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マジェストーラ国立魔法学院 編入
到着!水の都セルリアン~観光開始22
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「前にも話したかもしれないが、エルフはヒトより感覚が鋭い種族と言われているから、感じなくても仕方ない。」
「五感ってことですね。視覚、聴覚と嗅覚でしょ、あとは味覚と…あれ?あともうひとつ何だっけ?ここ、ここまで出かかっているのに出てこないっ。」
自分の首に両手をワキワキしながら、最後のひとつが出てこないことにモヤモヤするアーヤ。
「う~、シオンさんわかりますか?あとひとつ。」
「五感という言葉はあまり馴染みがないが、おそらくわかると思う。体の感覚ということだから視覚は目、聴覚は耳、嗅覚は鼻、味覚は口だから…。」
「だから?!」
「あとはそれじゃない?」
アーヤの手を指差すエルシオン。
「それ?って…あっ!」
「そう。つまり、肌の感覚。」
「触覚だ!あ~スッキリした。シオンさんのおかげでモヤモヤがスッキリです。」
「それは良かった。」
「五感かぁ~。私は視力が人並みになったけど、他の感覚は普通な気がします。あ、でも耳はちょっといいかもです。英語のリスニングは点数良かったので。」
「ふ~ん。耳が…ねぇ。」
(何かに気をとられていたり、集中していたらほとんど回りの呼び掛けが聞こえなくなるこの耳は、聴こうと集中している時のみ限定だな。)
「う、何か含みある言い方…。」
「いや別に。にしても、小さい耳だね。」
ナデナデ
(ぴ!?)
「シシシオンさん?!」
「ん?」
(ん?って!ん?って!何でそんな涼しい顔?いつも冷たいはずの耳がなんか片方だけ熱いっ?!離して~。)
「別にそんな小さくは…。」
「エルフの子供より小さいよ。」
「普通です…。」
「ふおぉ~。よ~く寝たわい。」
(ビッ。ビックリした~。おじいさんか。あ、自然に離れるチャーンス!)
エルシオンの手から身を引いて老人の方にはって近付くアーヤ。
「おおおじいさん。さっき、すごく揺れたんですよ。大丈夫でしたか?」
「む、揺れたかもしれんが気にせんかったな。もう少し位の揺れじゃ起きんようになってしもうた。大体わしが起きる時間も大体同じ頃なんじゃ。」
「五感ってことですね。視覚、聴覚と嗅覚でしょ、あとは味覚と…あれ?あともうひとつ何だっけ?ここ、ここまで出かかっているのに出てこないっ。」
自分の首に両手をワキワキしながら、最後のひとつが出てこないことにモヤモヤするアーヤ。
「う~、シオンさんわかりますか?あとひとつ。」
「五感という言葉はあまり馴染みがないが、おそらくわかると思う。体の感覚ということだから視覚は目、聴覚は耳、嗅覚は鼻、味覚は口だから…。」
「だから?!」
「あとはそれじゃない?」
アーヤの手を指差すエルシオン。
「それ?って…あっ!」
「そう。つまり、肌の感覚。」
「触覚だ!あ~スッキリした。シオンさんのおかげでモヤモヤがスッキリです。」
「それは良かった。」
「五感かぁ~。私は視力が人並みになったけど、他の感覚は普通な気がします。あ、でも耳はちょっといいかもです。英語のリスニングは点数良かったので。」
「ふ~ん。耳が…ねぇ。」
(何かに気をとられていたり、集中していたらほとんど回りの呼び掛けが聞こえなくなるこの耳は、聴こうと集中している時のみ限定だな。)
「う、何か含みある言い方…。」
「いや別に。にしても、小さい耳だね。」
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「ん?」
(ん?って!ん?って!何でそんな涼しい顔?いつも冷たいはずの耳がなんか片方だけ熱いっ?!離して~。)
「別にそんな小さくは…。」
「エルフの子供より小さいよ。」
「普通です…。」
「ふおぉ~。よ~く寝たわい。」
(ビッ。ビックリした~。おじいさんか。あ、自然に離れるチャーンス!)
エルシオンの手から身を引いて老人の方にはって近付くアーヤ。
「おおおじいさん。さっき、すごく揺れたんですよ。大丈夫でしたか?」
「む、揺れたかもしれんが気にせんかったな。もう少し位の揺れじゃ起きんようになってしもうた。大体わしが起きる時間も大体同じ頃なんじゃ。」
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