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マジェストーラ国立魔法学院 編入
行こう!水の都セルリアンへ9
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「はい。じゃあ、みんなで行きましょう。詳しい話は…。」
「ルヴァニレットには私から。シャルさんにはブラム先生から、パレットさんにはアーヤから説明することにしましょう。」
(あれ!?ルヴァニレット?殿がとれてる。いつの間にか更に仲良くなったのかな。)
「そうですね。ここじゃちょっと、なんなので。」
「では、話がまとまったところで、エルシオン君とアーヤさん以外はそろそろ通学の用意をしてくださいね。私はお先に失礼します。」
「そうね、私も準備しに行かなきゃ。ラーちゃん、パールに来たら教えてちょうだいね。」
「ええ。昼休憩には伺います。」
「わかったわ。」
「お二人とも、お仕事頑張ってください。」
「ありがとうございます。」
「ウフフ、ありがとう、アーちゃん。」
「アーヤさん、私達も一度、部屋に戻りましょうか。」
「はい。あ、外出のことシオンさんと少し話して戻るので先に部屋に行っていて大丈夫ですよ。」
「わかりました。ルヴァニレット委員長また教室で。」
「ああ。」
ガルシアは食堂を出て学院に行く際に持つ物を取りに部屋へ帰る。
「あの、ルヴィ君…。」
(今じゃないと伝えられないかもしれないし、座ったまま言うのも変だけど、よし、やっぱり言おう。)
「何だ?」
「座ったまま言うのも変だけど、学院、行ってらっしゃい。クラス委員長の仕事?とか頑張って。」
「…ああ。」
(うん、伝えたかったこと言えた。学生に仕事って変だけど、委員長って普通の生徒よりはやっぱり忙しいだろうし。大変だろうから。)
「じゃあ、シオンさん。お互いにゲート入れないし、そこのホールに待ち合わせしますが何時にします?」
「学院の銀行にも行くことだし…。」
エルシオンがルヴァニレットに問いかける。
「銀行は何時からやっているんだろうか。」
「確か、9時だったと思うが。」
「では9時、ホールに待ち合わせとしようか。」
「はい。じゃあ、私も部屋へ戻りますね。」
「ああ。」
カタン
席を立ち、歩き出すアーヤの背に声がかかる。
「…アーヤッ。」
「?なあに?」
「観光……エルシオンと楽しんで来い。人混みには、気を付けろ。」
「うん、ありがとう。ルヴィ君。」
(フフフ、ルヴィ君もエルシオンって呼んでる。それに心配してくれてる。優しいな。)
アーヤはルヴァニレットとエルシオンの関係性を微笑ましく思いながら笑顔で返事をした。
食堂の入り口に向かうアーヤに向けられる視線は多々ある(もちろんその中に今まで話していた二人の見送る視線も入る)が、食堂にいる他の生徒達でアーヤの同席した面々を知る者はおいそれと自ら声などかける者はいなかった……が、すれ違う生徒にはアーヤから朝の挨拶をする度にビシッと一瞬固まってから焦った挨拶が返されていた。
「ルヴァニレットには私から。シャルさんにはブラム先生から、パレットさんにはアーヤから説明することにしましょう。」
(あれ!?ルヴァニレット?殿がとれてる。いつの間にか更に仲良くなったのかな。)
「そうですね。ここじゃちょっと、なんなので。」
「では、話がまとまったところで、エルシオン君とアーヤさん以外はそろそろ通学の用意をしてくださいね。私はお先に失礼します。」
「そうね、私も準備しに行かなきゃ。ラーちゃん、パールに来たら教えてちょうだいね。」
「ええ。昼休憩には伺います。」
「わかったわ。」
「お二人とも、お仕事頑張ってください。」
「ありがとうございます。」
「ウフフ、ありがとう、アーちゃん。」
「アーヤさん、私達も一度、部屋に戻りましょうか。」
「はい。あ、外出のことシオンさんと少し話して戻るので先に部屋に行っていて大丈夫ですよ。」
「わかりました。ルヴァニレット委員長また教室で。」
「ああ。」
ガルシアは食堂を出て学院に行く際に持つ物を取りに部屋へ帰る。
「あの、ルヴィ君…。」
(今じゃないと伝えられないかもしれないし、座ったまま言うのも変だけど、よし、やっぱり言おう。)
「何だ?」
「座ったまま言うのも変だけど、学院、行ってらっしゃい。クラス委員長の仕事?とか頑張って。」
「…ああ。」
(うん、伝えたかったこと言えた。学生に仕事って変だけど、委員長って普通の生徒よりはやっぱり忙しいだろうし。大変だろうから。)
「じゃあ、シオンさん。お互いにゲート入れないし、そこのホールに待ち合わせしますが何時にします?」
「学院の銀行にも行くことだし…。」
エルシオンがルヴァニレットに問いかける。
「銀行は何時からやっているんだろうか。」
「確か、9時だったと思うが。」
「では9時、ホールに待ち合わせとしようか。」
「はい。じゃあ、私も部屋へ戻りますね。」
「ああ。」
カタン
席を立ち、歩き出すアーヤの背に声がかかる。
「…アーヤッ。」
「?なあに?」
「観光……エルシオンと楽しんで来い。人混みには、気を付けろ。」
「うん、ありがとう。ルヴィ君。」
(フフフ、ルヴィ君もエルシオンって呼んでる。それに心配してくれてる。優しいな。)
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食堂の入り口に向かうアーヤに向けられる視線は多々ある(もちろんその中に今まで話していた二人の見送る視線も入る)が、食堂にいる他の生徒達でアーヤの同席した面々を知る者はおいそれと自ら声などかける者はいなかった……が、すれ違う生徒にはアーヤから朝の挨拶をする度にビシッと一瞬固まってから焦った挨拶が返されていた。
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