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マジェストーラ国立魔法学院 編入
行こう!水の都セルリアンへ16
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「私のは、二十万をカードに。」
「はい。残り9800000リルを預金でお間違いないです。では、手続きをしますのでカードをこちらに一度お貸しください。」
受付のカウンター窓口にカードを二枚並べて渡す。
「お預かりします。では、後ろの廊下の壁に椅子がありますので、お掛けになってお待ちください。」
「アーヤ、あそこ。」
「あ、アレですね。」
(現金ではないにしろ一瞬だけど、大金の入ったカードを手にした時はどうしようかと思ったよ。
ガクブル ふう……。良かった。預けれて。)
「シオンさんの国や住んでた地域はカードじゃなくて、お金はどんなのでしたっけ?」
「貨幣だよ。金貨、銀貨、銅貨、それぞれ大中小ある。アーヤの国に例えるなら、小銅貨が1円玉、中銅貨は10円玉、大銅貨は50円玉になる。銀貨、金貨はもっと価値があるけど、田舎の村じゃ金貨なんて持ち歩かなかったが。」
「へえ…異世界でもお金は色々なんですね。このカードなんて、日本でも確かに電子マネーとかプリペイドカードがありますけど、なんだか統一されている異世界の方がある意味、進んでる気がしてビックリしました。」
「この国の金融機関がずいぶん先進しているのだろうね。やはり、これも迷客の黒蝶の君による政の手腕かな。」
「お待たせしました。手続きが終了しましたので、受付にお越しください。」
「行こう。」
「はい。」
「お待たせしました、こちらがデュカーレ様のカードです。そして、こちらがサトー様のカードです。当方の銀行をご利用くださいまして誠にありがとうございました。」
「ありがとう。」
「ありがとうございました。」
受付から渡されたカードをエルシオンは上着の内ポケットにしまい、 アーヤはごそごそと肩掛けポーチからスマホを取り出した。
(お財布ないから、アレに入れよう。スマホケースが手帳タイプで良かったわ。カード4枚は入れるとこあるし。)
シャラン…
(とりあえず、一番安心できるここに入れとこう。これでよし。無一文でいる心もとなさも去ることながら、大金を持ち歩く緊張もいかがなものかと思う。異世界も金持ちはやはり、金銭感覚が違うのか。)
「はい。残り9800000リルを預金でお間違いないです。では、手続きをしますのでカードをこちらに一度お貸しください。」
受付のカウンター窓口にカードを二枚並べて渡す。
「お預かりします。では、後ろの廊下の壁に椅子がありますので、お掛けになってお待ちください。」
「アーヤ、あそこ。」
「あ、アレですね。」
(現金ではないにしろ一瞬だけど、大金の入ったカードを手にした時はどうしようかと思ったよ。
ガクブル ふう……。良かった。預けれて。)
「シオンさんの国や住んでた地域はカードじゃなくて、お金はどんなのでしたっけ?」
「貨幣だよ。金貨、銀貨、銅貨、それぞれ大中小ある。アーヤの国に例えるなら、小銅貨が1円玉、中銅貨は10円玉、大銅貨は50円玉になる。銀貨、金貨はもっと価値があるけど、田舎の村じゃ金貨なんて持ち歩かなかったが。」
「へえ…異世界でもお金は色々なんですね。このカードなんて、日本でも確かに電子マネーとかプリペイドカードがありますけど、なんだか統一されている異世界の方がある意味、進んでる気がしてビックリしました。」
「この国の金融機関がずいぶん先進しているのだろうね。やはり、これも迷客の黒蝶の君による政の手腕かな。」
「お待たせしました。手続きが終了しましたので、受付にお越しください。」
「行こう。」
「はい。」
「お待たせしました、こちらがデュカーレ様のカードです。そして、こちらがサトー様のカードです。当方の銀行をご利用くださいまして誠にありがとうございました。」
「ありがとう。」
「ありがとうございました。」
受付から渡されたカードをエルシオンは上着の内ポケットにしまい、 アーヤはごそごそと肩掛けポーチからスマホを取り出した。
(お財布ないから、アレに入れよう。スマホケースが手帳タイプで良かったわ。カード4枚は入れるとこあるし。)
シャラン…
(とりあえず、一番安心できるここに入れとこう。これでよし。無一文でいる心もとなさも去ることながら、大金を持ち歩く緊張もいかがなものかと思う。異世界も金持ちはやはり、金銭感覚が違うのか。)
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