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マジェストーラ国立魔法学院 編入
寝る前にside***エルシオン&ルヴァニレット4
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アーヤが常識という枠に囚われない存在である事を再認識したルヴァニレットは、平常心を取り戻すまであと一歩のところで新術のことを聞き、思わず声が裏返り、咳き込んでしまった。
ゴホッ、ケホッ ッッハァ…ハァ
「大丈夫か?」
「あ、ああ。で、影からだと?」
「水稀関係で秘匿すべきなのはそれだけじゃない。アーヤの代わりに水稀が首飾りの宝飾としてつけている石が実は、夢渡りで手にした月の雫石ということと…」
「月の雫石?街の土産物でよくその名を目にするが。」
「水稀には夢渡りの能力があり、雨を降らした夜にアーヤを水稀が誘い、その時青龍の聖域に足を踏み入れどうやらこちらに戻る為に授授かったらしい。
月の雫石といえばマジェストーラの国宝だと、ある石の専門家から教えてもらって知った。
黒蝶の君、双黒の賢王と呼ばれ、この国に即位したかつての迷客が同じく青龍から授かり国宝とした石と同じ性質の石だそうだ。
アーヤが身に付けるのはではなく、影に入ってる水稀の首飾りとして人目を避けることにした。」
「そんな国宝級の石を図らずも手にしてしまったなら、確かに人目は避けるべきだ。」
「だから人前では無闇に水稀を呼ばないだろうが、いずれ機会があればルヴァニレット殿にも紹介してくれるだろう。
アーヤのことを姫さまと呼び、懐く仕草はネコそのものだな、下半身はタツノオトシゴだが。ネコ好きなアーヤは喜んで可愛がっている。今頃、一緒に寝ているかもしれないな。」
「そうか、僕もアーヤの秘密は守る。しかし、国宝や黒蝶の君という名に関わることになるとは…すごい繋がりだな。」
「それが、名だけじゃないんだ。その鑑定をした支配人がアーヤに本物と告げる前に、マジェストーラ国へ本物の月の雫石が現れたことを報告したことをきっかけに、鑑定結果を告げる場に黒い蝶の先見が現れ、その使いは黒蝶の君ご自身が送ったもので、アーヤも私も直接対話してしまった。」
「…………。」
「学院の開院記念日を祝した休院日があるらしいな。」
「確かにあるが、それがどうした?」
「アーヤが黒蝶の君にその休院日に遊びに来ないか?と誘われ…というか行くことが既に確定している。アーヤと私、あと共に誘いたい者を同行していいと言われているから、ルヴァニレット殿は予定を空けといてくれ。」
「僕も?」
「何があるかわからないし、ルヴァニレット殿には共に来て欲しいと私は思う。もちろんアーヤからも誘われると思うが。」
「…わかった。しかし、急だな。開院記念日まであと1週間もないぞ。」
「そうなのか?」
ゴホッ、ケホッ ッッハァ…ハァ
「大丈夫か?」
「あ、ああ。で、影からだと?」
「水稀関係で秘匿すべきなのはそれだけじゃない。アーヤの代わりに水稀が首飾りの宝飾としてつけている石が実は、夢渡りで手にした月の雫石ということと…」
「月の雫石?街の土産物でよくその名を目にするが。」
「水稀には夢渡りの能力があり、雨を降らした夜にアーヤを水稀が誘い、その時青龍の聖域に足を踏み入れどうやらこちらに戻る為に授授かったらしい。
月の雫石といえばマジェストーラの国宝だと、ある石の専門家から教えてもらって知った。
黒蝶の君、双黒の賢王と呼ばれ、この国に即位したかつての迷客が同じく青龍から授かり国宝とした石と同じ性質の石だそうだ。
アーヤが身に付けるのはではなく、影に入ってる水稀の首飾りとして人目を避けることにした。」
「そんな国宝級の石を図らずも手にしてしまったなら、確かに人目は避けるべきだ。」
「だから人前では無闇に水稀を呼ばないだろうが、いずれ機会があればルヴァニレット殿にも紹介してくれるだろう。
アーヤのことを姫さまと呼び、懐く仕草はネコそのものだな、下半身はタツノオトシゴだが。ネコ好きなアーヤは喜んで可愛がっている。今頃、一緒に寝ているかもしれないな。」
「そうか、僕もアーヤの秘密は守る。しかし、国宝や黒蝶の君という名に関わることになるとは…すごい繋がりだな。」
「それが、名だけじゃないんだ。その鑑定をした支配人がアーヤに本物と告げる前に、マジェストーラ国へ本物の月の雫石が現れたことを報告したことをきっかけに、鑑定結果を告げる場に黒い蝶の先見が現れ、その使いは黒蝶の君ご自身が送ったもので、アーヤも私も直接対話してしまった。」
「…………。」
「学院の開院記念日を祝した休院日があるらしいな。」
「確かにあるが、それがどうした?」
「アーヤが黒蝶の君にその休院日に遊びに来ないか?と誘われ…というか行くことが既に確定している。アーヤと私、あと共に誘いたい者を同行していいと言われているから、ルヴァニレット殿は予定を空けといてくれ。」
「僕も?」
「何があるかわからないし、ルヴァニレット殿には共に来て欲しいと私は思う。もちろんアーヤからも誘われると思うが。」
「…わかった。しかし、急だな。開院記念日まであと1週間もないぞ。」
「そうなのか?」
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