夢じゃなかった!?

Rin’

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マジェストーラ国立魔法学院 編入

到着!水の都セルリアン~観光開始6

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(そういえば目も喉も乾いた。さっきまでシャドに乗ってたから風を受けて目はショボショボする。ああ、目薬欲しい!この世界、目薬はない…よね。きれいな水で洗えないかな。)


リンリン♪ リンリン♪



「いらっしゃいま………。」


振り返った若い女性店員が例のごとく、エルシオンを視界に捉えた途端に固まったフリーズした

(あ、固まってる。わかりますよー、お気の毒に。シオンさんを初めて見たら大体そうなるね。私は徐々に慣れて免疫ついてきたけど。)


「はっ!お客様2名ですー。こちらにどうぞ。」

エルシオンについて歩きながら考えるアーヤ。


(観光と一緒に買い物もしたいな。ストール!日焼け止め塗ってないからどこかで買いたい。

フードつきのローブみたいなのじゃきっと風でめくれてしまうからやっぱり、ストールでがっちり頭と口元ぐらいまで覆えば日焼け防止にもなるよね。

あと、薬局みたいなのないかな。目薬欲しい。)

マイペースに考え事をしているアーヤであるが、着席後の女性店員の声は耳に届いていた。


「ご注文がお決まりになりましたら、お呼びください!こちらメニューですっ。」


「あ、どうも。」

ニコリ


「…!?」

「?」

(え?)

「し、失礼しますっ。」


(何だか慌ててた?新人かな。)


「新人さんかな?なんか初々しい店員さんでしたね。」


(わかってないな。)



「はいシオンさん、メニュー、一緒に見ましょ。」


(((キャーーッ!)))


二人で一冊のニューを横にして眺めると必然的にメニュー寄りに二人の顔も寄せ合う形で見ることになる。すると店内のあちこちでそれを見た一部の女性客や店員からささやきや黄色い悲鳴が心や口から響いていた。


(う~ん、何にしようかな。冷たい飲み物がいいな。前に飲んだ柑橘かんきつ系のサッパリジュースは…)


「あっ!これかな。シオンさん、前にアネルさん達と買い物の時に寄ったランチで私が頼んだのって、このハシュでしたよね?」

「そうだね。」

「これにしますっ。シオンさんは何にします?」


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