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マジェストーラ国立魔法学院 編入
到着!水の都セルリアン~観光開始18
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「私達、同じ職場で働いているんです。お二人はどんなお知り合いですか~?」
(チラリ…。シオンさんにアイコンタクト。合わせます!)
「私達はマジェストーラ魔法学院に明日から編入なので今日は観光に。」
「へぇ~。マ学の学生さんなんですか。」
(マ学?ああ、略したらそうなるのか。マジェストーラのマか、なるほどね。地元の中学、高校も略した呼び方あったな。まさか異世界でもあるなんて。面白い。…あら?)
エルシオンとプリメが話す様子を見つめてからバリーに視線を移したアーヤ。
バリーの寂しそうな表情が目に入り、何故会話に入らないのか様子を伺っていたら不意に視線が合ってしまった。
パチリ じーーー
(きっと好意があるから一緒に出掛けてるんだろうに、自分の連れが明らかに自分じゃない男性に嬉々として話す姿を見るのは確かにつらいよね。なんか少しだけ可哀想かも…。)
「……何見てんだよ。」
「いえ、あの…お兄さん達は何のお仕事してるのかなって思いまして。」
「ああ?」
(機嫌悪そう。そっとしといた方がいいかな…。)
「す、すみません。聞かなかったことに…。」
「…ん者だ。」
「え?!すみません、今なんて?」
「だから、冒険者だ。」
「冒険者…。冒険者ってあの?ギルドとかに入ってる?ランク別の仕事を選んで受ける?」
「それ以外にあるかよ。」
(えー?!ダメかと思ったらあっさり教えてくれた!?しかも冒険者!ってことはあっちの女の子も?)
「へー、冒険者…。」
(あまりにも意外だわ。だって、お兄さんわりとなよっちい感じがするのに。)
「お前、冒険者に興味あんの?」
「そうですね。学院で色々これから学びますけど、将来どんな職業に就くかわかりませんが、冒険者は興味ある職業のひとつです。」
「ふーん。」
「失礼ですが、お連れの人も同業者の方なんですか?あ、もしかして受付嬢さんですか?」
「いや、俺とおなぐはっ?!」
「きゃあ、ごめんなさいバリー先輩。馬車が揺れて肘が当たっちゃったみたい。大丈夫ですか?」
(えーーーー。かなり無理が。肘が当たっちゃったレベルじゃなくない?今のってエルボーってやつなんじゃ。)
「ぐ、…このくらい、何ともない…さ。プリメちゃん、は大丈夫?」
「私は、大丈夫ですぅ。本当にごめんなさ~い。バリー先輩、そっちの子と仲良くなれたんですね。私もデュカーレさんとつい話し込んじゃってました。
あ…でも、そろそろ泉での依頼について私、バリー先輩に聞きたいことあるんですぅ。向こうで念の為相談してもいいですか~。」
「ああ、じゃあそうしようか。」
「じゃあ、デュカーレさん。到着まであとはお互いゆっくりしましょう~。バリー先輩揺れるから気をつけて移動しましょうね~。」
急にエルシオンとアーヤから引き離れて行ったプリメとバリーに若干、疑問は残ったが引き留める理由もない為そのまま見送るエルシオンとアーヤ。
(やっぱりあれが目の錯覚でなければプリンちゃんあ、違う。プリメちゃんがいきなり揺れを装ってバリー先輩に肘鉄を喰らわせたように見えた…。
お兄さん。何か言いかけていた気がするけど。まあ、いいか。)
「シオンさん、あのお兄さん冒険者なんですって。」
「うん、みたいだね。」
「あ、聞こえてましたか。」
「大体は。それにしても…。」
「何だか…。」
「「はぁ……。」」
(チラリ…。シオンさんにアイコンタクト。合わせます!)
「私達はマジェストーラ魔法学院に明日から編入なので今日は観光に。」
「へぇ~。マ学の学生さんなんですか。」
(マ学?ああ、略したらそうなるのか。マジェストーラのマか、なるほどね。地元の中学、高校も略した呼び方あったな。まさか異世界でもあるなんて。面白い。…あら?)
エルシオンとプリメが話す様子を見つめてからバリーに視線を移したアーヤ。
バリーの寂しそうな表情が目に入り、何故会話に入らないのか様子を伺っていたら不意に視線が合ってしまった。
パチリ じーーー
(きっと好意があるから一緒に出掛けてるんだろうに、自分の連れが明らかに自分じゃない男性に嬉々として話す姿を見るのは確かにつらいよね。なんか少しだけ可哀想かも…。)
「……何見てんだよ。」
「いえ、あの…お兄さん達は何のお仕事してるのかなって思いまして。」
「ああ?」
(機嫌悪そう。そっとしといた方がいいかな…。)
「す、すみません。聞かなかったことに…。」
「…ん者だ。」
「え?!すみません、今なんて?」
「だから、冒険者だ。」
「冒険者…。冒険者ってあの?ギルドとかに入ってる?ランク別の仕事を選んで受ける?」
「それ以外にあるかよ。」
(えー?!ダメかと思ったらあっさり教えてくれた!?しかも冒険者!ってことはあっちの女の子も?)
「へー、冒険者…。」
(あまりにも意外だわ。だって、お兄さんわりとなよっちい感じがするのに。)
「お前、冒険者に興味あんの?」
「そうですね。学院で色々これから学びますけど、将来どんな職業に就くかわかりませんが、冒険者は興味ある職業のひとつです。」
「ふーん。」
「失礼ですが、お連れの人も同業者の方なんですか?あ、もしかして受付嬢さんですか?」
「いや、俺とおなぐはっ?!」
「きゃあ、ごめんなさいバリー先輩。馬車が揺れて肘が当たっちゃったみたい。大丈夫ですか?」
(えーーーー。かなり無理が。肘が当たっちゃったレベルじゃなくない?今のってエルボーってやつなんじゃ。)
「ぐ、…このくらい、何ともない…さ。プリメちゃん、は大丈夫?」
「私は、大丈夫ですぅ。本当にごめんなさ~い。バリー先輩、そっちの子と仲良くなれたんですね。私もデュカーレさんとつい話し込んじゃってました。
あ…でも、そろそろ泉での依頼について私、バリー先輩に聞きたいことあるんですぅ。向こうで念の為相談してもいいですか~。」
「ああ、じゃあそうしようか。」
「じゃあ、デュカーレさん。到着まであとはお互いゆっくりしましょう~。バリー先輩揺れるから気をつけて移動しましょうね~。」
急にエルシオンとアーヤから引き離れて行ったプリメとバリーに若干、疑問は残ったが引き留める理由もない為そのまま見送るエルシオンとアーヤ。
(やっぱりあれが目の錯覚でなければプリンちゃんあ、違う。プリメちゃんがいきなり揺れを装ってバリー先輩に肘鉄を喰らわせたように見えた…。
お兄さん。何か言いかけていた気がするけど。まあ、いいか。)
「シオンさん、あのお兄さん冒険者なんですって。」
「うん、みたいだね。」
「あ、聞こえてましたか。」
「大体は。それにしても…。」
「何だか…。」
「「はぁ……。」」
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