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本物の二人の初夜 01

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「あっ……んん……アル……」
「んぅ……ふっ……どうした?」


 くちゅくちゅとお互いの舌を絡め合っていると、ふいにルチアが俺の名を呼んだ。弱々しいが俺の胸を手で押しているので、しかたなく唇を離すと、ルチアはふうっと息を吐いた。


「アル、ちょっと苦しいわ……息ができない」
「鼻で息をするんだよ。でもちょっと激しすぎたかな。すまない。あまりにもルチアが可愛いから、興奮してしまった」
「もう……アルったら……あら? 服が……!」


 自分でも頭がおかしくなりそうなほど興奮していたせいか、俺はいつの間にかお互いの服を夢中で剥ぎ取っていたようだ。二人共、生まれたままの姿になり、抱き合っている。ルチアが慌てて柔らかな胸を隠そうとするも、その豊かな双丘は隠しきれるものじゃなかった。


「ルチア、隠さないで。私によく見せてほしい……」
「で、でも、私の胸、他の女性と比べて変じゃないかしら?」


 ルチアにとって俺のしたことが、心の傷になっているようだ。こんなに素晴らしい体なのに、本人にとっては自信がないらしく、しょんぼりとしていた。


(ああ、その辛さが消えてしまうほど、ルチアの体を愛したい!)


 俺は愛する妻の体をぎゅっと強く抱きしめ、耳元で囁いた。ルチアの体がピクリと震え、その反応に思わず口元が緩んでしまう。


「他の女性のことなんて、どうでもいい。私は愛するルチアの体を見たいんだ……」
「アル……」
「気になるなら、腕を私の首に回してごらん」


 ルチアはその言葉に頬を染め、コクンと頷いた。胸を隠していた手をゆっくりと離すと、俺の首に腕を回す。再び唇を重ね舌を差し込むと、ルチアの金色の瞳は蜂蜜のようにトロリと蕩けてしまった。


 同時に手に吸い付くような柔らかい胸を優しく揉んでいると、ふと夢の女が頭をよぎった。あの時と同じ体なのに、もう身勝手にはさわれない。ルチアに対する愛おしい気持ちは、ただ愛する妻に快感を与えることを追求しようとしていた。


 自分のことはどうでもいい。ルチアの感じるところを見つけたい。その綺麗な顔が快楽で歪み、美しい肉体がぴくぴくと跳ねる姿を見たかった。


「ん……っ! ふう……」


 胸の先端を指の腹でクリクリと動かすと、ルチアは気持ちが良いようで声が漏れ始めた。しかしどうやら声を上げるのを我慢しているようで、唇をぎゅっと結んでいる。


「ルチア、気持ち良いかい? 良かったら素直に教えてほしいんだ。感じてる声も聞きたい」
「でも、そんなこと、はしたないわ……。私のこと嫌いにならない?」
「なるわけない! むしろルチアが気持ち良くなってるのを見ると、私も同じ気持ちになるよ」
「……なら恥ずかしいけど言うわ。笑っちゃ嫌よ?」


 元々ルチアは素直で真面目だ。そこからの彼女は言われたとおり、どこが気持ち良いか素直に口にし始めた。


「あっ……! そ、それ、凄く……好き!」
「んん……、じゃあ、もっとしゃぶってあげる」


 下から上に乳房を持ち上げるように揉みながら、赤く熟れた実を口に含む。口の中で転がすように舌を動かし、勢い良く吸い上げると、ルチアの体がビクビクと跳ね俺の頭を抱え込んだ。


「あっ! はぁ……! んん……アル……!」


 その切羽詰まったルチアの嬌声に、思わず精を吐き出しそうになる。 正直に言うと、俺の下半身はルチアの裸を見た時から、痛いほど勃ち上がっていた。今だって無意識に腰をカクカクと前後に動かし、ルチアの膣内なかに入りたくて狂いそうだ。そんな俺の切ない気持ちをより刺激するように、ルチアが口を開いた。


「あぅん……、ねえ、アル。なんだか変だわ」
「どうしたんだい? 気持ち悪い?」
「違うの。アルが今、私の胸を吸ったでしょう? そしたら、私のここがきゅうっと気持ち良くなったの。私の体は他の人と違うのかしら……」


 顔を赤らめ不思議そうに指差す先は、ルチアの下腹だった。俺はゴクリと喉を鳴らし、ゆっくりと彼女の脚を摑んだ。ルチアは抵抗こそしないが、怪訝そうに俺を見ている。


「アル……? やっぱり変?」
「はぁ……、違うよ。ルチアのここが、もっと気持ち良くしてほしいって、言ってるだけだよ。私に任せて……」


 ルチアを驚かせないように、そっと体にキスをしながら、秘部に顔を近付けていく。そこはもうぐっしょりと濡れていて、俺の舌で早く舐め取って欲しいと言わんばかりに、蜜が溢れていた。


「動いちゃ駄目だよ?」
「えっ……? あぁっ!」


 秘部の割れ目に舌を差し入れ小刻みに動かすと、ルチアの太ももが逃げようと動いた。ガシリと両脚を掴み引き寄せ、飴を舐めるように下から上にベロベロと舐め上げる。気持ちが良いのかゆっくりとルチアの体の力が抜けていくのがわかった。そのまま花芯をそっと口に含み、尖らせた舌でチロチロと舐めると、ルチアの体はビクビクと震え、甘い声を上げる。


「やっ……ま、待ってくださ……ああぁ……アル、そこは……!」
「ここがいいんだね。他に気持ち良いところはある?」


 顔を上げルチアの様子を見ると、彼女は顔を手で隠し、おずおずと口を開いた。手はそのまま花芯の皮をむくように、くるくると優しく動かし続ける。


「あっ……、お、奥が、疼いて変です……」


 その言葉に思わずニヤリと笑いがこぼれる。


(愛する人を気持ち良くさせるのは、こんなに楽しいのだな。夢中になりそうだ……)


「じゃあ、舌じゃ届かないから、指を入れるよ」
「は、はい……」


 しっとりと濡れそぼった蜜壺に、ゆっくりと指を一本入れていく。俺の指はぬるぬると簡単に奥まで入り、すぐさま二本目を入れ始めた。


「あっ、ああぁ! アル! 奥が……!」


 ぐちゅぐちゅと蜜壺の中を二本の指で掻き回す。俺の指で肉壁をじゅぶじゅぶと押し広げるように抜き差しすると、夢で何度も味わったルチアの膣内なかを思い出してしまう。


(こ、これは我慢できないかもしれない。もう子種が出てしまいそうだ……!)


 俺は自分の硬くそそり勃った肉棒の根本をぎゅっと握り、なんとか精を吐き出すのをやり過ごす。それでもはぁはぁと息を荒げていると、ルチアが俺を呼び止めた。
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