上 下
89 / 169
旧校舎の幽霊

7・アンインストール

しおりを挟む
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

かわいいクリオネだって生きるために必死なの

ここもはと
ライト文芸
 保育園を卒園したばかりの6歳の大河は、ある事情で、母の実歩に連れられて古い平屋建ての借家に引っこすことになった。  借家のとなりには同じような家があり、同い年の少女、香葉来(かはら)と、母の香織が住んでいた。  両家は母子家庭で家庭環境も似ていたから、母同士はすぐなかよしになったが、香葉来は極度の人見知りだったので、大河に心を開かなかった。大河はもんもんとした気持ちだった。  ある日、香葉来の楽しげな声が聞こえてきたと思えば、彼女は知らない女の子と、きゃっきゃと遊んでいた。  その女の子は、真鈴(まりん)。借家の大家である里璃子の娘、真鈴だ。  真鈴は大河にほほえみかけた。友達になろうよ、と。  真鈴に巻きこまれるかたちだったけど、香葉来も少しずつ大河に心を開くようになった。    大河、香葉来、真鈴。3人は同じ小学校に入り、クラスも同じになった。  3人の絆は日に日に深くなっていく……。    けれど。成長していく中で、それぞれ、得意不得意、障害、コンプレックス……さまざまな個性がきわ立ちはじめ、とまどい、苦悩し、葛藤する。  それでも。3人はお互いを「特別な友達」と思い、支えあってすごしていく――が、あるとき。  3人に大きな歪みができた。  歪みは深まった。  姿を変えていき、やがて……  ――中学2年のとき。大河は……。  取り返しがつかない、ひどいいじめを犯す人間になってしまった。

★黒猫ユウレイ集会

黒杉くろん
ライト文芸
ぼくの部屋に半透明の黒猫がふわふわと浮かんでいる。ごはんをあげていた黒猫が死んだらしい。なぜか食事ができるので、一緒に食べる。──ある日、黒猫は仲間をつれてきた。奴の、というより、ぼくの仲間になるのかな? 週末に【黒猫ユウレイ集会】を開いてみんなでごはんを食べることになった。

崖っぷちレスキュー

はりもぐら
ライト文芸
今日は彼と初めてのデートだ。だけど、彼が連れて行くのはなぜか崖ばかり

猫がいた風景

篠原 皐月
ライト文芸
太郎が帰省した実家で遭遇した、生後2ヵ月の姉妹猫、ミミとハナ。 偶に顔を合わせるだけの準家族二匹と、彼のほのぼのとした交流。 小説家になろう、カクヨムからの転載作品です。

佰肆拾字のお話

紀之介
ライト文芸
「アルファポリス」への投稿は、945話で停止します。もし続きに興味がある方は、お手数ですが「ノベルアップ+」で御覧ください。m(_ _)m ---------- 140文字以内なお話。(主に会話劇) Twitterコンテンツ用に作ったお話です。 せっかく作ったのに、Twitterだと短期間で誰の目にも触れなくなってしまい 何か勿体ないので、ここに投稿しています。(^_^; 全て 独立した個別のお話なので、何処から読んで頂いても大丈夫!(笑)

魔法適性ゼロと無能認定済みのわたしですが、『可視の魔眼』で最強の魔法少女を目指します!~妹と御三家令嬢がわたしを放そうとしない件について~

白藍まこと
ファンタジー
わたし、エメ・フラヴィニー15歳はとある理由をきっかけに魔法士を目指すことに。 最高峰と謳われるアルマン魔法学園に入学しましたが、成績は何とビリ。 しかも、魔法適性ゼロで無能呼ばわりされる始末です……。 競争意識の高いクラスでは馴染めず、早々にぼっちに。 それでも負けじと努力を続け、魔力を見通す『可視の魔眼』の力も相まって徐々に皆に認められていきます。 あれ、でも気付けば女の子がわたしの周りを囲むようになっているのは気のせいですか……? ※他サイトでも掲載中です。

僕の彼女はアイツの親友

みつ光男
ライト文芸
~僕は今日も授業中に 全く椅子をずらすことができない、 居眠りしたくても 少し後ろにすら移動させてもらえないんだ~ とある新設校で退屈な1年目を過ごした ごくフツーの高校生、高村コウ。 高校2年の新学期が始まってから常に コウの近くの席にいるのは 一言も口を聞いてくれない塩対応女子の煌子 彼女がコウに近づいた真の目的とは? そしてある日の些細な出来事をきっかけに 少しずつ二人の距離が縮まるのだが 煌子の秘められた悪夢のような過去が再び幕を開けた時 二人の想いと裏腹にその距離が再び離れてゆく。 そして煌子を取り巻く二人の親友、 コウに仄かな思いを寄せる美月の想いは? 遠巻きに二人を見守る由里は果たして…どちらに? 恋愛と友情の狭間で揺れ動く 不器用な男女の恋の結末は 果たして何処へ向かうのやら?

アラサー独身の俺が義妹を預かることになった件~俺と義妹が本当の家族になるまで~

おとら@ 書籍発売中
ライト文芸
ある日、小さいながらも飲食店を経営する俺に連絡が入る。 従兄弟であり、俺の育ての親でもある兄貴から、転勤するから二人の娘を預かってくれと。 これは一度家族になることから逃げ出した男が、義妹と過ごしていくうちに、再び家族になるまでの軌跡である。

処理中です...