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マジェストーラ国立魔法学院 編入
行こう!水の都セルリアンへ~騎竜との出会い6
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「兄ちゃんは乗り慣れている感じだな。ユーヤは兄ちゃんとザックについて行くようにシャドに乗ってみろ。」
「え?!つ、ついて行くってどうすれば?」
「シャドがまあ、上手くやってくれるだろう。まずはそのまま乗っていればいい。ごちゃごちゃ考えずに試してみろ。」
「ユーヤ、少し歩いたら軽く走る。深く考えないで竜の動きを受け入れるんだ。」
(要は体で感じて慣れていけってことですね?!)
「シャド、初めてだから上手く乗れないけど、頼んだよ。」
グワァ!
(わ、返事した。歩いた、歩いてる。)
囲いに沿って、エルシオンがザックを歩かせる。その後ろをアーヤが指示を出さずともシャドがついて歩く。
(わあ、シオンさん竜に乗った後ろ姿も格好いいな。白馬じゃなくて竜だと、なんていうかワイルド感が増すというか、とにかく素敵だ。あ、少し早歩きになってきた?軽く走り出すのかな。シャド頭を少し下げたり戻したりしてる。何だかもどかしそう?もしかして…。)
アーヤはシャドから感じた印象そのままに、つい、考えずに聞いてしまった。
「シャド、走りたいの?」
グルルァ!
「そっか。走ってみる?」
「待っ…!!」
タ タ タタタ
エルシオンの静止も虚しく、アーヤの声に反応して首を下げ始めたシャド。
加速の体勢に気づきアーヤも頭を低くして手綱を短く持ち直す。体全体にも無意識に魔力を込め、跨がる両足にも意識をしたその瞬間、シャドが信じられない速さで駆け出した。
「ふぉっ!?」
サアアアーーーキラキラキラ…
ダッ ダッ ゴウッーーダダダダダァッーーーー!
「まさか?!」
「おいおい、嘘だろ?!急加速だっと?!」
チッ
(やっと歩き慣れたばかりで竜特有の急加速なんて。それに…。)
「追います。頼む、ザック。」
グルァッ!!
タ タ タ ダッ ダダダダダダダーーーッ!
「いや兄ちゃん、あのシャドに追いつくのは無理…っておー、行っちまった。なかなかの急加速だな。
にしても、あのシャドの急加速…何だったんだ?あの光は。ユーヤと言ったか?たいした度胸だぜあのちっこい体で。それに、シャドとザック
のあんな楽しそうな走りも久しぶりだな。」
ザーーーーッ ザザザ ザーーーーッ
(風……。気持ちいい。不思議と跨がる体が竜の背にフィットしているかのようだ。何だか視野さえも広くなった気がする。あ、そろそろ敷地の端まで来ちゃった?そろそろ曲がらなきゃ。)
「こっち。」
クイッ
(おーーー!本当に引いた方に曲がるー。)
ザーーーーッ ザザーーー
「え?!つ、ついて行くってどうすれば?」
「シャドがまあ、上手くやってくれるだろう。まずはそのまま乗っていればいい。ごちゃごちゃ考えずに試してみろ。」
「ユーヤ、少し歩いたら軽く走る。深く考えないで竜の動きを受け入れるんだ。」
(要は体で感じて慣れていけってことですね?!)
「シャド、初めてだから上手く乗れないけど、頼んだよ。」
グワァ!
(わ、返事した。歩いた、歩いてる。)
囲いに沿って、エルシオンがザックを歩かせる。その後ろをアーヤが指示を出さずともシャドがついて歩く。
(わあ、シオンさん竜に乗った後ろ姿も格好いいな。白馬じゃなくて竜だと、なんていうかワイルド感が増すというか、とにかく素敵だ。あ、少し早歩きになってきた?軽く走り出すのかな。シャド頭を少し下げたり戻したりしてる。何だかもどかしそう?もしかして…。)
アーヤはシャドから感じた印象そのままに、つい、考えずに聞いてしまった。
「シャド、走りたいの?」
グルルァ!
「そっか。走ってみる?」
「待っ…!!」
タ タ タタタ
エルシオンの静止も虚しく、アーヤの声に反応して首を下げ始めたシャド。
加速の体勢に気づきアーヤも頭を低くして手綱を短く持ち直す。体全体にも無意識に魔力を込め、跨がる両足にも意識をしたその瞬間、シャドが信じられない速さで駆け出した。
「ふぉっ!?」
サアアアーーーキラキラキラ…
ダッ ダッ ゴウッーーダダダダダァッーーーー!
「まさか?!」
「おいおい、嘘だろ?!急加速だっと?!」
チッ
(やっと歩き慣れたばかりで竜特有の急加速なんて。それに…。)
「追います。頼む、ザック。」
グルァッ!!
タ タ タ ダッ ダダダダダダダーーーッ!
「いや兄ちゃん、あのシャドに追いつくのは無理…っておー、行っちまった。なかなかの急加速だな。
にしても、あのシャドの急加速…何だったんだ?あの光は。ユーヤと言ったか?たいした度胸だぜあのちっこい体で。それに、シャドとザック
のあんな楽しそうな走りも久しぶりだな。」
ザーーーーッ ザザザ ザーーーーッ
(風……。気持ちいい。不思議と跨がる体が竜の背にフィットしているかのようだ。何だか視野さえも広くなった気がする。あ、そろそろ敷地の端まで来ちゃった?そろそろ曲がらなきゃ。)
「こっち。」
クイッ
(おーーー!本当に引いた方に曲がるー。)
ザーーーーッ ザザーーー
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