夢じゃなかった!?

Rin’

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マジェストーラ国立魔法学院 編入

寝る前にside***エルシオン&ルヴァニレット6

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一方いっぽう、寝室に戻ったルヴァニレットは、アーヤが今日誕生日だった事実を知り何か贈り物をしたいとは思ったが一体何を贈ればいいのか皆目かいもく見当もつかないことへの焦りを感じていた。

(前に魔法を見せた時はかなり喜んではいたが、同じ贈り物をするつもりなど毛頭もうとうない。

しかし、女性に贈る物で頭を悩ますことなど初めての経験で、一般的に何をもらうと喜ぶのかすらもいまいちよくわからないな。

喜ぶ物は何だ…。エルシオン殿は何を贈るのだろうか。自分よりも長く一緒に過ごしてきた彼が何を選ぶのか参考までに聞いてみたい気もするが…。

それをすると、自分よりもアーヤのことを彼が知っていることを否応いやおうなしに認めざるを得なくなってしまうではないか。

事実そうなのだがどうしたものか…。彼にもし聞かないとしたら他に誰に聞いたらいいものか。本人アーヤにもらって嬉しい物が何か聞くわけにもいかない。

プレゼントを贈るタイミングはやはり、祝祭日最終日までだろう。それまでに何とかしなくては。

はぁ…明日、学院でまた考えよう。今はどんなに考えてもいいプレゼントが思い浮かばない。)

圧倒的に情報が足りないルヴァニレットはプレゼントチョイスの堂々巡り樹海に填まる前に就寝することにした。

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