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エスリアール王城 出会い
寮生活は魔法がいっぱい?!前編
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「…今頃、寮ですかね。」
「……………。」
「昨日、学院の案内役と寮での同室者になる説明を聞いた時は驚きましたね。」
「留学生も編入生も基本、二人部屋になるだろうから、余っている一人しかいない部屋はSクラスでは僕らだけだからな。」
「ですよね。委員長と副委員長は何か緊急転室が必要な時の為に二人部屋を一人で使ってましたから。」
「ああ。」
「私はアーヤさんが来てくれて嬉しいです。あの広いリビングでいつも一人なのも少し寂しいというか、お話相手が欲しくなりますよね?ルヴァニレット委員長もデュカーレさんとはご親戚なのだから同室で良かったですね。」
「……そうだな。」
同室者として顔を合わせる機会が増えるということに何とも微妙な思いのルヴァニレットは即答はできなかった。
時を同じくして学院の屋外
生徒の寮まで目前の所を歩く一向
…っクシッ
ふぅぇ…っ…クシュン
う~。鼻がムズムズした。
「大丈夫?」
「あ、はい。大丈…っ…っクシュン」
「おや、三回も。風邪でしょうか。」
「いえ、まだ風邪じゃないです。くしゃみって、私の国では四回目までは風邪じゃない迷信があるので。どこかで噂でもされたんですよ、きっと。」
「ああ、それはあるかもね。」
寮に向かってそよ風が運ぶ花びらの中を三人は移動して行った。
一に褒められ、二に憎まれ、三に惚れられて、四風邪引く。だったかな。
「くしゃみの回数にそのような判断をするとは面白いですね。」
「くしゃみの回数で、占いというか、半分は冗談のようですけど意味もあったりします。」
「ああ、一回目は憎まれるとか言うやつ?」
「憎む?!」
「いえ、先生、本気にしないでくださいね。あくまで半分冗談として聞いてください。
シオンさん、一に褒められなので、一回目は褒められた噂です。」
「ああ、そうだったか。」
「なるほど。アーヤさん、二回目以降はどんな噂なのですか?」
「ええと、二に憎まれなので二回目は憎まれた噂で、三は惚れられた噂で、四は風邪を引いたことに一応なっています。」
「では、アーヤさんは今、惚れられた噂話があったということですか?」
「まあ、そうなりますが笑い話程度ですので真に受けないでください。シオンさんも噂されてくしゃみが出てもおかしくないはずなのに出ないっていうことは、その程度ということですから。」
「そうなのですか。風邪でないといいですね。」
「寒気とか、火照りもないですし、大丈夫です。」
自分のおでこや首筋をペタペタと触れて確認した。
「アーヤ。」
「はい?」
「貸して。」
「何を…?」
貸すものが何かわからなくて首を捻った。
すると、シオンさんが足を止めて私の額に触れて熱を測った。
貸すって、おでこのことですか。
心配いらないのに。
「うん、熱はないようだね。」
おでこ、頬、首筋も過保護に測っている。心配してくれている気持ちもわかるのでじっとされるがままに大人しくしていたが、熱がないと伝わったので自分から離れた。
「もう、大丈夫ですってば。」
「熱があるかどうかの判断は自分で測ったのではわからないだろう。やはり、他人が比べて測るのが一番だ。」
「まあ、それもわかりますけど。」
幼子にするようなでこtoでこで熱を測られなくて済んで良かった。
「風邪ではないようで良かったです。」
「先生も心配しすぎです。」
ラナ先生も心配しすぎ。っていうか、私の中でまだラナ先生の方が呼び慣れていて時々、混ざってしまう。
ラナ先生、ブラム先生。先生って呼ぶなら当たり障りはないけれど、他にも先生がいたらややこしいからやっぱり名前か名字で呼ばないとなー。
ふとした時にはラナ先生って言ってしまう。
まあ、そのうちブラム先生って呼び慣れるかな。
「先生、寮について気になっていたんですが部屋はどんな感じなんですか?」
「部屋は基本的に二人用となっていますが、共有スペースとしてリビング、ベランダ、自炊もできるキッチン、トイレ、バスがあり、寝室は個室になっています。」
「実際、これから見るのはわかっているんですけど、気になってしまって。」
「同室になる生徒は授業中で不在ですが、アーヤさん、エルシオン君と同室になる相手の生徒には後でお知らせします。」
「入寮手続きは学院で済んでいますから、必要なのは正面玄関と部屋の玄関での魔力登録ですね。
自動施錠の玄関で、ドアにある魔法陣に部屋の所有者登録をこれから行います。もう、寮の建物も見えています。あれが生徒寮ですよ。」
あれが…と前方の大きな建物に向かって手を翳す先生。
「あれが、寮?!リゾートホテル並みの外観なんですけど?!」
「アーヤや田舎暮らしの私からすれば立派な建物ですよ。」
「リゾートと言える程の贅沢さはありませんよ。娯楽要素のある設備はありませんし、設備も至って普通、朝と夜の食事ができる食堂は利用時間に制限がありますのでご注意が必要です。大浴場と図書室には利用時間の制限はありません。
あとは、医療室が備えられている位で、他は生徒、講師の部屋となっていますから。」
「それだけ揃っている設備ならリゾートまでとは言わなくても、私の知る学生寮より待遇は良さそうですよ…って、今、生徒と講師の部屋って言いました?」
「はい、言いました。」
「講師の方も、寮なんですか?」
「はい、ずっとそうです。生徒と講師の生活する階はもちろん別ですが、朝などわりと早い時間なら食堂で講師と顔を会わす機会は多く、それを利用して授業についての質問や教えを請う生徒とそれに対応する講師のやり取りは食堂では見慣れた光景ですね。」
「生徒には授業以外でも先生に会う機会が増えることはありがたいですが、先生にとって食事時も色々聞かれたり教えながらとなると、大変じゃありませんか?気が休まらないといいますか…。」
「おそらく、指導熱心な講師は別段、苦に思っていないのではないですかね。」
「おそらく…ですか?」
「ええ。私の場合、授業の前後や学院内では質問も聞かれますが、食堂では生徒からは挨拶はあっても同席すらされたことがありませんのでわかりません。」
へぇー。食堂で憧れや羨望の視線を集めながらも無自覚に過ごすラナ先生が容易に想像できてしまった。
「もしかすると、Sクラスの担任や筆頭魔法講師という肩書きに生徒が萎縮しているのかもしれませんね。」
うん、きっとそうだろう。シオンさんも私と同じ考えのようだ。
生徒からすれば雲の上のような存在というか、エリートクラスの先生だもん、下手なこと聞けないというか話したいけど、自分なんかがとか色々あるに違いない。
「ああ、きっとこのアクセサリーが多すぎるのも遠巻きにされている要因かもしれません。ゴテゴテ、ジャラジャラとした装飾品が不良講師の印象を与えているのかも。」
「えっ?不良講師ですか?!ブラム先生はアクセサリー確かに多いですけど、それは見た目だけの判断であって、言葉遣いや態度なんて物腰柔らかで丁寧ですし、一度先生と話せば間違っても不良講師とは思いませんよ。」
アーヤ、それは話してみない間は不良講師の印象はやっぱりあるって言っているような…自分も話すまではそう思っていたというのと変わりないのでは…?
言葉には出さずどうしたものかと思案するエルシオン。
「アーヤさんが私のことを気遣ってくれるお気持ちは嬉しいです。講師は好きでやっているので、心配いりませんよ。」
あまり深く追及しない方がいいと判断したエルシオンはあえて口を挟まないことにした。
そうこう話ながら歩いているうちに寮に到着した。学院の校舎から歩いて5分位の距離だろうか。不動産などでよくあるキャッチフレーズの駅から徒歩5分!みたいな近いようなそれなりに歩くような感じ。
ガラスのような正面玄関から入ると、広いエントランスホール。
入ってすぐ目が釘づけになった。
「え?!」
床が!大理石のような白のマーブル石の床と、スケルトンの透明な床が目に飛び込んできた。
透明な床下を見れば、下はなんと水?!遊覧船の船底から見える水底みたいなマリンブルー。あ、魚もいる。水中の照明とかなんなんですかここは。ホテルよりもすごい、こんなエントランスホール見たことないよ!
水の上に建物があるようには見えなかったのに。床下の水は幻視じゃないみたい。
どこからか水の流れる音がするのも気のせいではない?
キョロキョロと周囲も見渡していると、ラナ先生が説明してくれた。
「我が学院は水が豊富な土地上にありますから、水流との共存を目指してこのような建物になっているそうです。」
「水流との共存…。すごい。」
「それでは、先程まで歩いた学院の外の陸地は魔術で生成したものなのですか。」
「……………。」
「昨日、学院の案内役と寮での同室者になる説明を聞いた時は驚きましたね。」
「留学生も編入生も基本、二人部屋になるだろうから、余っている一人しかいない部屋はSクラスでは僕らだけだからな。」
「ですよね。委員長と副委員長は何か緊急転室が必要な時の為に二人部屋を一人で使ってましたから。」
「ああ。」
「私はアーヤさんが来てくれて嬉しいです。あの広いリビングでいつも一人なのも少し寂しいというか、お話相手が欲しくなりますよね?ルヴァニレット委員長もデュカーレさんとはご親戚なのだから同室で良かったですね。」
「……そうだな。」
同室者として顔を合わせる機会が増えるということに何とも微妙な思いのルヴァニレットは即答はできなかった。
時を同じくして学院の屋外
生徒の寮まで目前の所を歩く一向
…っクシッ
ふぅぇ…っ…クシュン
う~。鼻がムズムズした。
「大丈夫?」
「あ、はい。大丈…っ…っクシュン」
「おや、三回も。風邪でしょうか。」
「いえ、まだ風邪じゃないです。くしゃみって、私の国では四回目までは風邪じゃない迷信があるので。どこかで噂でもされたんですよ、きっと。」
「ああ、それはあるかもね。」
寮に向かってそよ風が運ぶ花びらの中を三人は移動して行った。
一に褒められ、二に憎まれ、三に惚れられて、四風邪引く。だったかな。
「くしゃみの回数にそのような判断をするとは面白いですね。」
「くしゃみの回数で、占いというか、半分は冗談のようですけど意味もあったりします。」
「ああ、一回目は憎まれるとか言うやつ?」
「憎む?!」
「いえ、先生、本気にしないでくださいね。あくまで半分冗談として聞いてください。
シオンさん、一に褒められなので、一回目は褒められた噂です。」
「ああ、そうだったか。」
「なるほど。アーヤさん、二回目以降はどんな噂なのですか?」
「ええと、二に憎まれなので二回目は憎まれた噂で、三は惚れられた噂で、四は風邪を引いたことに一応なっています。」
「では、アーヤさんは今、惚れられた噂話があったということですか?」
「まあ、そうなりますが笑い話程度ですので真に受けないでください。シオンさんも噂されてくしゃみが出てもおかしくないはずなのに出ないっていうことは、その程度ということですから。」
「そうなのですか。風邪でないといいですね。」
「寒気とか、火照りもないですし、大丈夫です。」
自分のおでこや首筋をペタペタと触れて確認した。
「アーヤ。」
「はい?」
「貸して。」
「何を…?」
貸すものが何かわからなくて首を捻った。
すると、シオンさんが足を止めて私の額に触れて熱を測った。
貸すって、おでこのことですか。
心配いらないのに。
「うん、熱はないようだね。」
おでこ、頬、首筋も過保護に測っている。心配してくれている気持ちもわかるのでじっとされるがままに大人しくしていたが、熱がないと伝わったので自分から離れた。
「もう、大丈夫ですってば。」
「熱があるかどうかの判断は自分で測ったのではわからないだろう。やはり、他人が比べて測るのが一番だ。」
「まあ、それもわかりますけど。」
幼子にするようなでこtoでこで熱を測られなくて済んで良かった。
「風邪ではないようで良かったです。」
「先生も心配しすぎです。」
ラナ先生も心配しすぎ。っていうか、私の中でまだラナ先生の方が呼び慣れていて時々、混ざってしまう。
ラナ先生、ブラム先生。先生って呼ぶなら当たり障りはないけれど、他にも先生がいたらややこしいからやっぱり名前か名字で呼ばないとなー。
ふとした時にはラナ先生って言ってしまう。
まあ、そのうちブラム先生って呼び慣れるかな。
「先生、寮について気になっていたんですが部屋はどんな感じなんですか?」
「部屋は基本的に二人用となっていますが、共有スペースとしてリビング、ベランダ、自炊もできるキッチン、トイレ、バスがあり、寝室は個室になっています。」
「実際、これから見るのはわかっているんですけど、気になってしまって。」
「同室になる生徒は授業中で不在ですが、アーヤさん、エルシオン君と同室になる相手の生徒には後でお知らせします。」
「入寮手続きは学院で済んでいますから、必要なのは正面玄関と部屋の玄関での魔力登録ですね。
自動施錠の玄関で、ドアにある魔法陣に部屋の所有者登録をこれから行います。もう、寮の建物も見えています。あれが生徒寮ですよ。」
あれが…と前方の大きな建物に向かって手を翳す先生。
「あれが、寮?!リゾートホテル並みの外観なんですけど?!」
「アーヤや田舎暮らしの私からすれば立派な建物ですよ。」
「リゾートと言える程の贅沢さはありませんよ。娯楽要素のある設備はありませんし、設備も至って普通、朝と夜の食事ができる食堂は利用時間に制限がありますのでご注意が必要です。大浴場と図書室には利用時間の制限はありません。
あとは、医療室が備えられている位で、他は生徒、講師の部屋となっていますから。」
「それだけ揃っている設備ならリゾートまでとは言わなくても、私の知る学生寮より待遇は良さそうですよ…って、今、生徒と講師の部屋って言いました?」
「はい、言いました。」
「講師の方も、寮なんですか?」
「はい、ずっとそうです。生徒と講師の生活する階はもちろん別ですが、朝などわりと早い時間なら食堂で講師と顔を会わす機会は多く、それを利用して授業についての質問や教えを請う生徒とそれに対応する講師のやり取りは食堂では見慣れた光景ですね。」
「生徒には授業以外でも先生に会う機会が増えることはありがたいですが、先生にとって食事時も色々聞かれたり教えながらとなると、大変じゃありませんか?気が休まらないといいますか…。」
「おそらく、指導熱心な講師は別段、苦に思っていないのではないですかね。」
「おそらく…ですか?」
「ええ。私の場合、授業の前後や学院内では質問も聞かれますが、食堂では生徒からは挨拶はあっても同席すらされたことがありませんのでわかりません。」
へぇー。食堂で憧れや羨望の視線を集めながらも無自覚に過ごすラナ先生が容易に想像できてしまった。
「もしかすると、Sクラスの担任や筆頭魔法講師という肩書きに生徒が萎縮しているのかもしれませんね。」
うん、きっとそうだろう。シオンさんも私と同じ考えのようだ。
生徒からすれば雲の上のような存在というか、エリートクラスの先生だもん、下手なこと聞けないというか話したいけど、自分なんかがとか色々あるに違いない。
「ああ、きっとこのアクセサリーが多すぎるのも遠巻きにされている要因かもしれません。ゴテゴテ、ジャラジャラとした装飾品が不良講師の印象を与えているのかも。」
「えっ?不良講師ですか?!ブラム先生はアクセサリー確かに多いですけど、それは見た目だけの判断であって、言葉遣いや態度なんて物腰柔らかで丁寧ですし、一度先生と話せば間違っても不良講師とは思いませんよ。」
アーヤ、それは話してみない間は不良講師の印象はやっぱりあるって言っているような…自分も話すまではそう思っていたというのと変わりないのでは…?
言葉には出さずどうしたものかと思案するエルシオン。
「アーヤさんが私のことを気遣ってくれるお気持ちは嬉しいです。講師は好きでやっているので、心配いりませんよ。」
あまり深く追及しない方がいいと判断したエルシオンはあえて口を挟まないことにした。
そうこう話ながら歩いているうちに寮に到着した。学院の校舎から歩いて5分位の距離だろうか。不動産などでよくあるキャッチフレーズの駅から徒歩5分!みたいな近いようなそれなりに歩くような感じ。
ガラスのような正面玄関から入ると、広いエントランスホール。
入ってすぐ目が釘づけになった。
「え?!」
床が!大理石のような白のマーブル石の床と、スケルトンの透明な床が目に飛び込んできた。
透明な床下を見れば、下はなんと水?!遊覧船の船底から見える水底みたいなマリンブルー。あ、魚もいる。水中の照明とかなんなんですかここは。ホテルよりもすごい、こんなエントランスホール見たことないよ!
水の上に建物があるようには見えなかったのに。床下の水は幻視じゃないみたい。
どこからか水の流れる音がするのも気のせいではない?
キョロキョロと周囲も見渡していると、ラナ先生が説明してくれた。
「我が学院は水が豊富な土地上にありますから、水流との共存を目指してこのような建物になっているそうです。」
「水流との共存…。すごい。」
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