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第15話 ダンジョン最下層、傲慢の継承者ヒナタが猛威を振るう①
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「うぅ…………」
「やっと起きた」
目が覚めると、絶世の美少女が微笑んでいた。
海のように広く透き通ったマリンブルーのような瞳、幼い体つきに艶やかな銀色の髪が腰まで伸び、まるで女神を思わせる神秘的な容姿に一瞬、心を奪われる。
これは夢なのか。
っと思っているとすぐに日向は違和感に気づく。
後頭部から伝わる柔らかい感触、その瞬間、自分が置かれている状況に気が付き、思いっきり飛び跳ねながら、すかさず少女との距離をとる。
「ど、どうして、膝枕っ!?」
そう、僕は人生初の膝枕を体験した。
「地面が堅いか…………ら?」
「なぜ、そこで首をかしげるんだよ」
「…………変な人」
「変な人っ!?」
こんな絶世美少女に変な人って言われた。
ってこの子、閉じ込めれていた女の子じゃないか。無事に助けられてよかった。
…………んっ?
「って、なんで裸っ!?」
さらに気づいてしまった。
目の前にいる少女が真っ裸だ。
「最初っから、裸だよ」
「そんなことは聞いてない、とりあえず、これ着てっ!」
僕は上着を脱いで上からかぶせる。
ふぅ、これでよしっ!
「別に見られても恥ずかしくないのに」
「僕が恥ずかしいっ!」
隠し切れない艶やかな肌、決して大きくはないが、スラッとした胸がちらと見える絶対領域に無垢な表情で不思議そうにキョトンとしている表情はまさしく女神の微笑み。
これは、危ない匂いがする。
「…………ごめん」
「あ、いや、別に謝らなくてもいいんだよ」
僕は下にうつむきながら謝る少女に戸惑う様子を見せた。
あわあわと落ち着きがない様子の中で、少女はゆっくりと上目遣いで口を開いた。
「あの…………」
「ん?」
もじもじしながら、話しかけてくる少女に、日向は優しい笑みを浮かべながら、言葉を返した。
「名前教えてよ、私はアルス・スペル」
「え、ああ、僕は柊日向」
「そう、ヒナタって言うんだ…………ふふ」
「…………アルスこそ、変だ」
「変じゃない」
お互いに見つめ合っていると、突然、地面が大きく揺れた。
「な、なんだ?」
「んっ!?」
後ろを振り返ると、そこには…………。
『罪人、殲滅を開始する』
「もう、戻ってきたの!?」
「そういえば、ここダンジョン最下層だったな」
今の僕のステータスじゃ、まず勝てない。それに、傍らには小さい女の子だっている。
でも、逃げ道はジャイアントブレインオーガーが塞いでいるから逃げられない。
「…………ってちょっ!?」
風のごとく近づいてくるジャイアントブレインオーガーは、斧を素早く振り下ろした。僕はすかさず、アルスを両手で抱えて助走の一歩を踏み蹴り、魔物との距離をとる。
危な…………てなんか、体が軽い?
最初の一歩で、大きく距離を話したことに僕は驚いた。
体に感じる違和感。浮いているような体の軽さ、底力からみなぎる力、まるで自分の体が自分のものじゃないような感覚だ。
「どうなってるんだ…………」
今までの僕じゃ、絶対にありえない不可能な動きだ。
一度死にかけて、覚醒でもしたか?いや、今はそんなことを考えている暇なんてない。むしろ、身体能力が上がったのなら、助かる選択肢も増えて、結果オーライだ。
あとは武器でもあれば、やりようがあるんだけど、武器なんて持ってないしな。
「大丈夫、武器ならある」
「え…………」
アルスが突然、両手を重ね合わせると神々しい輝きを放つ。
『形成…………構築…………エレガス』
頭から流れるアルスの声。その声色は機械音に近く、刻み込まれるような感覚だった。
「うぅ…………こ、これは」
目の前にいた少女は姿を消し、それに代わるように一本の黒剣が地面に突き刺さっている。
『マスター、武器を…………』
感情のない冷たい声色。間違いなく、アルスの声だが、まるで別人だ。
だが。
「…………ありがたく、使わせてもらうよ」
『…………はい』
うれしそうに微笑むような声色で答えるアルス。一瞬驚いたが、そんなことは気にせず僕は、剣を握る。
「うぅっ!?」
なんだ、この感覚…………。
『スキル:傲慢を強制発動』
世界の声が響き渡る。
黒かった髪色が徐々に白く濁っていき、瞳も深紅に染まっていく。
熱い、熱い、滾るように熱い。
…………力がみなぎる。
奥底からみなぎる力、あふれ出そうな高揚感、この高ぶる感覚。
日向はゆっくりと顔上げながら、ニヤリと口角を上げる。
そして、俺は黒剣を構えて前進した。
瞬間移動したと錯覚するほどのスピードでジャイアントブレインオーガーの間合いまで詰め、大きく黒剣を振り上げる。
そこで、俺は気づく。
「お前、遅いな」
俺はこんなに早かったのか。どうして、軽々と剣をふるえているのか、疑問に思った。
だが、そんな些細なことは、高ぶる高揚感がすべてを打ち消してくれた。
俺の作戦では武器を使って敵を誘導し、隙をついて逃げることだったけど、なんだか、今の俺なら倒せる気がする。
ジャイアントブレインオーガーによける隙を与えず、黒剣を振り下ろし、胴体を真っ二つに切り裂いた。
「なんか、今、すごく調子がいいみたいだっ!今の俺なら、何でもできる気がするっ!!」
高ぶり続ける高揚感は、俺をさらに強くさせる。まるで、自分が自分じゃないみたいだが、そんなことはどうでもいい。
とにかく、戦いたい。蹂躙したい、壊したい、破壊したい。あらゆる欲求が流れ込んでくる。
『罪人は殲滅する』
『罪人は殲滅する』
『罪人は殲滅する』
『罪人は殲滅する』
次々と部屋に入ってくるジャイアントブレインオーガー。
数は4体だが、そこまで恐怖は覚えない。むしろ、歓迎する。
「いいところに来てくれたな」
『危険です、マスター。いくら、マスターでも4体同時に戦うのは』
聞こえてくる目障りな雑音。
「黙ってろ」
『申し訳ありません、マスター』
まるで、暴れまわる獣、日向は迫りくる4体のジャイアントブレインオーガーの方向を向きながら黒剣を構え、告げる。
「蹂躙だ…………」
「やっと起きた」
目が覚めると、絶世の美少女が微笑んでいた。
海のように広く透き通ったマリンブルーのような瞳、幼い体つきに艶やかな銀色の髪が腰まで伸び、まるで女神を思わせる神秘的な容姿に一瞬、心を奪われる。
これは夢なのか。
っと思っているとすぐに日向は違和感に気づく。
後頭部から伝わる柔らかい感触、その瞬間、自分が置かれている状況に気が付き、思いっきり飛び跳ねながら、すかさず少女との距離をとる。
「ど、どうして、膝枕っ!?」
そう、僕は人生初の膝枕を体験した。
「地面が堅いか…………ら?」
「なぜ、そこで首をかしげるんだよ」
「…………変な人」
「変な人っ!?」
こんな絶世美少女に変な人って言われた。
ってこの子、閉じ込めれていた女の子じゃないか。無事に助けられてよかった。
…………んっ?
「って、なんで裸っ!?」
さらに気づいてしまった。
目の前にいる少女が真っ裸だ。
「最初っから、裸だよ」
「そんなことは聞いてない、とりあえず、これ着てっ!」
僕は上着を脱いで上からかぶせる。
ふぅ、これでよしっ!
「別に見られても恥ずかしくないのに」
「僕が恥ずかしいっ!」
隠し切れない艶やかな肌、決して大きくはないが、スラッとした胸がちらと見える絶対領域に無垢な表情で不思議そうにキョトンとしている表情はまさしく女神の微笑み。
これは、危ない匂いがする。
「…………ごめん」
「あ、いや、別に謝らなくてもいいんだよ」
僕は下にうつむきながら謝る少女に戸惑う様子を見せた。
あわあわと落ち着きがない様子の中で、少女はゆっくりと上目遣いで口を開いた。
「あの…………」
「ん?」
もじもじしながら、話しかけてくる少女に、日向は優しい笑みを浮かべながら、言葉を返した。
「名前教えてよ、私はアルス・スペル」
「え、ああ、僕は柊日向」
「そう、ヒナタって言うんだ…………ふふ」
「…………アルスこそ、変だ」
「変じゃない」
お互いに見つめ合っていると、突然、地面が大きく揺れた。
「な、なんだ?」
「んっ!?」
後ろを振り返ると、そこには…………。
『罪人、殲滅を開始する』
「もう、戻ってきたの!?」
「そういえば、ここダンジョン最下層だったな」
今の僕のステータスじゃ、まず勝てない。それに、傍らには小さい女の子だっている。
でも、逃げ道はジャイアントブレインオーガーが塞いでいるから逃げられない。
「…………ってちょっ!?」
風のごとく近づいてくるジャイアントブレインオーガーは、斧を素早く振り下ろした。僕はすかさず、アルスを両手で抱えて助走の一歩を踏み蹴り、魔物との距離をとる。
危な…………てなんか、体が軽い?
最初の一歩で、大きく距離を話したことに僕は驚いた。
体に感じる違和感。浮いているような体の軽さ、底力からみなぎる力、まるで自分の体が自分のものじゃないような感覚だ。
「どうなってるんだ…………」
今までの僕じゃ、絶対にありえない不可能な動きだ。
一度死にかけて、覚醒でもしたか?いや、今はそんなことを考えている暇なんてない。むしろ、身体能力が上がったのなら、助かる選択肢も増えて、結果オーライだ。
あとは武器でもあれば、やりようがあるんだけど、武器なんて持ってないしな。
「大丈夫、武器ならある」
「え…………」
アルスが突然、両手を重ね合わせると神々しい輝きを放つ。
『形成…………構築…………エレガス』
頭から流れるアルスの声。その声色は機械音に近く、刻み込まれるような感覚だった。
「うぅ…………こ、これは」
目の前にいた少女は姿を消し、それに代わるように一本の黒剣が地面に突き刺さっている。
『マスター、武器を…………』
感情のない冷たい声色。間違いなく、アルスの声だが、まるで別人だ。
だが。
「…………ありがたく、使わせてもらうよ」
『…………はい』
うれしそうに微笑むような声色で答えるアルス。一瞬驚いたが、そんなことは気にせず僕は、剣を握る。
「うぅっ!?」
なんだ、この感覚…………。
『スキル:傲慢を強制発動』
世界の声が響き渡る。
黒かった髪色が徐々に白く濁っていき、瞳も深紅に染まっていく。
熱い、熱い、滾るように熱い。
…………力がみなぎる。
奥底からみなぎる力、あふれ出そうな高揚感、この高ぶる感覚。
日向はゆっくりと顔上げながら、ニヤリと口角を上げる。
そして、俺は黒剣を構えて前進した。
瞬間移動したと錯覚するほどのスピードでジャイアントブレインオーガーの間合いまで詰め、大きく黒剣を振り上げる。
そこで、俺は気づく。
「お前、遅いな」
俺はこんなに早かったのか。どうして、軽々と剣をふるえているのか、疑問に思った。
だが、そんな些細なことは、高ぶる高揚感がすべてを打ち消してくれた。
俺の作戦では武器を使って敵を誘導し、隙をついて逃げることだったけど、なんだか、今の俺なら倒せる気がする。
ジャイアントブレインオーガーによける隙を与えず、黒剣を振り下ろし、胴体を真っ二つに切り裂いた。
「なんか、今、すごく調子がいいみたいだっ!今の俺なら、何でもできる気がするっ!!」
高ぶり続ける高揚感は、俺をさらに強くさせる。まるで、自分が自分じゃないみたいだが、そんなことはどうでもいい。
とにかく、戦いたい。蹂躙したい、壊したい、破壊したい。あらゆる欲求が流れ込んでくる。
『罪人は殲滅する』
『罪人は殲滅する』
『罪人は殲滅する』
『罪人は殲滅する』
次々と部屋に入ってくるジャイアントブレインオーガー。
数は4体だが、そこまで恐怖は覚えない。むしろ、歓迎する。
「いいところに来てくれたな」
『危険です、マスター。いくら、マスターでも4体同時に戦うのは』
聞こえてくる目障りな雑音。
「黙ってろ」
『申し訳ありません、マスター』
まるで、暴れまわる獣、日向は迫りくる4体のジャイアントブレインオーガーの方向を向きながら黒剣を構え、告げる。
「蹂躙だ…………」
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