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マジェストーラ国立魔法学院 編入
水の都セルリアン~祝福祭りin水上公園17
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「それに、映画で見たことがあるんです。中世ヨーロッパとかの貴族とかが手紙や書状を送るのに、蝋を使って紋章みたいな刻印をして閉じるのを。味があっていいですよね。」
「似たような物を知っていたからあの発想か。アーヤは次の火の運試しはどう予想している?」
「う~ん…火ですから、くじを選ぶ行為と何かしらの火が絡むのかな?とは思いますけど、くじが燃えたらなくなっちゃいますし、正直あまり見当がつきません。」
「参加者に選ばせるくじに何かしらまた術を掛けてはあるだろうな。」
「スタンプラリーのようにあちこちを回るけど、行けば必ずもらえる訳じゃないから全部の属性で祝福印を引き当てるって相当、大変なんでしょうね。最初にもう運を使い果たしちゃったかも。」
「どうだろうね。」
(果たして、この祝福印が当たる確率はどれ程のものなのだろうか。私は生業として神と接点はあるものの、加護を得ているのかと聞かれれば、はっきりと告げられた記憶もない。
だが、アーヤは聖獣麒麟の加護持ちだ。どう影響するのか全くもって未知数だ。
祝福印が全て揃いそうだと浮かれていたあの二人組の男達。今は関わりを避けられているが、避けては通れない状況も想定しておくべきか…。)
「よし、次も頑張りましょうねっ!」
「頼もしい限りだが、こういったものはあまり意気込みすぎるものではないよ。冷静に選んでごらん。」
「なるほど。さっきはとにかく必死だったけどある意味、無心になれていたのかな。わかりました、なるべく考えずにやってみます。」
「何はともあれ、神のみぞ知るってね。」
「おお。シオンさんが言うと重みが違う。」
「さあ、火の会場に到着だ。」
たかが運試し…とはいえ、何事もやるからには全力で楽しむのがモットーのアーヤ。エルシオンもまた、半端は好まず、やるなら徹底的にがモットーで似た者同士である。
「お、ここは混んで並んでますね。他の人のお手並みを拝見したいけど…み、見えない。」
火の祝福場にはざっと見ても10人はいるようだった。158㎝のアーヤより高い者が多く背伸びをしても見えるのは並ぶ背中ばかり。
(まだどんな運試しなのか見えない。)
「とりあえず並ぼう。」
「はい。地図の準備をしておきましょう。」
「そうだな。」
「似たような物を知っていたからあの発想か。アーヤは次の火の運試しはどう予想している?」
「う~ん…火ですから、くじを選ぶ行為と何かしらの火が絡むのかな?とは思いますけど、くじが燃えたらなくなっちゃいますし、正直あまり見当がつきません。」
「参加者に選ばせるくじに何かしらまた術を掛けてはあるだろうな。」
「スタンプラリーのようにあちこちを回るけど、行けば必ずもらえる訳じゃないから全部の属性で祝福印を引き当てるって相当、大変なんでしょうね。最初にもう運を使い果たしちゃったかも。」
「どうだろうね。」
(果たして、この祝福印が当たる確率はどれ程のものなのだろうか。私は生業として神と接点はあるものの、加護を得ているのかと聞かれれば、はっきりと告げられた記憶もない。
だが、アーヤは聖獣麒麟の加護持ちだ。どう影響するのか全くもって未知数だ。
祝福印が全て揃いそうだと浮かれていたあの二人組の男達。今は関わりを避けられているが、避けては通れない状況も想定しておくべきか…。)
「よし、次も頑張りましょうねっ!」
「頼もしい限りだが、こういったものはあまり意気込みすぎるものではないよ。冷静に選んでごらん。」
「なるほど。さっきはとにかく必死だったけどある意味、無心になれていたのかな。わかりました、なるべく考えずにやってみます。」
「何はともあれ、神のみぞ知るってね。」
「おお。シオンさんが言うと重みが違う。」
「さあ、火の会場に到着だ。」
たかが運試し…とはいえ、何事もやるからには全力で楽しむのがモットーのアーヤ。エルシオンもまた、半端は好まず、やるなら徹底的にがモットーで似た者同士である。
「お、ここは混んで並んでますね。他の人のお手並みを拝見したいけど…み、見えない。」
火の祝福場にはざっと見ても10人はいるようだった。158㎝のアーヤより高い者が多く背伸びをしても見えるのは並ぶ背中ばかり。
(まだどんな運試しなのか見えない。)
「とりあえず並ぼう。」
「はい。地図の準備をしておきましょう。」
「そうだな。」
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