいけど、珍しい属性だし望み薄ですかね?」
「どうだろう。闇の生き物ならまだ深夜に活発な場所へ罠を仕掛けておけば捕獲もできるだろうから光の生き物よりは期待できるかもしれない。光は用心深いモノが多いから。」
「闇属性の生き物は魔力も強い上に精神干渉のスキル持ちがほとんどだから、半端な力量で使い魔にはできない。その手の攻撃をされることを見越して、耐性スキルや魔法で対処しないと乱心させられてる間に逃げられるか、攻撃され、手酷いしっぺ返しを受ける。」
「生半可な気持ちと準備で挑んじゃダメでしょうね。」
(そりゃそうだよね。向こうにとって今まで自由だった生活が一変するかどうか人生がかかってるんだから。)
「いたか?!」
「こっちにもいないっ。」
「…運試し会場に準備される闇の生き物がいたとしたら誰かのきっと使い魔だろう。主のいない野生の状態では流石にリスクが高すぎる。」
「そういえばラシェットもすごく臆病な生き物でしたっけ。いて欲しいな、闇の生き物。」
「…っ様~どこですか~?」
「お戻り……さい、……ル様~!」
しばらく移動しながら闇属性の生き物について話しつつ、祝福場へ到着する二人。しかし、そこにはバタバタと小走りに何かを探す係りの姿が。
「あれ?なんかあったんですかね…。」
「何か探しているようだが。」
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